評判調査!『Crosscode』高評価の理由を探る!

当ブログでは管理人自身がプレイしたNintendo Switchを中心にしたゲームのレビューを掲載していますが、それとは別にSwitchの発売予定のもので海外や他機種で先行して発売されたゲームが世の中にどのように評価されているかを調査していきます。

『5ちゃんねる』のレスをコピペする『まとめサイト』とは異なり、レビューワーのプレイ時間が分かるSteamや海外メディア&ブログのレビュー等でしっかりと中身が書かれた内容のものから「購入検討をする立場」として目ぼしい内容を選抜して要点をこちらでまとめていきます。

ゲームに興味を持ったときに色々なメディアやネットの評判を見て頭の中でどんなゲームか整理した上で購入検討する方も多いと思いますが、その代行的なイメージで当記事を参考頂ければ幸いです。

今回はその第1回という事で、先日Nintendo Switchの配信が発表されたばかりのアクション&パズルRPGの『Crosscode』(クロスコード)を調査していきましょう!

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CrossCodeとは?

本作は2015年にSteamでアーリーアクセスを開始し、2018年9月に正式リリースされた作品で、2019年にNintendo Switchでも配信予定です。

本作は何と言ってもSFC時代の後期を彷彿とさせる美しいドット絵のビジュアルが非常に印象的です。

▲Steamより出典。最高潮を極めたSFC時代後期のドット絵が現代のゲームとしてよみがえった様に見える。

ゲームの内容は見ての通り、一人用の2D見下ろし方のアクションRPGで謎解きパズルのギミックを解きながら世界を冒険するゲームで、いわゆる『2D見下ろし型ゼルダの伝説』のフォロワー的なものとなっていますね。

ゼルダの伝説神々のトライフォース2より出典。最近は2Dゼルダも3Dのポリゴンを使った表現になっている。

2Dゼルダと目立って違うと分かるのは本作では同行する仲間が存在し、共に戦ってくれるという事です。

Steamより出典。オートで仲間が動きサポートをしてくれるのは『聖剣伝説』を彷彿させる。

また、当時のSFCのスペックでは実現できなかった爽快感ある激しい戦闘アクションも特徴で、ボス戦では特にアクションとパズルを上手く織り交ぜながら指と頭を使って戦う、ある種2Dゼルダフォロワーの一つの理想形に向かっている作品とも言えます。

Steamより出典。巨大ボスをパズル的に頭を使って攻略法を探しつつ激しいアクションで立ち向かう。

アーリーアクセスという試験期間が3年という長きに渡っており、その間にユーザーのフィードバックをどこまで盛り込んで丁寧に作り込みされているか、クリアまでボリュームなども注目ポイントになりますね。

ゲームのストーリーは非常にシンプルで、VRゲーム(仮想現実)のMMOに入り込んでしまった主人公レアが失われた記憶を取り戻すことで昏睡状態から目覚め、現実への回帰を目指すという筋書きになっています。

GAMESYAKI!より出典。VRMMOなので物語の中で他のプレイヤーが入り込んで主人公レアに干渉してくる。

日本では『ソードアートオンライン』『.hack』が有名ですが、要するにMMOゲームの世界に入って抜け出せなくなったので何とかして現実に戻りましょうっていう異界転生ものですね。

▼参考動画(公式PV)

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メディアの評判

本作がゲームメディアにどのように評価されているか見ていきましょう。

元記事のリンクも併せて貼っておきますのでご興味ある方はそちらもご覧ください。(ただし、殆どは外国語で書かれた記事です)

因みに、PC版のメタスコア(メディアのレビュー点数の平均値)は85/100点の高得点となっていますので内容にかなり期待が持てそうですね!

出典元:Metacritic

■ Good Point 1
MMOのゲームルールを上手く1人用のゲームに落とし込んでいる

どのメディアも本作が「無駄にレベリングに時間を奪われる」などMMOが抱える負の部分を取り除きつつも、MMORPGにおける複数のユーザーがともに世界で生きている面白さを設定として上手く活用をしているところを高く評価しています。

▼各メディアの評判

戦闘だけでなくMMORPGの人生を疑似的に体験できる。実際のMMOと違って人間ではなくスクリプトによって組まれたCPUがキャラクターを動かしているのだが、その世界にはMMORPGを楽しんでいる人たちがたくさん溢れていることに説得力を持たせている。(DARKZERO

・主人公も含め登場する人物たちはMMOの架空世界を生きながらも、その背後には現実世界がある。その架空と現実…二つの境界線がぼやけた世界観は非常に興味深く、多くのキャラクターの個性を引き立たせている。4PLAYERS

・MMOのゲームと同様に広大なワールドマップには砂漠や草原などそれぞれのテーマが存在する。ジャンプアクションによって崖を飛び越えて自動生成の隠し宝箱を探しているうちに「レジェンダリーのアイテム」を見つけたときは何とも例え難いものを感じる。(IGNJ

■ Check Point 2
スピーディーで爽快かつ頭を使う戦闘

アクションとパズルを上手く混ぜ合わせ、激しい戦闘によって得られる快感とパズルを解くように敵を倒す解法を見つける楽しさの共存についてメディアは高く評価しています。

▼各メディアの評判

・アニメーションは素晴らしく滑らか。敵の多彩な攻撃をガードと回避でいなすアクションの純粋な楽しさだけでなく、ゲームの進行に合わせてアンロックされていく4つの属性攻撃を使ったアクションによって、プレイヤーは白熱する戦いの中でパズルを解くような快感を味わえる。IGNJ

・『ゼルダの伝説』のフォーマットに則っている作品の様だが、戦闘においてはイースの様に近距離攻撃で素早くコンボを繰り出せる。それに加えて火球を放つ遠距離攻撃も可能で、コンボに組み込んでバリエーションを持たせることができる。敵のダメージ値が大きく手ごわいので、ガードとダッシュによる回避もかなり重要。(DRAKZERO

・本作の最も注目すべきポイントは戦闘です。敵には行動のパターンがありいかにして弱点を突くかが大切になってきます。例えばバッファローの敵に対しては突進を避けて壁に突き刺さって動けなくなったところを攻撃するといったようにです。(GameStar

行動を共にする仲間は有能なAIが組み込まれているため、あなたはベビーシッターになる必要はありません。(NOOβS

・パズルとバトルが素晴らしく絡み合っている。ただ、レベルアップ速度が速すぎる。自主的な制限によって低レベルで挑むこともできるが、プレイヤーにそうさせること自体失敗の様な気もするな…。あと戦闘スキルを覚えるために用意されたスキルツリー…個人的にスキルツリーは嫌いだがこれは短いので好き。(Cogconnected

■ Check Point 3
ダンジョンのパズル要素

本作では『ゼルダの伝説』のようにパズル要素の組み込まれたダンジョンパートが用意されているという事で、そのメカニクスを評価する声もいくつものメディアが取り上げています。

▼各メディアの評判

ゲームの大部分はダンジョンの探索が占めている。最新の注意を払って、より慎重に計画を練る…そしてより複雑なパズルに挑戦していくところは非常に満足な出来。(Darkstation

・パズル要素によってダンジョンは長く感じるところもある。私には少し難しいが、過去の経験をパズルを解くヒントとして上手く組み込んでいて戦闘と同じくらい良くできている。(RPGSite

■ Check Point 4
ボリューミーかつ密度の濃いコンテンツ量

各メディアが語るクリアまでの時間は大体30~50時間…とかなり幅はありますが、サイドクエストの消化や隠しアイテムを探したりなど寄り道要素をどれだけ遊ぶかによって個人差が出て来るようですね。

どちらにせよインディーズのアクションRPGとしてはかなりのボリューム感であり、またどのメディアもそのボリュームに関して「冗長だ」「水増しをしている」といったようなネガティブな言葉は添えられていない所を見ると、しっかりとボリュームの中に楽しさが詰まっているというところが読み取れますね。

クリア後のやり込み要素についてもかなり充実していそうです。

▼各メディアの評判

・隠された宝箱、サイドクエストの進行、ときにダンジョンに何時間もこもり、街々の探索を楽しみ、美しいグラフィックに息をのみ、白熱する戦闘に夢中になるうちに、プレイタイムはあっという間に40時間を超えていた。それでも進行度は70%だ。(IGNJ

・アリーナモード、ボスラッシュ、隠しボス…クリア後も豊富なエンドコンテンツによって引き続き戦闘をしっかり堪能することができます。(NOOβS

・世界を探索して主人公に一体何があったのかを知るために忙しい40時間の冒険が始まります。そして隠された宝箱や寄り道要素を全て網羅したいならそこからあっという間に20時間は超えていきます。

 

ユーザーの評判

ゲームメディアではなく一般ユーザーの声をピックアップして、メディアが指摘していない部分やユーザーとメディアのギャップがないかを見ていきましょう。

ざっとレビューを見た所、難易度がやや高いという事と、パズルが好きかどうかで評価が分かれる部分はありますが、ゲームのクオリティについては誰もが納得する作品だと認められていますね。

▽Aさん(50時間プレイ)
ストーリー展開、魅力的なキャラクター、美しいグラフィック、爽快感のある戦闘、綿密に作りこまれた立体的なマップ…全てにおいてクオリティが高く、濃厚。難しいと思われそうなパズル部分や隠し宝箱の探索は評価が分かれるかも。

▽Bさん(50時間プレイ)
全体的に高い水準であることは間違いない。万人向けするかは微妙だが面白いゲームと行ってもいいと思う。ただ、属性システムについては強制させられるうえにデメリットが大きく、常にやられている感を味合わされるのが唯一の不満。

▽Cさん(100時間プレイ)
ゼルダに似ているけどただの模倣に終わらない本作ならではの魅力を持っている。メインストーリーはかなりボリュームがあってクリアまで直行しても30時間で、サブクエを回収し終わるまでは70時間くらいはかかる。

▽Dさん(70時間プレイ)
アイテム集めやダンジョン探索、ボス戦は基本パズルなのでこれが合わない人は最初から最後まで合わない。パズルは嫌いでなくても素早く説くのが苦手という人はパズルの難易度が調整できるので問題ない。

▽Eさん(30時間プレイ)
あそこに行くにはどうしたらいいんだろうを常に考えさせられるゲーム。ダンジョンはパズルの連続で長すぎて投げる可能性は高いと思う。クオリティが高いのは納得だけど、そこを知らずに購入するのはダメ!

▽Fさん(50時間プレイ)
謎解きの難易度が少し高いので投げそうになりましたが、いつの間にかどっぷりとこのゲームの世界にどっぷりはまってしまっていた。謎解き、アクション部分はさておきRPGは好きな人には本当にオススメしたい作品。

▽Gさん(70時間プレイ)
強化アイテムを使用すれば意外とクリアも簡単だが、使用しないとなるとボス戦が非常に難しくなる。そういう意味ではゲーマー向けの難易度のゲームだと思う。謎解きは難易度設定で変えられるので問題ない。

 

まとめ

メディア、ユーザーの評判をざっと見た限り本作のクオリティの高さについては皆口をそろえて素晴らしいと評価しており、正に折り紙付きといったところでしょう。

美しいドットのグラフィックで描かれた広大な世界と沢山のコンテンツとストーリー、爽快かつインテリジェンスが求められる戦闘…挙げだすとキリがないほどプラスのポイントが出て来る一方で致命的なマイナスポイントがほとんど見当たりません。

ただ、少し気になるのはユーザー評価の方でちらほら「少し難しい」という言葉が出ている事ですね。

インディーズのゲームをプレイする人は結構なゲーマーな人も混じっている事も多いでしょうし、その人たちから見てそういう言葉が出る…という事は爽快に単純に暴れたいという人や難しいゲームはすぐ投げてしまうという人には合わないのかもしれません。

私個人的にはこのゲームは『間違いなく買い!』って感じですね。

よっぽど2Dゼルダの新作が同じ月に発売!みたいなことがない限り(笑)…Switchに配信されたら即ダウンロードします!

 

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