『Celeste(セレステ)』 レビュー・感想 ~試練の連続に何度でも挑む!~

『Celeste』は2Dドットのアクションゲームで痺れるような高難易度と主人公の心の自己発見のストーリーが特徴の作品です。

既に配信されている海外では非常に高い評価で、メタスコア※はSwitchのゲームの中でも何とゼルダの伝説ブレスオブザワイルドとスーパーマリオオデッセイの97点に次ぐ92点!とインディーズ系では驚異的な数字を叩き出しています。

※Metacritic(メタクリティック)というWebページにて海外発売のタイトルを対象に世界中のメディアのレビューを集計した値。参考リンク:Cleleste Metascore

Steamでの評価も『圧倒的好評』でメディアだけに限らずユーザー評価もめちゃくちゃ高い…という事で管理人も5月10日の日本のe-shop配信を待ちきれず北米版をダウンロードしてプレイをしました。

日本版もいよいよ配信が始まるという事で気になっている方もいらっしゃると思いますので、本日はNintendo Switch版『Celeste』についてレビューしたいと思います。

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目指すはセレステの頂上…試練の連続を乗り越えられるか

タイトルのCelesten(セレステ)は本作の舞台となる山の名前で、主人公マデレンは心の問題を克服する為に一人でセレステの登頂を目指すというのが本作の話の流れです。

ゲーム性はオーソドックスな面クリア型2Dアクションゲームでジャンプ、ダッシュ(空中でも可)、壁に掴まる(上る)という三つの動作を使ってひたすらゴールに向かって突き進むだけの単純明快簡単操作のゲームですね。

しかし、物語の筋書き通りセレステの登頂は簡単にはいきません。

セレステは容赦なく高難易度の試練をプレイヤーに与え続けてきます。

最初はそこそこ難易度を押さえてだんだん難しくしていくなんて他のゲームには当たり前にあるような優しさは本作にはありません。

最初から最後まで難しいです!(キッパリ)

各ステージそれぞれで3桁死ぬのは普通のレベルでまさに『死にゲー』ですね。

『あ~これは流石に無理…』なんて諦めてしまいそうになるような試練がわんさか出てきますので、これから始めるという方は覚悟をしておくべきでしょう。

メッセージから察せられるゲームコンセプト

因みに、一応アシストモード(無敵、無限スタミナ、ゲームスピードを遅くする等)というアクションゲームが苦手な人のためのモードもありますが…ゲーム内にて『このゲームの難しさはゲーム体験に不可欠なものの為初見はアシストモードOFFを推奨します』とメッセージで釘を刺されます(笑)

 

何度も何度も挑戦の連続…諦めない事こそ重要

セレステの何百と待ち構える試練を乗り越えるにはアクション操作の技術以上にゴールにたどり着くまでのルートや手順を考える事が最も重要です。

それこそ何度も何度も失敗して経験を重ね行動を試行錯誤して正解を導く感覚はパズルゲーム…もっと言うと答えの手順を見つけて操作をコマンド入力『↑→ZR』みたいに指に覚えさせるのに近い感覚をゲームです。

『何度もプレイヤーが挑戦して答えを見つけ出す』という体験を損なわない為にリトライポイントも細かく設定されており、あっという間に復帰できるスピードもとても早いです。


失敗する事にリスクがなく兎に角何度も連続して同じところを繰り返せるので、ひたすら『もうちょっと!』『ここを乗り切れば行ける!』と自然と熱中させられてしまう仕組みがちゃんとできているのが素晴らしいですね。

普段アクションゲームをやらない人がやるには少しハードルが高い気もしますが、マリオやドンキーコングの様な2Dアクションゲームをやってきた人ならなら本作の何度も挑戦して数々の試練を乗り越えていく達成感や楽しさを味わえるでしょう。

 

心をテーマにしたストーリーとゲームデザインの見事な融合

ネタバレになるので多くは語れませんが主人公マデレンは心に悩みを抱えた訳アリの少女です。

雪山に少女一人で登山するわけですからね、特別な理由がないわけがありません。

マデレンは自分の心と向き合うために訪れたセレステで次々と不思議な体験をしていくのですが、それはマデレンの心の不安定さにも通じていています。

ドットで巧みに表現された幻想的な表現

例えば頭の中にある恐怖やネガティヴな思考が形となってマデレンを追いかけ逃げるシーンはおどろおどろしい風景となり得体のしれない何かに追いかけられる悪夢の様です。

本作は2Dドットで描かれた世界でありながらもマデレンの心の内情と景色、音楽を非常に上手くマッチングさせており、プレイヤーにダイレクトに彼女の心を伝えてきます。

そして何度も降りかかる試練を乗り越えた先に見たマデレンの心の開放のシーンは達成感と映像音楽の解放感が合わさって鳥肌ものでした。

2Dアクションゲームでここまで背筋がゾクゾクするぐらい心に刺さる作品は私は初めてです。

自分の手で主人公を動かし、何度も失敗を克服して苦難を乗り越えたからこそ感じられるもの…映画や小説とはまた違ったゲームならではの感動というものは何かを知りたいのであればこのゲームはピッタリです。

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ボリューム感はかなりのものでオールコンプリートは至難の業

本作はアクションゲームなのでその人の腕による部分がかなり多いと思いますが、私は寄り道せずひたすらゴールだけを目指してクリアまで8時間くらいかかりました。

このゲームは終始高難易度でコントローラー握る手についついぎゅっと力を入れてしまったり、集中力勝負みたいなゲームなので時間に対する密度が非常に濃く、それだけのプレイ時間でもかなりのボリューム感を感じさせられます。

また、ステージクリアとは別に寄り道要素や各ステージの高難易度アレンジのB面C面があったりとやり込み要素も豊富です。

ステージに配置されたイチゴは入手が難しい

やり込み要素は通常のステージクリアよりもハードルが高いのでそれらもやるとなるとかなりの時間とデスを積み重ねることになりそうですね。

私はクリアして充分満足したのでやり込みはしませんでしたが、コンプしている方のお話だと30時間くらいはかかったというお話です。

いや~この高難易度ゲームを30時間プレイとか凄いです…。

 

Celesteの総評

本作を遊んでいる最中は本当に何度も挫折しそうになりましたが、苦難を乗り越えて頂上にたどり着いたときの達成感が非常に強く感じられる作品でした。

無駄なものは何一つないしっかりと作り込まれた緻密なステージや2Dドットでありながら叙情的な表現をしっかりと音楽と映像で見せるゲームデザインはメタスコア92点を取るだけのものがあると納得の出来です。

難易度的にはかなり難しいので人を選ぶ面はありますが、根気さえあればちゃんとクリアできるように計算されて作られていますので興味のある方は是非挑戦してみて下さい。

< CELESTE 公式ホームページ >

 

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