マーベルファンを虜にする!『Marvel Ultimate Alliance 3: The Black Order』レビュー・感想・評価

こんにちは、管理人のにぃどです。

私は『スパイダーマン』や『アヴェンジャーズ』等に代表されるマーベル映画が好きで、かれこれ20作以上の作品を視聴しています。

過去には格闘ゲーム『マーベルVSカプコン』をはじめとしたマーベル版権物ゲームもいくつかプレイをしていて、映像&ゲームの両方で親しんでいるいちマーベルファンだったりします。

そんな私が今回レビューするのが『Marvel Ultimate Alliance 3: The Black Order(マーベルアルティメットアライアンス3:ブラックオーダー)』です。

本作は、何と言ってもマーベルの多数のヒーローやヴィラン(悪役)が集結して戦う夢のアクションゲーム!

マーベルのキャラゲーとしての印象は、率直に言って最高です!

今すでにマーベルが好きな人、マーベルに興味があってこれから色んな作品を積極的に触れたいと思っている人には「買いのゲーム」として、かなりオススメできるゲームですね。

しかし、逆にマーベルに興味がない人にはどうかというと、正直言ってあまりオススメはできません。

つまらないというわけではないのですが、純粋にゲームの良さを求めるなら他に適したものがある、そんな印象が少なからずありますからね。

今回はマーベルファンにはなぜ強くオススメできるのか、そうでない人にはなぜオススメしないなのかという部分を掘り下げるために、3つのポイントを軸にお話していきたいと思います。

・マーベルファンの心を満たすポイント

・純粋なゲームの内容と評価

・マーベルファン以外の人にオススメしにくい理由

さて、前置きはこのぐらいにしておいて、早速レビューしていきましょう。

基本情報機種:Switch
価格:7,538円
メーカー:任天堂/コーエーテクモ
ジャンル:アクションRPG
プレイ人数:1~4人
オンライン:あり
暴力表現:なし
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マーベルファンの心を満たすゲーム

これまで色んなキャラゲーを遊んできましたが、本作ほどファンのニーズをがっちり掴んでいるようなものはかなり珍しいと思います。

例えば、この手のキャラゲーでは次回作を意識して参戦作品を出し渋ったりすることも多いのですが、本作においてはそういった気配が全く感じられないんですよね。

今求められているマーベルヒーローを全部ぶち込んで、納得してもらえるようなものにしよう。

そんな潔さを持って作られたゲームが、原作ファンにとって悪いものになるわけがありません。

ヒーローやヴィランに対する愛やリスペクトもしっかり込められていますので、マーベルファンにとって本当にたまらないゲームになっていますね。

マーベルゲーム史上最高のヒーローラインナップ

本作では、公表されている32体に加えて隠しの2体を含む、計34体のマーベールヒーローが登場します。

こうしてメンバーの顔触れを見てみますと、スパイダーマンなどの人気ヒーローをしっかり押さえているのは勿論のこと、マニアックなヒーローまでカバーしている所は非常に好感が持てますね。

設定や見た目はコミック準拠ではありますが、映画化・ドラマ化された作品を中心に参戦ヒーローを選んでいるのも、時代やニーズに合っていて素晴らしいです。

低迷していたマーベルをこの10年程で復活&大躍進させたのは、映画やドラマなどの映像作品ですからね。

今のマーベルファンが何を求めているかを理解した上で、できる限りのベストを目指した感がしっかり伝わってきます。

しかも、嬉しいことに発売後のアップデートによって更にヒーローは増えていきます。

2019年秋からは以下3種の有料DLCが配信され、各作品からそれぞれ4体ずつヒーローが参戦。

  • 『Marvel Knights(マーベルナイツ)』
  • 『Fantastic 4(ファンタスティックフォー)』
  • 『X-MEN(エックスメン)』

今年Netfrixのドラマが完結したばかりのパニッシャー。

ディズニーが権利を獲得し、映画製作している事が発表されたばかりのブレイド、ファンタスティック・フォー、X-MEN。

そんな今ホットなマーベル作品をDLCに持ってくるという名采配っぷり!

いや~私も発売日時点で我慢できず、嬉ションしながらDLC買っちゃいましたね(笑)

そして更には、2019年8月末には『X-MEN』のヒーローである、サイクロップスとコロッサスが無料アップデートで追加予定です。

この二人はストーリー中に共闘することはできるのですが、プレイアブルとして仲間にはならないんですよね。

特にサイクロップスはX-MENでウルヴァリンに並ぶ主要キャラ。

これだけ面子を揃えていながらサイクロップスが使えないのは残念過ぎますから、発売日から時間が空くとはいえかなりホッとしましたね。

しかし、これで現時点では「少なくとも48体のヒーローが最終的にはプレイヤーが操作できるようになる」という事が判明しているわけですね。

ヴィラン側のキャラを使わせてくれとか、ウィンターソルジャーを使いたいとか、人によっては細かな要望もあるにはありますが…

人選的には、ほぼ100点をあげたいです!

ここまでしっかりヒーローを収録してくれたらもはや文句はありません。

アクション操作するものに限って言えば、マーベルゲーム史上最高の面子と言っても過言ではないでしょうか。

これだけツボを押さえたヒーローが揃っていて、更にもっと欲しいという人は完全に欲しがりさんです(笑)

ヒーローの再現とアレンジの絶妙な加減

本作のヒーロー達は、歩き方一つをとっても「らしさ」に満ち溢れています。

キャプテンアメリカがマッスルポージングな姿勢でズンズン歩いたり、アイアンマンがスーっとホバーしながら宙に浮いて進んだり。

どのヒーローの動きを見ていても「そうそう!こんな感じだよね!」としっくりきます。

過去発売されたマーベルゲームと比較しても、本作の一体一体の動きの拘りっぷりは抜きんでている印象ですね。

相当映画やアニメなどを見てヒーローの動きを研究した上で拘って作られたという事が触っていて実感できます。

一方でキャラクターデザインに関しては、コミック版をベースにしつつ現代風(あるいは映画風)にアレンジしているというのがまた素晴らしいですね。

普通、版権物のゲームに関してはキャラデザインをできるだけ原作に似せることが最重要視されますが、マーベルヒーローに限ってはそれに当てはまらないんです。

なぜなら、原作(コミック)の時点でキャラクターデザインがコロコロかわっていますからね(笑)

アイアンマンを例に見ると凄く分かりやすいのですが、実はマーベルヒーローと言うのは時代が進むにつれてどんどん姿を変えています。

出典元:Amazon

昔のアイアンマンはこんな感じで、滅茶苦茶モッサいです(苦笑)

逆に最近リブートされたアイアンマンは、物凄くスタイリッシュでカッコ良くなっています。

このようにコミックだけでも作品によって見た目が変わりますし、映画ともなるとデザインどころか設定までも大きく弄っています。

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もう、何が正しいのか正直分からない(笑)

ただ、これだけキャラクターデザインを弄ってきたのだから何でもOK!というわけではなくて、中には受け入れがたいものもあります。

例えば、記憶に新しいのが2019年のE3で発表されたスクエニのアベンジャーズ。

以前よりアベンジャーズのゲームをスクエニが作っているという話が出ていて、私は非常に心待ちにしていたわけですが、このキャラクターデザインを見た瞬間にどん底に落としましたね。

特殊部隊の格好をして前線にしゃしゃり出てきたおじさん上司にしか見えないキャプテンアメリカ(真ん中)

子供が二人ぐらいいそうな生活感あるブラックウィドウ(左から二番目)

どう見てもアメリカの中年のコスプレです(白目)

特に後者は、映画版アベンジャーズで演じたスカーレットヨハンソンのイメージが強いだけに、ショックがデカかったですね。

シネマトゥデイより出典。実写風ならせめて雰囲気だけでもこの二人に寄せて欲しい。

いくら映像がリアルで凄かろうが、やはりキャラクターイメージをぶっ壊すものは受け入れがたいものです…。

こんなの○○じゃない!なんて保守的な言葉は使いたくありませんが、もはやそれしか頭に思い浮かばなくなっていて、なんだか切ない気持ちになってしまいますね。

こういった事例と比べて見ると、改めて本作のキャラクターデザインのアレンジやモデリングがいかに上手くやっているかというのを実感します。

イメージをしっかり守りながらも、現代的に変えるべきところはしっかり変える。

これがちゃんとできているキャラゲーって実はそんなにないですからね。

因みに、女性ヒーローに関しては、開発コーエーテクモの強みを存分に生かして、セクシーにアレンジされています。

海の向こうのマーベルオタ諸兄も「Wooo~!ジャパニーズアレンジ!アメイジング!」と喜んでいるのではないでしょうか(笑)

コーエーテクモゲームス万歳!

ヒーローの個性をゲームにしっかり落とし込んでいる

キャラゲーというのは実に厄介なもので、ただキャラクターを収録してればいいっていうわけでもないんですよね。

原作で提示された個性をゲーム内でもちゃんと表現して初めて、そのキャラクターをゲームに参戦させたという事が認められるわけです。

ガワを変えてパラメーターを少し弄ったようなキャラクターを沢山いれて水増ししたり、どのキャラクターも結局やる事が一緒ではあかんと。

その点本作は、ヒーロー1体1体の個性を非常に良くゲームに落とし込んでいる印象を受けますね。

例えば、キャプテンアメリカにしても、原作通り盾を使って相手の攻撃を受け止めたり、盾をブーメランのように投げるといった行動ができます。

「アベンジャーズ!アッセンブル!」と周りを鼓舞して能力を上げる技も持っていたり、らしさが非常に分かりやすくゲームに落とし込まれていてニヤリとさせられますね。

また、一見役割が被りそうなヒーロー達に対しても、それぞれ明確に使用感・特徴の違いを持たせて上手く差別化を図っています。

ドクターストレンジ、スカーレットウィッチ、クリスタル、ストーム。

この4人はいわゆる魔法使い的なポジションで、遠距離から竜巻やら炎やらで蹴散らすタイプなんですが、実はやれることが違うんですよね。

ドクターストレンジは強力な範囲攻撃を持っているけれど、敵と離れすぎると戦いにくい。

スカーレットウィッチは遠距離から高火力な攻撃を繰り出せれるけど、他のキャラとの協力技の選択肢が少ない。

このようにそれぞれのヒーローに個性と長所短所が設けられているお陰で、キャラゲーとしてのモチベーションも長く保たれます。

あのヒーローも育てたいし、このヒーローも育てたい!

そんな目移りしてしまうような贅沢さを味わえるという、この手のお祭系のキャラゲーならではの良さがしっかり楽しめますね。

ヒーロー並みに作りこまれたヴィラン

ここまでいかに本作がヒーロー達に力を入れているのかについて語ってきましたが、本作がヤバいのはヴィラン側も相当に力をれたゲームであるという事です。

最恐最悪のヴィランであるサノスと、サノスが率いるブラックオーダーと呼ばれる5人衆をメインに据えておきながらも、その他にも映画などでメインとして扱われるような悪役がバンバン登場します。

ヒーローがオールスターなら、ヴィランもオールスター。

お陰様で私も「うぉおお!今度は〇〇が来たぁああ!」なんて終始興奮しながら、クリアまで物凄いモチベーションで走り切る事ができましたね(笑)

しかもボス戦それぞれに固有のギミックやら特色がしっかりあって、誰一人として似たような戦いになる事はありません。

新しいボスが出てくるたびに、どんな戦いのなるのか、どんな攻撃を繰り出してくるのかワクワクします。

 

純粋なゲーム部分の評価

私は本作が大好きですが、もし仮にこれがマーベルのゲームでなかったのなら、大きく印象が変わっていたと思います。

端的に申し上げますと、本作は純粋にゲームとして見たときに粗削りで好き嫌いが分かれる、そんな印象があるんですよね。

できるだけ長く遊べるようにできていたり、お祭的にド派手に遊べるなど光る部分も沢山ありますが、これは受け入れられない人も多いだろうなという部分もあります。

ですので、純粋にゲームの面白さに期待して購入しようと思っている方は特に、これからご紹介するゲーム内容について自分に合いそうかどうか、吟味した上でどうか判断されることをオススメします。

無双とは全く異なるゲーム性

本作のPV等を見て「マーベル版の無双みたいなゲーム?」という印象を持った方は多いのではないでしょうか。

沢山の敵を少人数のヒーローがなぎ倒す構図もそうですが、コーエーテクモゲームスが開発しているという所もあって、どうしても無双を連想させられますよね。

本作と同じ開発チーム(チームニンジャ)が制作した「ファイアーエムブレム無双」。

しかし、実際に本作をプレイしてみると 無双とは全く異なるゲーム であるという事がすぐにわかります。

分かりやすいところで言うと、無双は爽快感重視という事で無抵抗の敵を、ボタン連打でなぎ倒せるようになっています。

しかし、本作はその全く逆。

雑魚敵ですら積極的に攻撃を繰り出してくるので、無双感覚で挑むとあっという間にゲームオーバーになってしまいます。

敵の攻撃は当たればダメージもデカいので、必死にガードしたり避けたり、相手を意識して動き回る必要があるゲームなんですよね。

特にボス戦はそれが顕著で、繰り出してくる強力な攻撃を見極めて回避するスキルが求められます。

ボスの動きは予備動作が分かりやすくしていたり、あらかじめ攻撃する範囲が分かるようになっていたりと、特に攻防の見極めというのを非常に重視している、そんな印象を受けますね。

ヒット&アウェイでヒリヒリしながら戦うという点で言えば、無双と言うよりもダークソウルやモンスターハンターの方がむしろ感覚的には近いのではないでしょうか。

ド派手で大乱闘な戦闘

本作は、4人のヒーローによるチームプレイをゲームの攻略の核としています。

1人プレイの時は十字キーを押して、自由にいつでも操作する切り替えるが可能です。

マルチプレイの場合、それぞれのプレイヤーが各ヒーローを担当して動かすという事になります。

面白いのが、ただ単純にその場所で戦いを4人のヒーローで共有するというだけでなく、他のヒーローが繰り出したアビリティに自分のアビリティを掛け合わせることで、合体技のような効果が発動するという事です。

例えば、キャプテンアメリカが盾を構えるところに、他のヒーローのビームを当てることでビームが拡散し周囲の敵にダメージを与えることができます。

ストームが起こした竜巻に、スターロードが火炎放射器を放って、炎の竜巻で敵を焼き尽くすなんてことも。

こう言ったアビリティ同士の掛け合わせを「シナジー」と呼びます。

シナジーはマルチでプレイヤー同士でアビリティを出し合って掛け合わせるだけでなく、1人で遊んでいるときはZR+XYABボタンを押すことで発動することができます。

ヒーロー単体のアビリティよりもさらにダメージが高いという事もあって、シナジーは攻略において非常に重要なんですよね。

色んな組み合わせがあるので、ヒーローを組み替えて自分の使いやすいシナジーを見つけるのも一つの楽しみだったり増します。

このように合体技を生かして攻略するゲームというのは、なかなか珍しいユニークなシステムではないでしょうか。

ド派手にヒーロー同士の技がぶつかり合って、敵をガシガシ倒していくのを見てるとかなり気持ちが良いですしね。

ただ、画面上にド派手にエフェクトが飛び散るせいか、時折何をやっているのか訳が分からなくなる時があります(苦笑)

カメラワークが良くない&敵味方が入り乱れるという事も合わさって、視認性の悪さが気になるという人もいるでしょう。

ハクスラ的な反復プレイも楽しめる

本作には「ISO-8」というヒーローを強化するクリスタルが存在します。

ISO-8は敵を倒したり、ミッションの報酬としてゲットすることができますが、効果についてはその都度ランダム。

単純に攻撃力を上げるものなどパラメーターを上げるものもあれば、敵を引き付ける効果を及ぼすもの等効果の内容は様々です。

レア度による優劣もありますので、ハック&スラッシュ的な何度も欲しいISO-8を求めて繰り返しミッションに挑むという遊び方もできます。

ただし、『Diablo』のような本格的なハクスラと比べると、本作のハクスラ要素は比較的存在感は低めになっています。

というのはISO-8というのは一人のヒーローに着き最大で4つまでしか装備できないので、『Diablo』のように10近い装備をカスタマイズするようなゲームほどビルドの自由度がないんですよね。

また、入手頻度も控えめでチミチミと貯めて行く感じは、豪快に雑魚敵からザクザク落とすアイテムを拾うハクスラを想像するとアレ?っと肩透かしを食らうので注意が必要です。

とは言え、ISO-8によってヒーローの性能や役割を大きく変えられることもできますので、ハクスラが好きな人は何度もプレイする事になるでしょう。

難易度が何気に高い

本作は難易度設定が現時点で4段階あり、ゲーム開始時にはデフォルト難易度にあたる「MIGHTY」と一番簡単な「FRIENDLY」が選べます。

因みに私はアクションゲームが好きですし、これまで高難易度と言われるゲームをいくつもクリアしてきた人間です。

そんなプライドを持った人間が選ぶのは、当然「MIGHTY」ですよ。

「FRIENDLY」なんて単語からして受け付けられない!むしろ「MIGHTYの更に上の難易度」を最初から選ばせろ!と。

そんな風に意気込んでプレイしたのは良いものの、予想外の難しさに序盤時点でゲームオーバーしまくるという大失態を起こします(笑)

いや~ヌルめの難易度が多いキャラゲーと言うジャンルにおいて、ここまでガッツリアクションが求められるとは思ってもいませんでしたね(苦笑)

しかし、よくよく考えてみると「MIGHTY」って日本語で「力強い」っていう意味じゃないですか。

「難しいのも当然だな!」

そんな風に自分に言い聞かせてプライドを捨てた私は、途中から最低難易度の「FRIENDLY」に切り替えたわけです。

しかし、その「FRIENDLY」でも歯応えは十分。

中盤以降のボス戦などは何度もリトライする場面もありましたね。

「ナニコレ…キャラゲーなのにアクションゲームとしてのやり応え出し過ぎじゃね?」

思わずもう一段下に簡単な難易度がないか、オプションを漁ってしまいましたね(笑)

後で気付いた事なのですが、おそらく制作側はじっくり色んなヒーローを触って育てて遊ぶ事を想定して、難易度バランス調整しているのではないかなと思います。

しかし、そういった事をせずにどんどんステージを進めようとした私には、死にゲーレベルに難しさを感じるゲームになってしまったというわけですね。

このバランス感覚は人によって好みが分かれる部分ではありますが、「FRIENDLY」という名目でストーリーを楽しみたい人向けを謳っている難易度の割りにはちょっと難しすぎる気がしますね。

ストーリーを楽しみたい人なら猶更レベリングなどせずに、手軽にスムーズに遊べるのを望んでいるのではないでしょうか。

 

マーベルファン以外にオススメしにくい理由

私は延々と暇さえあれば本作をプレイするぐらいハマっているわけですが、マーベルファン以外の方にはかなりお勧めし難いのが正直なところです。

例えば、原作を知っている前提でストーリーがどんどん進む感じは、マーベルファンならサクサクテンポよくて快適に感じます。

しかし、誰が誰だかよく分からないようなマーベルファン以外の人には全然頭に入ってこないわけで。

そういった所からも「純粋にゲームとして面白いものを作ろう」という観点では、本作は作られていないというのが全体として伝わってくるんですよね。

「マーベルファンなら喜んでくれるだろう」「マーベルファンなら目をつぶってくれるだろう」みたいな。

そこには「マーベルなんて誰も知らないんですけど」と言う人を想定している感じはありません。

中には「マーベル興味なかったけど面白かったよ」という方や「これを遊んで原作に興味が湧いてきた」と仰っていただける方もいるかもしれません。

しかし、それ以上に「何このゲーム…」と不満を持たれるリスクも想像できます。

ここでは、そういった本作がマーベルファン以外の人にオススメしにくい理由について、いくつかピックアップしていきます。

原作に関する説明が殆ど無し

本作ではゲームを進めて行く過程で新しい仲間のヒーローが増えたり、自分たちを妨害してくるヴィランが次々と登場してくるわけですが、それぞれのキャラクターを知っている前提で事が進みます。

一応ロケットと言うヒーローが各キャラクターを解説してくれる図鑑的なものもありますが、既に知っている人がニヤニヤするようなもので、ファン以外の人がそのキャラクターを知るために用意された感じは全くありません。

ゲームのどこを見ても、それぞれのヒーローの生い立ちや個性に関する説明が載っていないので、正直ゲームを遊んでいるだけでは分からないことだらけだと思いますね。

ストーリーに関しては、悪い奴ら(サノスとその部下)が強力な力を与える石を集めようとしているので、ヒーロー達で先回りして何とかしようぜっていう単純な話なんですが、沢山のヒーローとヴィランが畳みかけるように登場するので混乱しそうな気もします。

個人的には、マーベルをこれを機に知りたいという人たちのために、もう少しヒーローの生い立ちみたいなものだけでも載せてくれたら良かったのではないかなと思いますね。

オンライン環境が微妙

本作は、オンラインで他のプレイヤーと一緒にストーリーを進めたり、インフィニティモードと呼ばれる短めのミッションを遊ぶことができます。

これ自体は問題はなく、オンライン要素を入れてくれた事自体に対しては歓迎の気持ちしかありませんが、残念なのが「日本人プレイヤーが少ない」という環境です。

北米ではそれこそ今年3番目にSwitchで売れていると言われているくらい人気があるそうですが、日本では1万本売れてるのか心配になるレベルです。

どこの国の人たちが部屋を立てているのかはっきりしないが、少なくともひらがな・カタカナ表記の人はかなり少ない。

ひょっとしたらソロプレイ派が多いだけなのかもしれませんが、オンラインは殆ど海外勢の印象を受けるんですよね。

かなりラグい部屋にあたる事も多いですし、こちらがひらがなを使ったアカウント名なのを見て「ジャップはラグいから嫌」と言わんばかりに速攻退出する人もいます。

アンテナの本数や部屋に入っている人の国を確認できれば、こういったケースも回避しやすいのですが、現状はアカウント名にひらがなを使っていれば日本人だなくらいしか判断がつかないんですよね。

日本だけに絞ると過疎過疎になりそうなので地域で隔離して欲しいとまでは言いませんが、せめてアンテナを表示するくらいはアップデートで対応してもらいたいところですね。

結局は反復作業に行きつく

本作はストーリーモードが大体10時間程度でクリアできるボリュームになっていて、クリア後はより高難易度で2周目・3週目を楽しんだり、インフィニティモードで色んな小規模ミッションをクリアしていくという事になります。

クリア後は、前述したISO-8を集めてヒーローを強化したり、仲間のヒーローをアンロックしたりするのをモチベーションの核にして長く遊べるようにはできています。

しかし、ストーリークリア後のゲームプレイに関しては正直マーベル愛がないと単調でキツイと思いますね。

結局のところ、敵をぶっ倒してヒーローをひたすら育てていく、という事がずっと続いていくのでヒーロー自体に愛着を持ってないとただの作業でしかないのかなと。

例えば、対戦で使えるとか、ローグライク的なチャレンジダンジョンに挑めるとか、そういう新しいコンテンツが今後アップデートで増えるなら別ですが。

現状ではキャラを育ててニヤニヤできない人は「ストーリークリアしたけどもうやる気起きないからゲオに行こう」となってしまうのは避けられないと思いますね。

 

まとめ

では最後に、ここまでお話しした内容を簡単にまとめていきたいと思います。

・マーベル作品への愛とリスペクトが詰め込まれたゲーム。モーションやモデリング、デザインアレンジも出来が良く、各ヒーロー・ヴィランの個性の落とし込みも上手いので、マーベルファンの人ほど楽しめる。

・無双の様に見えるが、実際はヒット&アウェイの歯ごたえのある無双とは全く別のアクションゲーム。チームプレイを意識したアクションやハクスラ的な収集・ビルド要素などによって他のゲームとも差別化はできているが、練り込み切れていない部分もあって全体的に荒々しい印象がある。

・キャラクターに対する説明不足、日本人にはやや厳しいオンライン環境、キャラが好きでないとすぐに単調さが来る所が気になるポイント。マーベル愛がある人ならそこは目をつぶれるだろうが、そうでない人には大きな不満を感じる要因になりかねない。

というわけで、1万字近く長々と語ってしまいましたが、結論は単純です。

マーベルファンはハッピーになれるゲームなので買いましょう!

マーベルをこれから知りたいんだ、だから本作をそのきっかけにしたいんだという人は、映画やドラマを観たり、ネットで調べるという前提で是非挑戦してみて下さい!

そうではなくて、なんとなく面白そうなゲームを探していて、これにたどり着いたという人は他のゲームをオススメします!

個人的には大好きなゲームなので、これから配信されるDLCやアップデートを楽しみにプレイし続けたいと思っています。

今後ヒーローの解説記事を投稿する準備もしていますので、そちらについてもご期待頂けたら嬉しいです。

最後までご一読いただき、ありがとうございました。

 

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