Nintendo Switchのインデイーズタイトルを紹介する『Nindies Showcase Spring 2019』のトップバッターとして発表された『Cuphead(カップヘッド)』が、国内外で大きな話題になっています。
本作は元々PCとXbox Oneで展開していたアクションゲームで、インディーズタイトルの中でもトップクラスに評価の高い作品であることもそうですが…
何よりマイクロソフトの支援の下で開発されていたゲームであり、それらのハードでしか遊べないと言われてたゲームですからね…本当にびっくりです。
しかも、これまで英語版しかなかったのがSwitch版を機に日本語のローカライズもされるという嬉しい対応も!
(マイクロソフト…あんたは神様かよ…。)
しかし、日本ではPCやXboxでゲームを遊ぶ人が少ないという事もあり「初めて見る!どんなゲームなの?どう面白いの?」と思われる方も多いと思います。
そこで今回はそんな疑問にお答えするような、本作の内容とその評判をまとめてご紹介していきたいと思います。
価格:1980円(ダウンロード版のみ)
プレイ人数:1~2人
オンライン:なし
暴力表現:なし
・トライ&エラー好き
・アニメーション表現が好き
・難しくても心は折れない!
・オールドスクールなゲームがやりたい
高品質アニメ&高難易度アクション!
本作の特徴は何とっても1930年代のアニメを彷彿させるレトロカートゥーン調のグラフィックです。
独特のタッチや画面のノイズ、キャラクターのモーションなど徹底的に拘った映像は見ているだけでわくわくしますね!
このようなインパクトある見た目だけでも強く興味をそそられる作品ですが、ゲームの中身もしっかり骨太なアクションゲームになっているのも大事なポイントでしょう。
本作をざくっとした表現で例えると『ロックマン』のボス戦にフィーチャーしたような作品で…
ピストルの形に構えた指から出る弾を武器に20を超える激しいボス戦が楽しめます。
どのボスもギミックのアイデアに溢れると同時にかなり手強く調整されていて、何度も倒されながらもプレイヤーが攻略法を徐々に学習して打ち勝っていく…
そんなアクションゲームのハイライトであるボスバトルの面白さを凝縮して、美味しい所だけ食べましょうという割り切ったゲームデザインが潔いですね。
見た目はかなりキャッチーですが、舐めてかかるとガッツリ痛い目に合うタイプのゲームです。
メディア評価
本作のPC版のメタスコアは 88点! と非常に高くメディアに評価され、ゲーム・オブ・ザ・イヤーなど沢山の賞を受賞しています。
以下に一部のレビューを抜粋しますが、どこのメディアもグラフィックやサウンドに関してはべた褒めなのとやりがいのある難易度に対して非常にポジティブな評価をしていますね。
一方で気になったポイントとして、難しいゲームゆえに人を選ぶという懸念や激しく動くアニメーション故に画面が見づらいといった指摘が挙げられています。
Gameing Trend 100/100まさに手書き2Dアニメーションのラブレターで当時の雰囲気に合ったサウンドトラックも素晴らしい。ボス1戦につき3分くらいで片付くが、そこへたどり着くまでに何度もトライ&エラーを繰り返すやりがいのあるゲームだ。
Giant bomb 5/5あなたが何度も頭を打ち付けるように怒りながらもゲームに打ち勝っていくことに喜びを見出す人ならまさに理想のゲームだ。信じられない程良くできたグラフィックにタイトなゲームプレイは忘れられない体験になるだろう。
Gameplanet 9.0/10.0リスク&リターンが良くできているゲームだ。優れたアートデザインや音楽、創造力豊かなボスとそのバリエーションも素晴らしい。難しいので人によってはストレスをためてしまうかも。
Polygon 8.5/10.0失敗から学ぶことでプレイヤーを成長させるゲーム。素晴らしいグラフィックに魅了されるが、その一方でダメージ判定が分かりにくいというデメリットもある。
Game Spot 8.0/10.0本作は楽しくも厳しい挑戦を与えてくれるが、画面上が煩雑になるため2人協力プレイには少し不向きだ。
ユーザー評価
本作のユーザースコアは 8.3/10.0 と数字的にはメタスコアと近い数字になっており、ユーザーの間でも高い評価を受けていますね。
Steamでも「圧倒的に好評」という事でプレイした殆どの人が高い満足感を得ているようです。
概ねグラフィックやサウンドなどはメディアと同様に大絶賛で特にこれといった不満点は見当たりません。
しかしながら、難易度の高さをある程度理解した上で購入することを勧めているレビューがかなり多いので…
アクションゲームが苦手だという人はある程度覚悟を持って挑む必要がありますね。
▼ユーザの声
- 敵の行動を見切り撃破した瞬間は脳汁が止まらない!
- アクションは苦手な人にはオススメできないなぁ
- 体力は基本的に3しかなく、回復もない硬派なゲームだ
- 理不尽さはないがマリオのようにちょっとしたミスが命取り
- バランスはかなり丁寧に調整されている気がするね
- アクション音痴でもそれを乗り越えれるだけの魅力がある
- こんなにヌルヌル動くアニメは生まれて初めて
- キャラクターがとても魅力的で好き!
- この価格帯でこのボリュームと作り込みは文句なし!
- 1ステージが2分くらいの短期集中型なのがいいね
まとめ
レトロ感漂う丁寧に作られたアニメーションとそれにベストマッチなサウンド、1戦1戦は短いボスバトルながらボリュームはしっかりあるしバリエーションも豊か…
溢れんばかりのポジティブな評価を集めている本作ですが、兎に角難しい難易度を受け入れて楽しめるのかが一つ大きなポイントになりそうですね。
私もSwitch版を購入予定していますが、携帯モードであのグラフィックが動いている姿を想像すると本当にワクワクが止まらないですね!
このゲームをやってみたい!という気持ちを持った方は…それなりに難易度に痺れる覚悟をしたうえで(笑)…是非トライしてみてはいかがでしょうか。
※Nintendo Switch版は2019年4月18日配信予定です。