Diablo3(ディアブロ3)Switch版 高評価レビュー/感想 ”抜けられない地獄の沼、再び!”

アクティビジョンブリザードよりNintendo Switch向けに発売された『Diablo3 Eternal Collection』は他機種(PS4/Xbox)で発売されたバージョンに拡張DLCやSwitch独自のコンテンツを盛り込んだ正に決定版ともいえる作品です。

元々中毒性の高いゲームとして世界中のゲームファンを虜にしてきた本作で評価の高さは折り紙付きで内容自体を語るのは今更というところがありますが、携帯できるハードSwitchでディアブロを遊ぶということでどんな化学反応を起こすのか?というところを気にされている方も多いのではないでしょうか。

私も既に他機種(PS3/PS4)でディアブロ3を何百時間と遊んできたのでゲーム自体の魅力は十分知っているつもりだったのですが、今回海外版のSwitch版をひと月ほど触って分かったのは…

”Switchの携帯モードと組み合わさることによって、止められない沼にユーザーを嵌め落す地獄のようなゲームへと進化している!”

…という事で、ハクスラにハマりたい人には激推したい作品となっています。

具体的な内容はこれからお話していきますが、PS4→Switchで遊んでみて不満点はないのか?等他機種から移行する人も気になるポイントも踏まえて今回はレビューしていきたいと思います。

なお、ゲームの概要やどのあたりが面白いのか魅力をご紹介した記事(以下リンク先)がありますので宜しければそちらも併せてご一読ください。

キングオブハクスラの『Diablo3』がSwitchに到来!その魅力を解説!

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高い中毒性 x 快適なハード = 地獄の沼

ディアブロ3はハクスラと呼ばれるいわゆるお宝さがしで何度もダンジョンを潜るジャンルの代名詞といえるゲームで、兎に角終わりの見えない延々と最高のアイテムやビルドを追い求め遊べる中毒性の高さは折り紙付きの作品です。

最初にPC版が発売してから何度も拡張やアップデートを重ねた結果コンテンツもかなり増大していて、Switch版はそれらをいきなりぶち込んだ状態の底なし沼の様なボリュームで年単位で遊べるゲームになっています。

▲スキルや装備の組み合わせを試行錯誤や新しいスキルとアイテムを手に入れる度に戦略が広がっていくハクスラの面白さややりこみが濃縮されているディアブロ3。

それだけディアブロ3はやりこめるゲームなのが今までは災いしてモニターの前で座り続けてぐったり疲れてしまったり、ゲームを始めるにしても「熱中し出すと時間経っちゃうから…今日はやめておこうかな」なんてブレーキがかかったりすることがあったわけですが…好きな場所で気軽に遊べるSwitchではそのストレスをかなり緩和しているわけですから…もはや鬼に金棒状態ですね!

大画面で遊んでいてちょっと疲れたなと思えばリビングのソファでコーヒーを飲みながらリラックスした姿勢で続きを楽しんだり、寝る前にベッドの中で遊ぶ…といったような、Switchのどこでも遊べるフレキシブルなスタイルがディアブロ3をプレイヤーにとって更に身近な存在にし、やめられない中毒性をかなり高めていますね。

因みにスマホのソシャゲのような課金要素は一切ないので廃課金者に陥ることはありませんが、世界中のプレイヤーでキャラを育てるのを競い合うシーズンなどもあってやりだすと延々と遊んでしまう傾向があるので、ゲームプレイ時間的な廃人にならないように節度を持ってプレイする自制心が求められます。

▲各シーズン一定期間の間にキャラクターを育て、与えられた特定の条件をクリアすると報酬がもらえる。オンラインのランキングもあり遊び続けるモチベーションになっている。

私は既にディアブロ3を何度も遊んできましたし他のゲームも色々並行して遊んでいるのもあって節度を持って遊んでいますが、初めてディアブロデビューした友人が海外eShopでダウンロードして以降モリモリとプレイ時間が伸びているのをみて改めてその恐ろしさを実感していますね(笑)

ですので、ゲームに熱中しすぎて生活が崩れたことがある人は”Switchとディアブロ3の組み合わせは抜けられない地獄の沼”という事を念頭に置いてプレイを検討してください。

 

他機種とそん色ない品質で快適に遊べる

PS4等他機種版を遊んでいる人にとって気になるのはSwitchの移植のデキってどうなの?というところだと思いますが、私個人的な感覚では「ほぼほぼPS4版と同じような感覚で遊べる」という印象です。

Switchの性能がPS4に大きく劣るところから敵に表示数やフレームレートの乱れなどでかなり目を瞑る部分があるのではないかなと思っていたのですが、驚く事にその辺りの際立った違いを感じることはありませんでした。

▲わらわらと押し寄せてくる敵をなぎ倒す感覚はSwitch版でも十分に楽しめる。

フレームレートも60fpsでヌルヌル安定していて、オンライン多人数プレイも快適ですしね。

細かくモニターを並べてスロー再生等で分析すれば違いは見つかるかもしれませんが、普通に遊んでいる分にはTVモードでちょこっとだけ下がっている解像度くらいしか違いを実感することができません。

PS3で遊んでいて新たにSwitch版で遊びなおそうという場合であれば、敵の数の多さや動作の快適性が大きく上がっていますのでより向上した体験を実感できると思います。

 

Switchの独自コンテンツはあくまでおまけ

Switch版だけのオリジナル追加コンテンツについて少しお話していきたいと思いますが、率直に言ってしまうとSwitchの独自コンテンツを理由にディアブロ3を買った方が良い!というまでの大きなメリットはありません。

ゼルダの伝説のガノンドロフのコスチュームにしても好きな装備にガノンドロフのガワを付けれるだけのものですし、ペットのコッコにしても特段ゲーム性を豊かにするものでもありません。

▲拠点にいる職人にお金を払ってガノンドロフの見た目へと変更できる

しかもガノンドロフの外見にしたければ各装備ごとに毎回5万というお高いお金を払わないといけないので、装備を頻繁にコロコロ変えるうちはなかなか実装させるのにも気が引けます。

また、Switch版のオリジナル要素としてAmiiboを読み込んでレアモンスターを召喚できるのですが、1日1回という制限もあって遊んでいるうちにめんどくさくなってやらなくなりました。

▲Amiiboで召喚できるレアモンスターはキャラのレベルに合わせて出てくる模様。

毒々しいパックンフラワーやおどろおどろしいクッパがボスとして出てくるオリジナルダンジョンとかあれば任天堂のゲームファンにもオススメしたいところですが、あくまでディブロ3を遊びたいという前提で購入する人にサービスとして付いてくる”おまけ”という感覚で考えて頂くのが良いでしょう。

 

まとめ

・Switchとの組み合わせは超快適!最高!なので中毒にならないように注意!

・他機種から移行した人でも違和感なく楽しめる!

・Switchの独自コンテンツはおまけなので過度な期待はしないのをオススメ

ディアブロ3は散々遊んだゲームなので今更やり直すのはどうなんだろうと思っていた節も正直あったのですが、Switchとの相性の良さによって改めてこのゲームの面白さや魅力を引き出されたと同時に初めてSwitch版でディアブロ3を遊ぶ人がとても羨ましく感じます。(Switch版で最初に遊んでいたらきっと狂ったようにドハマりしていたでしょう)

このゲームはとことんコツコツやり込めるゲームなので多くの日本人の国民性にも合っていると思いますし、是非手軽に楽しめるようになったSwitch版でいろんな方に遊んで頂きたい作品です。

ディアブロ3のSwitch版はディアブロシリーズやハクスラ入門するには最高の環境なので気になっている方は是非これを機会にはじめて見てはいかがでしょうか。

 

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