スマブラSPの超基礎講座 第5回”ガードを理解して守り上手に”

Nintendo Switch『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』の基礎中の基礎をどうやって身に着けるか?をテーマにした記事の第5弾をお届けします。

これまでの超基礎講座では移動や攻撃に関するものを取り扱ってきましたが、今回は『守り』の話に特化していきたいと思います。

基本的なコンセプトはこれまでと同様に「ゲーム内にあるヘルプやWiki等で基礎テクニックを理解してみても、実際にゲームでは上手くできない!」といったように、スマブラを初めてとっかかりで困っている方に向けての基礎解説や練習方法の紹介として進めていきますので、よろしくお願いします。

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スマブラのガードは実は色々大変

スマブラをはじめて間もない時期は、敵をいかにして吹っ飛ばして倒すか?という点に夢中になって、ノーガードの殴り合いを無意識にしがちです。

ガードボタンなんて殆ど押してないという人も初心者の方の中では珍しくないのではないでしょうか。

そもそも他の格闘ゲームなどと比べるとスマブラのガードは癖が強いので、意識しないとなかなか使いづらいものでもあります。

例えば、多くの格闘ゲームでは相手と逆の方向にレバーを入れっぱなしがガード入力になっていますが、これは相手から後退する操作をしていれば相手の攻撃に合わせて自動でガードしてくれるというとても便利なシステムです。

ガードすること自体にリスクが少ないのもあって「とりあえずガード」という感覚で使えますし、相手の反対方向にとりあえずスティックを入れ続ければ良いので手癖の様にすぐに覚えられます。

しかしスマブラの場合、スティックを傾けているだけではガードされませんので、自分で相手の攻撃を見てボタンを押して『シールドを展開』する必要があります。

 

しかも厄介なのが、ガードをし続けるとあっという間にシールドが萎んでいき、最終的にはシールドが破裂して『ピヨる』という大きなペナルティを受けてしまう…という事です。

シールドボタンを押しっぱなしにしたりして無駄にガードしていると、いざ相手の攻撃を受けた時にシールドが割れてしまうということにもなりかねません。

シールドを出していない状態で時間経過すればシールドは元の大きさに戻っていきますのでできるだけ無駄なガード行動は避けて、いざという時に割られないようにシールドを温存して立ちまわるという事が非常に重要なっているわけですね。

このように、なかなかの癖ものなスマブラのガードですが、今回はより”実戦でガードを使いやすくするために知っておきたい知識”をご紹介していきます。

 

ガードから回避を暴発させないテクニック

スマブラのガードでまず最初に知っておきたい注意とその対処法についてお話しします。

スマブラではガード中にスティックを倒すことで緊急回避行動を行えます。

これが実は厄介で「ガード中にスティックをついつい動かしてしまって回避が暴発してしまった!」という経験をしている方は多いのではないでしょうか?

しかし、この暴発については解決する方法があります。

方法は至ってシンプルで、シールドボタンを二つ以上同時押しをするだけです。(デフォルトのキーコンフィグだとZL/ZRがシールドボタンです。)

これならスティックを倒しても回避行動に化けませんのでガッチリガードに専念できます。

回避を頭に入れながらガードする場合は1ボタンで、ここはテコでも動かないぞ!という時は2ボタン同時押し…と使い分けるのがオススメです。

 

ステップの途中でガードはできない

スティックを素早く倒すことで出せる『ステップ』は素早く移動できるため使用頻度の高いアクションですが、気を付けなくてはならないのはステップ開始から終了まではガードができないという事です。

無暗矢鱈にステップをしていると、ステップ動作中に飛び道具が飛んできて、ガードできずに当たってしまうというというリスクも常に意識する必要があります。

ファイターのステップの距離や開始からガードが発生するまでの感覚をトレーニングモードで確認してみるのも良いでしょう。

因みに、ダッシュ中の場合はガードを挿し込んで急ストップすることができます。(通称ダッシュガード)

ただ、これについてもダッシュし始めの分(ステップと同じ移動距離)はガードが受け付けられないので注意が必要です。

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ジャストシールドを狙ってガードの癖を掴む

実戦で積極的にガードを使って戦うというのは手っ取り早い練習法ですが、その前にトレーニングモードでガードの癖を感覚的に掴むのをオススメします。

まずはトレーニングモードで飛び道具をガードで受けてみましょう。

相手は飛び道具を持っているファイターなら誰でも良いですが、フォックスのように速いものはタイミングが難しいですし、サムスの様にタメるものは一撃が重すぎてシールドがすぐ破壊されるので、マリオ辺りがオススメです。

次に+ボタンでメニューを開いてCPの動きを『通常必殺技』に設定します。

この設定にすることで相手がひたすら通常技(ニュートラルB技)を繰り出し続けるので、相手が出してきた飛び道具を直前でシールドボタンを押してガードします。

しかし、ただ単にガードするだけでは簡単すぎるのでできるだけ『ジャストシールド』を狙ってみましょう。

ジャストシールドは”攻撃がシールドに当たった瞬間にシールドボタンを離す”と発動します。(成功するとファイターが点滅して青いエフェクトと『ブシィイッ!!』という音が出ます。)

タイミングがかなりシビアなので百発百中はまず諦めて、10回に1回は出せるくらいをとりあえず目指してみましょう。

感覚的には当たる瞬間にシールドをすぐ離すという感じです。

この練習は、ジャストシールドの成功率を上げるよりも、無駄にシールドを出しっぱなしにしない癖をつけるという事が一番の目的ですので「ジャストシールドが全然成功しないよ…」と悲観しなくても大丈夫です。

そもそもスマブラ上級者、プロ達も本作のジャストシールドは難しい!って言ってますからね(笑)

 

シールドを解除する際の後隙を理解しておく

ファイターはシールドを解除した際に少しだけ隙が発生します。(通称:後隙)

この後隙が前作よりも長くなったことでガードが弱くなったと言われおりますが、これまでのスマブラや他の格闘ゲームと同じ感覚でガードしていると後隙に攻撃を食らってしまうので要注意です。

ジャストシールドが成功した場合は、後隙が短縮され反撃を挿し込める可能性が高くなりますが、ジャストシールドは狙ってなかなか成功できるものではないので、それありきで考えるのも難しいです。

ですので、通常のガードの場合はよほど相手が隙の大きい攻撃でなければ、ガードを解除し終えてから反撃を挿し込むのはかなり難しいと考えた方が良いですね。

無理をして反撃をせず、後ろにスティックを倒して回避で一旦距離を取るなどしましょう。

とりあえずこのことだけを今回は理解していただければ十分ですが、もしまだ知識を詰め込める余裕があるのであれば、以下にガードの後隙をキャンセルできる方法(通称:シールドキャンセル)をご紹介しますので、是非そのアクションを活用してみてください。

▼掴みによるキャンセル
長所:発生が最速なので相手の攻撃に割り込める可能性は高い。
短所:リーチが短いので離れた相手に届かない。

▼ジャンプによるキャンセル
長所:ジャンプの発生が速いうえに相手の横方向の攻撃を避けられる。
短所:読まれたら対空攻撃等で一方的に狙われる可能性がある。

▼上スマッシュ/上必殺技によるキャンセル
長所:掴みよりもリーチが長く当てやすい。
短所:外したら相手の反撃を食らう可能性大。

 

まとめ

・敵に割られないように無駄にシールドを展開しない

・ガード→回避の暴発はシールドボタン同時押しで防げる

・ジャストシールドを練習しつつ、シールド展開しっぱししない癖をつける

・ガードの後隙を意識する(可能ならキャンセル行動も覚える)

今回の記事は以上になりますが、下記にこれまでの次回記事及びバックナンバーのリンクを貼っておきますので、ご興味ある方はご覧ください。

最後までご一読いただきありがとうございました。

▼バックナンバー
スマブラSPの超基礎講座”スティック操作の調整を覚えよう!”
スマブラSPの超基礎講座 第2回”体の向きについて考える!”
スマブラSPの超基礎講座 第3回”小ジャンプを感覚だけでなく理屈で覚えよう!”
スマブラSPの超基礎講座 第4回”投げの活用で揺さぶり名人に!”

▼次回記事

スマブラSPの超基礎講座 第6回”マイキャラ選びの基準 前編”

 

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