Nintendo Switch『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』の基礎中の基礎をどうやって身に着けるか?をテーマにした記事の第4弾をお届けします。
今回は特にスマブラの攻撃アクションの中でも重要度が高い『投げ』についてをテーマに取り扱っていきます。
基本的なコンセプトはこれまでと同様に「ゲーム内にあるヘルプやWiki等で基礎テクニックを理解してみても、実際にゲームでは上手くできない!」といったようにとっかかりで困っている方に向けての基礎解説や練習方法の紹介として進めていきますので、よろしくお願いします。
スマブラは敵を吹き飛ばすゲーム!という事で「スマッシュや必殺技をいかにして当てるか」をついつい考えがちですが、そういったスキの大きな攻撃を中心に立ち回りを組み立ててもなかなか安定しなかったりします。
ある程度相手が強くなってくると弱攻撃や強攻撃で攻めてもガードをしっかり固められていて攻撃が通らないケースが多々増えていきますしね。
そこで有効になってくるのが『投げ』です。
投げのアクションは”相手のガードを崩せるだけでなく、アクションの発生が早く相手が反応しづらい”という大きなメリットがあります。
投げを使ってこない相手には兎に角ガードをしっかり固めておけばよいので戦いやすいですが、投げを巧みに使ってくる相手の場合はそうはいきません。
相手に「ガードをするかどうかを常に迷わせる」という揺さぶりをかける意味でも投げは非常に効果的な攻撃手段なので是非これを機に活用していきましょう。
ガードを崩せる、発生が速いというメリットの一方で投げには「リーチが短く当てにくい」というデメリットがあります。
これだけ近づいても…
届きません…。
感覚としては密着に近い距離でないとこのように空振りになりやすいので、敵の攻撃をガードしてその反撃に投げるなど、受け身な使い方に限定されている方や自分から積極的に使わないようにしてしまっている方も多いのではないでしょうか。
そこで私が一つ、自分から攻める投げの方法としてオススメしたいのが、離れた場所からのダッシュ(もしくはステップ)と絡めた投げの連携です。
やり方は至って簡単で、一言で言えば「ダッシュで近づいて投げる」という方法です。
まずは相手との距離をダッシュで詰めていきます。
しかし、ダッシュで相手に近づいたところで止まると…
このように走った勢いが慣性として残るため、少しグッと踏ん張るような硬直が発生します。
これは相手にとっての攻撃チャンスなのでかなり危険です。
ですので、ダッシュで走って相手の近くまで来たら…
ガードボタンを押しましょう!
スティックをニュートラルにして止まるよりも瞬間的にピタッ!と止まるはずです。
これはいわゆるダッシュガードと呼ばれるテクニックで、ダッシュを止める時に発生する硬直をガードでキャンセル(短縮)する方法です。
(このキャンセルは今回の投げに限らず色んな場面で使えるテクニックです。)
そして相手との距離が十分な近さであれば、ガードボタンを押したままAを押せば…相手を掴んで
好きな方向にスティックを傾けて投げ飛ばします!
ダッシュ→ガード→Aで掴んで→方向スティックで投げる
この流れを連続で行うことで離れた相手にも距離を詰めて掴みかかることができます。
因みに…ダッシュからそのまま投げも繋げることができますが…
リーチが短く、当てるのが難しいです。
ダッシュガードを挟めば万が一距離が足りない場合は弱攻撃に替えてみたり、ジャンプや後ろ回避など選択肢が沢山あるので、投げの間合いに慣れるまではダッシュガードを使って距離を詰めて投げる方法をオススメします。
投げは発生の速さに反して空振りをした時のスキがかなり大きいです。
しっかりと手が届く距離に詰めれていないのなら、無理に投げに固執せずに別の攻撃や後方回避で距離を取り直したりするのも重要です。
特にロックマンのような飛び道具を中心に使ってくるキャラは近づかせないようにけん制をしてくることが多いので、真正面からは近づかず相手の背後を取って投げる等工夫が必要になります。
「投げを狙っている」という事を相手に植え付けてガードを緩くさせるだけでも効果はあるので、対人戦では投げを当てること以上に「ガードばっかりしてると投げちゃうよ」という心理的な揺さぶりを掛けるのを目的に使ってみるのも面白いと思います。
・相手にガード一辺倒で楽をさせないように投げも使いましょう
・距離を詰めて投げを狙う場合ダッシュガードを絡めるのがオススメ
・無理に投げを当てる事に固執せず、相手に投げをちらつかせるだけでも効果あり
今回の記事は以上になりますが、下記にこれまでのバックナンバーのリンクを貼っておきますので、ご興味ある方はご覧ください。
最後までご一読いただきありがとうございました。
▼バックナンバー
スマブラSPの超基礎講座”スティック操作の調整を覚えよう!”
スマブラSPの超基礎講座 第2回”体の向きについて考える!”
スマブラSPの超基礎講座 第3回”小ジャンプを感覚だけでなく理屈で覚えよう!”
▼次回記事