ガッツリNintendo Switchのオープンワールドを大特集!高評価なゲーム盛り沢山!

こんにちは。

Nintendo Switch大好きマンの管理人にぃどです。

今回はNintendo Switchのオープンワールドのオススメなゲームを、ガッツリご紹介していきます。

オープンワールドのゲームと言うと「地続きの広い世界を自由に冒険できる」というだけあって超大作が多く、これまでの携帯ゲーム機ではなかなか実現が難しいジャンルでした。

しかし、携帯できる据置ゲーム機 Switch の登場によって「オープンワルドをいつでも、どこでも遊べる」というちょっとした革命が起きているんですよね。

腰を据えて大画面で遊ぶだけではなく、もっと気軽に布団の上やテーブルの上でまったりとオープンワールドを楽しむことができる。そんなSwitchというゲーム機で楽しめる、様々な種類のオープンワールドのゲームを、今回の記事では全部で12本ご用意しました。

長時間ゲームに時間が割けない人も、ガッツリSwitchで長時間遊びたい人も。どのゲームが自分に合いそうなオープンワールドのゲームなのか、ご参考頂ければ幸いです。

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ゼルダの伝説  ブレス オブ ザ ワイルド

基本情報機種:Switch/WiiU
価格:7,538円
メーカー:任天堂
ジャンル:アクションアドベンチャー
プレイ人数:1人
オンライン:なし
暴力表現:なし

『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』はSwitchの所有者ならば是非とも購入すべき、オープンワールドゲームです。

数々のメディアでゲームオブザイヤー授賞し、「オールタイムベスト」「オープンワールドに革命を起こした傑作」と大絶賛。ユーザー評価も抜群で、世界中のゲーマーの心とゲーム史に名を刻む超傑作と言ってよいでしょう。

その証左に、本作は発売から二年経った今でも、売り上げチャートの上位に顔を出しています。

オフラインの一人用のゲームはどんな傑作でも発売日からある程度遠ざかれば、ぱったりと売れなくなるもの。ですが、そんな常識は本作にはあてはまりません。

評判が評判を呼び、評価され続けるとんでもないゲームです。

因みに、本作の続編が制作中であると任天堂からアナウンスされていますが、開発チームはもちろん本作同様、藤林秀麿ディレクターが率いるチームになります。

間違いなく今後超話題作として盛り上がると思いますし、ゲームが好きな人でSwitchを持っているなら今のうちに遊んでおくことを超オススメします!

動画リンク:『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』続編 E3 2019出展映像

ブレスオブザワイルドが圧倒的に優れているところ

本作の最大の特徴は「プレイヤーが現実を忘れ、別の世界に入り込めるような体験ができるゲーム」という事です。

しかし、これだけ聞いても「なんだか大げさだな」と思われる方もいらっしゃると思います。

ですので、具体的に一体どういうことをしているのか、他のオープンワールドと本作の何が違うのかをもう少し掘り下げて説明していきましょう。

まず、最初にお伝えしたいのは本作と他のオープンワールドでは、リアリティの感じさせ方に決定的な違いがあるという事です。

多くのオープンワールドゲームでは巨額の予算を投入し、様々な最先端映像テクノロジーを使って、よりリアルな世界の構築を目指してきました。

徹底的に映像を書き込んで、沢山のキャラクターや書物などを並べて世界観を作り込む。

そうやって視覚的な情報をどんどん細かくしていくことで、現実に近い没入感を高めようとオープンワールドを進化させてきたわけですね。

言うならば「視覚的リアリティの追及」の道を、多くのオープンワールドは切磋琢磨しながら突き進んで来たと言えます。

一方で、任天堂はそれとは全く異なるアプローチを本作で用いることで、プレイヤーに未体験のオープンワールドのリアリティを提供することに成功します。

そのアプローチ法とは何かと言う「触覚的リアリティの追及」です。

ん?何やそれ?って感じですよね(笑)具体的な例を使ってお話していきましょう。

例えば、フィールドに生えている草に目を向けて見ます。

多くのオープンワールドの場合、草はただの飾りです。景観、雰囲気の演出する以外に存在意義はありません。

一方、本作では主人公リンクが足を踏み入れれば草はなびき倒れますし、剣を振ればバッサリと切れますし、火を近づけるとメラメラと炎が燃え移ります。

更には、その炎の近くに肉を置く事で焼肉にすることもできますし、風を起こして炎を広げて敵を焼き払う事だってできます。

驚くことに、このゲームはただの草一つすらもゲームの攻略に繋げられるのです。

こんな何気ない一つの飾りだったものに意味を持たせているオープンワールドは、かつて見たことがありません。

しかも、物理や化学などの現実世界にあるルールや常識がゲームの中でも通用するんですよね。

水に電流が流れる、丸いものは転がる。これまでゲームでは精々飾りとしてしか使われていなかった自然の摂理が、本作にはちゃんと存在しています。

ですので、ありとあらゆるもの…草や木のような物体だけでなく、風や空気、温度でさえも、プレイヤーは意識してプレイする事になります。

そして、その頭の中にあるイメージ・発想したものを実行すれば、ゲームが私たちの期待した通りにしっかりと反応を返してくれます。

丸太を転がして敵を倒す、水に電気を流して敵を痺れさせる。

考えて、触れて、ちゃんと期待した結果が返ってくる。

まるで、ゲームの中の世界に直接コントローラーを通して触れているかのようなリアリティです。

しかも、ゲーム側でこうしなさいと強制されるようなことは殆ど無く、かなり自由です。好きな場所に行って、思う様にやりなさいと。

ここに美しい世界観が合わさって「ずっとこの世界に居たい、ずっと触れていたい」と思わせる強力な引力が生まれるわけですね。

この感覚はゼルダ以前のオープンワールドでは得られなかった体験であり、ゼルダが革命的なゲームと言われる理由です。

ブレスオブザワイルドを買う前に注意すべきこと

本作の最大の欠点は「一度プレイすると他のオープンワールドが物足りなくなる」という事です。

前述した触覚的なリアリティもそうですが、本作はゲームとしてのデザインも他を寄せ付けない程に秀逸です。

例えば、他のオープンワールドの多くが単純にマーカーに向って目的地を進むのに対して、本作ではプレイヤーに「どうやったらあの場所に行けるのだろうか?」という事を都度考えさせます。

しかもその答えは一つではありません。険しい崖を休憩ポイントを探りながら登るのか、もっと楽に行けそうな道を探すのか。

移動ひとつとっても単純に目的地に向かってスティックを倒すだけで終わらない、自由な冒険とチャレンジで満たされているんですよね。

一度この冒険心に体験をするともうお終いです。

これからは本作に並ぶ、あるいは超えるようなゲームを切望し続けるか、ある程度「これはこれ」と他のオープンワールドの物足りない部分に目を瞑りながらプレイする事になるでしょう。

ですので、これから色んなオープンワールドのゲームを遊ぼうと考えている人には、本作は後回しにして、他のゲームからプレイすることをお勧めします。

他のオープンワールドを一通り遊んで満足しきった、あるいはあまりオープンワールドのゲームが面白くないなと感じたらその時に手にするべきです。

The Elder Scrolls V: Skyrim

基本情報機種:Switch/Steam/PS4/Xbox One他
価格:7,538円
メーカー:ベセスダ・ソフトワークス
ジャンル:ロールプレイング
プレイ人数:1人
オンライン:なし
暴力表現:あり(18禁)

『The Elder Scrolls V: Skyrim(ジ エルダー スクロール 5:スカイリム)』は全世界で3000万本という驚異的なセールスを誇る、オープンワールドRPGの代名詞です。

ゼルダBotWをはじめとする後進のゲーム達に多大な影響を与えた、オープンワールドを語る上では絶対に避けては通れない作品でしょう。

膨大な物量で作りこまれた設定や世界観などスカイリムが持つ独自の魅力は追従を許さず、オリジナルが発売から8年が経つ今でも色あせていない不朽の名作として君臨しています。

スカイリムが圧倒的に優れているところ

本作はロールプレイングという言葉の本来の意味を、強く実感できるオープンワールドです。

「もし貴方が中世ファンタジーの世界に住むのならどう生きますか?」

そんな問いかけに想像を膨らませられる人ならば、このゲームはピッタリでしょう。

自身の正義のために剣を取り、戦う戦士として生きるのか?スカイリムに散らばったダンジョンを探索する、トレジャーハンターとして生きるのか?あるいは人々から物を盗み、欺くアウトローとして生きるのか?

仮想世界であるスカイリムで、自分が思う一人の役になりきる事が何よりも楽しいゲームです。

どんな行動をするかでキャラクターのスキルが大きく変わってくる。魔法使いになるのか戦士になるのか全てはプレイヤー次第。

完全オフラインでプレイヤーは自分一人ですが、ち密に作りこまれた世界では様々な人間が暮らし、それぞれ独自の生活を送っていますので決して退屈はしません。

例えば、ある村には一人の女性を取り合う二人の男性がいます。あなたがどちらかに味方をするのか、あるいは両方を無視をするのか…それとも目障りだと葬り去るのか…その選択は自由です。

ただし、選択には常に責任が伴います。人の嫌がることをすれば忌み嫌われますし、時には監獄で服役する事にもなりかねません。

その逆も然りで、人助けのような好かれる行動を心掛けていれば、いつしか人生を共に分かち合う伴侶を見つけることもできます。

しかし、スカイリムを尚更面白くさせているのは、分かりやすい善悪の判断だけではできない、複雑な人間模様や政治の存在です。

ある人に味方したことで、ある人が不幸になる。そういう事がスカイリムでは当たり前のように起きます。

私達の現実社会と一緒で、明確な正解というものがスカイリムにはありません。ですので、ただひたすらに自分が納得する道、人生を進めばいいのです。

幸いなことにこれはゲームなので、失敗したり上手くいかなければ何度もやり直すことができます。

好きなように生きて、その人生がどんな道筋をたどるのか。本作はある種中世ファンタジーでのライフシミュレーターともいえる、奥深いゲーム性を持っています。

スカイリムを買う前に注意すべきこと

まず、第一に古いゲームであるため、操作性やユーザーインタフェースには目を瞑る必要があります。

ゲームプレイもアクション性に乏しく、リアルタイムのアクション戦闘を楽しみたいという人には不満が残ると思います。

そしてもう一つ考慮すべきは、テキストやセリフの情報量です。特に最初のうちはあまりの情報に圧倒されてしまうでしょう。

例えば、至る所に書物が転がっており、そこからスカイリムという世界の細部を読み取ることができます。

伝奇やかつての歴史、個人的な日記。これらを読みきり、そして理解するには、膨大な時間が必要となります。

もちろん、必ず読まなくてはならないものではないので、無視してもゲームを進める事は可能です。

しかし、スカイリムの世界をしっかりと味わうには、こういった書物から得られる情報が頼りになるのも確かです。

また、大量に固有名詞が飛び交うのも本作の大変なところです。

例えば、ある街で人に話しかけると「ウルフリックストームクロークがウィンドヘルムでうんたらかんたら」といきなり遠慮なしに喋ってきます。当然始めたばかりのプレイヤーにはその固有名詞がなんなのかさっぱり分かりません(笑)

街に訪れるとイベントやテキストの応酬に圧倒される。メモ帳を持って整理しながらプレイするのもオススメ。

登場する人物・地域・コミュニティなどの名前や関係性を理解していない最初の内は、何を言っているのか、全然頭に入ってこない事が多々あります。

他のオープンワールドと比べてもダントツ情報量の多いゲームなので、ご自身がそこにアレルギー反応を起こさないタイプかどうかの見極めは重要です。

気長にコツコツ情報を手に入れて読み取っていくのが好きな人や、「今は分からなくても後で理解できればいいや」と割り切れるかどうかでゲームへの印象は大きく変わります。

スターリンク バトル フォー アトラス

基本情報機種:Switch/Steam/PS4/Xbox One
価格:8,424円
メーカー:UBIソフト
ジャンル:シューティングADV
プレイ人数:1~2人
オンライン:なし
暴力表現:なし

『Starlink Battle for Atlus (スターリンク バトル フォー アトラス)』はアトラス星系と呼ばれる人類未踏の宙域と存在する7つの惑星を舞台に、スペースシップで飛び回るSFシューティングアドベンチャーです。

コントローラーに取り付けた玩具をカスタマイズする事で、ゲームの中のスターシップがそれに合わせてリアルタイムに変化するという、一風変わったシステムを取り入れたユニークなゲームでもあります。

Switch版はゲーム内でスターフォックスのキャラクターと機体を使用できるのですが、ほぼ主役級の扱いでストーリーにもしっかり絡んでくるため、同作のファンの方にもオススメですね。

スターリンクが圧倒的に優れているところ

本作の最大の特徴は「惑星と宇宙を爽快に飛び回れる」という所にあります。

シームレスに繋がった7つの惑星と宇宙という巨大なマップを、自由にスペースシップのブースターを吹かして飛び回る爽快感は格別。そのまま大気圏を抜けて宇宙にも行けますし、移動の自由度がいきなりMAXです。

言うならば ただただ飛んでいるだけでも楽しくなる そんな原始的な気持ち良さを訴えかけてくるゲームなんですよね。

人間を操作して歩き回る普通のオープンワールドのゲームと違って、移動制限らしきものは殆ど無く、ゲームを始めてすぐどこへでも好きなように進むことができる というのも珍しいですね。

惑星を飛び回っていると、その星々特有の生物や鉱物、あるいは建造物などを見つける事が多々あります。

中には宇宙海賊的な連中に襲われて助けを求めている人たちがいたりするなど、戦いをする機会も沢山あります。

気が向いたら寄り道して調査できるような探索要素のお陰で、フライトに適度な刺激をもたらしていますね。

ある意味スターフォックスのオープンワールドゲームとして楽しむことができる。

このよう、星々を飛び回って探索イベントを進めていくと様々な報酬が得られ、機体やパイロットをどんどん強化することができます。

空を飛び回る

何かを発見する

報酬がもらえる

空を飛び回る

このサイクルが上手く機能しているおかげで、何気なく遊んでいると止め時をついつい失ってしまいますね!

自由に飛び回ることを肯定したゲームなので、「好きに惑星(宇宙)を飛び回りたい!」という願望を持った方には本作はオススメです。

スターリンクを買う前に注意すべきこと

本作を購入する前に注意すべきことは二つあります。

一つ目は、以下3つに分かれたバージョンごとに、収録される機体/パイロット/武器の数が異なる事です。

  • パッケージ版
  • ダウンロード版スタンダードエディション
  • ダウンロード版デラックスエディション

もし全てのコンテンツを解放して遊びたいという方はダウンロード版デラックスエディションが最適です。

パッケージ版は残念なことに1セット玩具が付いてくる代わりに、8セットの機体/パイロット/武器がゲーム内ではロックされています。

ゲーム内ではそれらをアンロックできませんので、DLCを買うか、玩具を買うか、いずれにせよフルセットにするために1万以上の追加投資が必要になるので、そこを理解の上でご購入をオススメします。

アーウィンとフォックスがあれば他はいらないよという方は気にしなくていいんですけどね。

そしてもう一つ注意すべきことは、ゲームの進行においてメリハリが少ないという事です。

オープンワールドのゲームの魅力の一つとして、未開の地を徐々に開拓していく面白さがありますが、前述した通りこのゲームは最初からほぼ制約なくどこへでも移動できてしまいます。

故に、新しい場所にたどり着く事への達成感や、徐々に世界が広がっていくことへの期待感は非常に薄いです。

加えて、探索要素もバリエーションが少ないため、どこへ行っても同じサイクルを繰り返し続けていく印象を強めて言います。

ご自身が、ある程度同じサイクルを繰り返すことに中毒性を感じるのか、それともどんどん刺激的な新しい要素を求めていくタイプなのか、それを考えた上での購入がオススメです。

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ドラゴンズドグマ:ダークアリズン

基本情報機種:Switch/Steam/PS4/Xbox One他
価格:3,999円
メーカー:カプコン
ジャンル:アクションRPG
プレイ人数:1人
オンライン:あり(非同期)
暴力表現:あり

『Dragons Dogma(ドラゴンズドグマ)』は誰もが知っている様な、剣と魔法の王道ハイファンタジーのアクションRPGです。

海外製のゲームの様な少しバタ臭いグラフィックですが、巨大ボスにしがみついたりコンボで攻撃を畳みかけるアクションなど、実にカプコンらしいゲームセンスに溢れた作品ですね。

アクションが単調なゲームが多いジャンルの中で、アクション重視のオープンワールドとして発売から7年経った今でも、本作は貴重な存在として評価されています。

ドラゴンズドグマが圧倒的に優れているところ

本作の最大の特徴は「パーティを組み、共闘アクションプレイを楽しめる」という所にあります。

カプコンで共闘アクション…と言えば『モンスターハンター』がまず思い浮かびますが、本作はあくまで一人用のゲーム。仲間についてはCPUが操作するシステムになっています。

気ままに好きな場所へ行って遊びたいという願望を叶えてくれるオープンワールドでは、文句を言わず付いてきてくれるCPUの存在は有難いものです。効率的行動を求められたりしませんし、寝落ちもありませんからね(笑)

あらかじめ用意されているキャラクター以外に、オンラインを通じて他のプレイヤーが育てているキャラクターを仲間に入れて冒険することが可能。

しかし、無機質なただ付いてくるだけのCPUが一緒にいても面白くないよね…という意見もあるでしょう。カプコンはその点についても良く考えて、このゲームを作っています。

剣士やアーチャー、魔法使いといった様々な職業と固有のスキルが用意されているのは当然のこと。面白いのは 仲間キャラクターのAIにそれぞれ性格が設けられていている という事です。

援護を中心に行動するものや、自ら率先して強敵に立ち向かうなど…行動に違いが現れます。それ故に CPUでありながらも仲間を連れて冒険をしている! という感覚を味わうことができるんですよね。

しかもAIはモンスターと戦う度に学習をしていくので、巨大なボスに飛び乗ってくれたり、弱点の属性を付与してくれたりと大活躍。「下手な人間が操作するキャラクターより優秀なんじゃないか?」と思わされますね(笑)

本作は巨大な敵にしがみ付いて攻撃もできる。この隙に詠唱時間のかかる魔法を仲間に唱えてもらうなどチームワークを生かした戦いも重要。

それぞれの職業と性格を考えてパーティーを編成する面白み もありますし、本当に良くできたシステムです。

また、仲間はただ戦うだけでなく一緒に行動していると色々喋りかけてくれて、ゲームのヒントを教えてくれたりプレイヤーの孤独感を紛わせてくれます。

まさにCPUにおもてなしされて、ゲームをやっている様な感じですね(笑)

さすがに「一緒にゲームする友達なんかいらんかったんや!」とまでは言いませんが、人に気を遣わずにゲームを遊びたい!けれども、(自分の都合に合わせて付き合ってくれる)仲間と一緒に戦えるアクションゲームがやりたい!そんな気分の時にピッタリなゲームです。

ドラゴンズドグマを買う前に注意すべきこと

まだ日本でオープンワールドというジャンルが定着していない時代に作られたゲームという事もあって、今改めて遊んでみるとオープンワールドとしてはかなり粗削りな印象を抱きます。

ですので、オープンワールド要素には高い期待を持たず、アクションRPGと割り切ってプレイをする事をオススメします。

具体的にどんなところが粗削りなのかについては、以下に「オープンワールドと聞いて期待したくなるポイントQ&A」として記載していきますので、ご参考ください。


オープンワールドと聞いて期待したくなるポイントQ&A

Q.マップは広いですか?

A.他のオープンワールドと比べてマップはかなり狭いです。『スカイリム』や『ゼルダ』等と比べて数分の一のサイズといったところでしょう。

Q.移動は快適に行えますか?

A.ファストトラベルが不便で、馬を使った高速の移動手段もありません。移動に関する快適性は他のゲームよりも大きく劣ります。

Q.自由度はありますか?

A.サブクエストなどは豊富にありますし、NPCの好感度を上げると様々な恩恵が得られる等、寄り道の要素は豊富に用意されています。しかし、主軸となる部分については一本道で自由度はありません。

Q.印象的な街や風景は沢山ありますか?

A.大きな町は一つしかありません。小さな村や駐屯地はいくつかありますが、どれも小規模で似たような印象です。風景も同じような景観がひたすら続きます。


今回共にご紹介しているスターリンクもそうですが、最近のオープンワールドは広い世界を快適に移動できるゲームが多いです。

比べて、本作はかなり不便で世界も狭いという事を、しっかりご理解の上でプレイする事をオススメします。

マインクラフト

基本情報機種:Switch/PC/Xbox One/iOS他
価格:3,888円
メーカー:モヤン/日本マイクロソフト
ジャンル:クラフトアドベンチャー
プレイ人数:1~8人
オンライン:あり
暴力表現:なし

『Minecraft(マインクラフト)』が2010年代を代表するビデオゲームへと成長したのは、自由なクラフト要素によるところが大きいのは間違いありません。

しかし、忘れてならないのは、無限の冒険が広がっているオープンワールドのゲームとしての魅力も兼ね備えているという事です。

プレイヤーは、生きるためにアイテムを集め、襲い来るモンスターを倒し、未知の世界を探検する。そんなサバイバル探索オープンワールドの魅力に、クラフトの面白さがかけ合わさる事で、唯一無二の存在として君臨し続けています。

マインクラフトが圧倒的に優れているところ

マイクラのオープンワールドとしての最大の特徴は「終わりなき冒険が楽しめる」という所にあります。

オープンワールドの殆どのゲームは、大体何十時間~百時間程度でクリアしてお終いです。

しかし、本作は定期的に行われるアップデートによって様々な要素・システムが増え続けて行くので、ハマれば延々と遊び続けることができてしまうんですよね。

マイクラのマップは無限に自動生成で作られるため、世界の端というものが存在しない。

マインクラフトをなんとなく知っているという方の中には、この話を聞いて「いや~、アップデートって言っても…どうせアイテムが増えましたとか、そういうのでしょ?」なんて思っている方もいらっしゃると思います。

確かに、素材が増えたりするなど、どちらかと言うと冒険の充実ではなくクラフト面で充実を図るような細やかなアップデートは多いです。

しかしその一方で、新たな冒険の楽しみを提供するような、大型アップデートも実は定期的に行われています。

例えば、今年は「村と略奪」という大型アップデートがあり、冒険の楽しさがさらに拡張されました。

このアップデートの主な内容としてあるのが、村の外観やそこに住み着く住民の衣服や職業など文化的な要素の追加です。

どこへ行っても同じ格好で同じような建物に住んで、同じように動いていた村人が、雪の地域や砂漠の地域…その場所ごとに全く異なる格好で様々な営みを歩むようになっています。

地域毎に特色ある文化を見つけるのもオープンワールドの醍醐味!

新しい村に訪れた時にどんな建物を作っているのか、どんな村人が住んでいるのかワクワクしながら冒険するというのはオープンワールドの楽しさの一つですよね。

それと同時に、「ならず者」と呼ばれる敵対する集団も付け加えられています。

ならず者は組織で行動をしており、砦を構えているだけでなく、時には村を襲撃します。村人ももちろん抵抗して戦いますので、集団バトルの戦争、あるいはタワーディフェンスゲームの様ですね。

このようにして、マイクラでは冒険を大胆に拡張するようなアップデートが無料で何度も行われております。ゲームが成長していく限り、マイクラの冒険には終わりはありません。

拡張され続ける世界で、終わらないオープンワールドの冒険と、終わらないクラフトを楽しめる。

これが4000円弱!安い!

30分以内にお電話いただいた方にはなんと!まな板も付いてくる!(嘘です)

コスパの良さを考えても、とんでもないゲームですね。

マインクラフトを買う前に注意すべきこと

マイクラを購入する前に注意すべきことはシンプルに一つだけです。

それは「一緒にマイクラをプレイする人がいるかどうか」という事です。

始めて最初の内は自分の住みかとなる拠点を作ったり、装備を作るために採掘したりと楽しめます。

しかし、マイクラの会話の無い世界はジワジワとプレイヤーに孤独感を与えていきます。

村人を見つけても会話はできませんし、誰かの書いた文字を読むという事もありません。言葉のない世界で黙々とゲームを続ける中できっと感じるでしょう。

「一人で何してんだろう…」と(苦笑)

他のプレイヤーがいる場合は会話しながら色んな事ができるので、その孤独感は全くなく楽しめるのですが、一人で続けるにはなかなかモチベーションの維持が難しいです。

また、本作にはチュートリアルらしきものは一切ありません。突然一人で孤独な世界に放り込まれて、訳も分からない…誰も助けてくれない…。

そんな悲しい体験にならないためには、マイクラを既に遊んでいる友人からゲームの進め方を聞いてみたり、インターネットで他の人のプレイを見て参考にしたりと、誰かの力を借りなくてはならないのです。

ドラゴンクエスト ビルダーズ2 破壊神シドーとからっぽの島

基本情報機種:Switch//PS4/
価格:8,424円
メーカー:スクウェアエニックス
ジャンル:アクションRPG
プレイ人数:1~4人
オンライン:あり
暴力表現:なし

一作目の『ドラゴンクエスト ビルダーズ』は、発表当初「マインクラフトをパクったゲーム」と揶揄されていました。

しかし、ドラクエらしいユーザーフレンドリーなつくりや、独自性をユーザーに認められ、結果的に「ビルダーズという新しいゲーム」としてシリーズを発進することに成功します。

そして、2作目である本作では、初代ビルダーズのあらゆる要素を徹底的に強化した作品になっています。

その中でも、箱庭サイズだった世界がオープンワールドと言っても差し支えない程に大きく広がったことは大きくゲームを進展させたと言っていいでしょう。

ビルダーズ2が圧倒的に優れているところ

本作の最大の特徴は「プレイヤーを突き放さない、徹底的かつ丁寧な誘導」という所にあります。

本作の元となったマイクラをひとりでいきなりプレイをしてみると「ゲームに突き放された感」を強く感じます。

何でもできる自由を与えられたのはいいけれど、一体何をしたらいいのかわからない。自由なゲームだと聞いたのに、何一つできない不自由なゲームじゃないか。

結局ゲームの魅力が分からないまま、諦めてしまった人も沢山いるでしょう。

一方で、本作はプレイヤーをいきなり突き放すことはせず、「まずはストーリーを通じて、丁寧にゲームのやり方を覚えましょう」という所からスタートさせてくれます。

千里の道も一歩から。広大な世界を冒険する上で必要な知識を一つずつ学んでいく。

最初はそれこそブロックを壊す、ブロックを並べる方法からです。

ちゃんとドラクエらしい分かりやすく親しみのあるストーリーに乗せて、楽しく習得して行けるように工夫も施されています。

様々なお題をお勉強と思わせないように、ユニークな人物との出会いやバトルなどイベントも積極的に絡めています。

ドラクエのアクションRPGを遊んでいる感覚で、自然とゲームへの理解を促していく誘導の上手さは素晴らしいですね。

こうして段階を経てゲームを理解した上で、自然と広い世界を冒険していくことになるので、プレイヤー自身は突き放されてた印象を感じる事は一切ありません。

本作ではしっかりとユーザーを誘導して、広い世界で自由に遊ぶ楽しさを教えてくれる、正にユーザーフレンドリーさの極まったゲームといえるでしょう。

ビルダーズ2を買う前に注意すべきこと

誘導が丁寧という事は裏を返せば 拘束がキツイ という事になります。

自由なゲームをこれまで何度もプレイしてきたプレイヤーにとって本作は、まるで茶碗の持ち方から食べ物の飲み込み方まで逐一教えてくれる、過保護な母親の様ですね(苦笑)

要素もストーリーの進行に合わせて徐々に解放されていくので、人によっては焦らされている様な印象を受けることもあるでしょう。

大半の要素をアンロックして、好き勝手自由に遊んでいる実感ができるまでに時間がかかるゲームですので、はじめから色んな要素を自由に使って、冒険を気ままに謳歌したい!という方は注意が必要です。

L.A.ノワール

基本情報機種:Switch/PC/PS4/Xbox One他
価格:5,389円
メーカー:ロックスターゲームス
ジャンル:アクションアドベンチャー
プレイ人数:1人
オンライン:なし
暴力表現:あり(R18)

『L.A.ノワール』はオープンワールドの先駆けであり、代名詞でもある『グランドセフトオート』(GTA)を手掛けるロックスターゲームスの作品です。

ベースであるゲームデザインはGTAを踏襲しつつも、1940年代のロサンゼルスを舞台に、新米刑事として数々の事件に挑む推理アドベンチャーゲームとして差別化が図られていますね。

当時の街並みや車、小粋なジャズミュージック、ギャングの抗争…ノワール映画でお馴染みの光景をリアルに再現した世界観の作り込みは素晴らしいものがあります。

L.Aノワールが圧倒的に優れているところ

本作の最大の特徴は、「リアルなノワール映画シミュレーターを目指した作品」という所にあります

ノワール映画とは何ぞや?という方もいらっしゃると思いますが、簡単に言うと「第二次大戦後辺りの時代を扱った犯罪映画」です。

特有の陰鬱とした暗い雰囲気や閉鎖感のある物語など、どちらかと言うとマニアックで大衆向けではないノワール映画。そこに敢えてチャレンジしたというのも、よくよく考えると凄い話ですね。

主人公はノワール映画にありがちな警官役で、職業柄他のオープンワールドの主人公みたくハチャメチャなことはできないようになっています。

当然そこらにいる人にパンチしてみたり、家に侵入して盗みを働くようなことはできません。銃撃戦やカーチェイスを行う事もありますが、あくまで事件を追う過程で必然的に迫られてです。

アクション性や行動のバリエーションだけで言えばGTAや他のオープンワールドよりも、かなり自由度が抑えられたゲームといえますね。

しかしその代わりに、本作では他のゲームではできない、警官のお仕事要素がふんだんに取り入れられています。

聞きき込みや犯罪現場の捜査は勿論のこと、怪しい人物の尾行や証人・被疑者に事情聴衆の中で、証拠を突き付けたりして、情報を引き出す駆け引きもあります。

「異議あり!」…というセリフはありませんが、この辺りはちょっと逆転裁判っぽいですね(笑)

最終的に集めた情報を整理して、自分の決断によって逮捕する犯人を決める事になるのですが、面白いことに例え誤認逮捕であってもゲームオーバーにはなりません。そのままゲームは次の事件へと進行していきます(笑)

無能な警官として生きるのか、有能な警官として生きるのかは全てはプレイヤー次第という事ですね。これほど懐の深い警察が主人公のゲームは他にあるでしょうか。

こうした警官らしいゲームのイベントだけでなく、作りこまれたロサンゼルスの街並みはどこか陰鬱として雰囲気もばっちりです。

ロックスター曰く、当時の街並みを相当研究したそうで、白黒映画のロサンゼルスを色付きで蘇らせたような印象に驚かされますね。

その拘りは小道具までにいきわたっており、たっぷりとノワール映画の世界に浸れてしまうゲームとなっております。

L.A.ノワールを買う前に注意すべきこと

本作の注意点はとても分かりやすいです。兎に角「淡々と進むゲーム」であるという事、これに尽きます。

ある意味渋いゲームとも言えますが、この渋さを理解できる人はなかなか少なさそうです。

具体的にどういった所が淡々としているかと言うと、本作は車で移動をすることが多いゲームなのですが、どこを走っても景観が代わり映えがせず印象が薄いんですよね。

リアルなL.Aの当時の街を再現しているのもあって、京都も真っ青な碁盤目状になっていますから、運転しているとよく眠気が来ます(笑)

メインミッションに関してもバリエーションが少ないせいで、毎回似たような事の繰り返しが続くんですよね。

全体的に陰鬱とした雰囲気で、淡々と犯罪を追いかける日々。これほどダウナー系なオープンワールドは他にないでしょう。

それに加えてキャラクターのモーションもモッサリで、動かしてていて全く気持ち良くないというのもセットで眠気に拍車をかけてきますね(苦笑)

そういった所もあるせいか、本作をク〇ゲーと評価する意見はよく目にします。私もどちらかと言うとその意見には…同意します(笑)

ただ、このゲームはオンリーワンなゲームなので、ガッツリハマる人もいます。オリジナル(PS3・Xbox 360)のメタスコア※は80点後半でかなり高いですからね。

※世界中のレビューを集計しているサイト『Metacritic』で、メディア評価の平均値をメタスコアとして出している。

なぜにこんなに平均点が高いのだろう?と色々と海外のレビュー記事を見てみたのですが、結論として見えたのは「文化」の違いです。

海外の人たちはノワール映画独特の雰囲気を肯定的に受け止めていたり、1940年代のアメリカの街並みに対して「そうそう!これよこれ!」という感じで、過去の文化を親しむシミュレーター的なものとして高く評価しているんですよね。

私たち日本人はノワール映画や1940年代のアメリカにあまり馴染みがないですから、なかなかピンとこない人が多いのも仕方がないのかもしれません。

しかしながら、このハードボイルドな雰囲気が大好きな人にとってはたまらないオンリーワンな存在になる可能性も秘めている、そんな二ッチなゲームなのです。

レゴシティ アンダーカバー

基本情報機種:Switch/PS4/Xbox One/WiiU
価格:5,616円
メーカー:ワーナー
ジャンル:アクションアドベンチャー
プレイ人数:1~2人
オンライン:なし
暴力表現:なし

レゴで作られた街を舞台にした『レゴシティ アンダーカバー』は大人も子供も安心して楽しめる、全年齢向けのアクションアドベンチャーです。

レゴシリーズはこれまで沢山のゲームが出ていますが、今のところ本作が最も高い評価を受けているのではないでしょうか。

主人公である警官チェイスマケインとなって守るレゴシティは、至る所がレゴブロックでできていますし、レゴブロックを集めて乗り物や施設を作ったりと、レゴらしい魅力が満載です。

操作性も良く、ゲームの難易度も高くないのでお子さんにも安心してオススメできますが、そこら辺を歩いている人を殴ってバラバラにできるのは、レゴだからねと笑って許してあげましょう。

レゴシティが圧倒的に優れているところ

本作の最大の特徴は「大人も子供も楽しめるエンターテイメント性」にあります。

まず、ストーリーが兎に角明るくて愉快です。完全日本語吹き替えで、巧みなアメリカンジョークを織り交ぜ、くだらない展開が目白押し!

しかも、これが子供だましだと馬鹿にしてはいけないクオリティなんですよね。

随所にぶっこんでくる90年代~2000年代の金曜ロードショーネタには思わず、大人も吹き出すこと請け合いです。

子供はハチャメチャな展開に大笑いし、大人はシュールなネタにクスクス。話のテンポも非常にスムーズで良いですね!

正直、下手なレゴの映画よりもストーリー面白いんじゃないですか(笑)親子で一緒にゲームするという人は特に、一緒に笑えて最高です!

ゲームデザインについても手堅くまとまっていて、良くできていますね。

オープンワールドにありがちな銃や残虐的な要素を抜いた分、ギミックを使った謎解き要素を上手く取り込んで物足りなさを感じさせないようになっています。

チェイスマケインは警官だけでなく、消防士や泥棒などに変身して様々なスキルを使い分けることができる。

行ける場所は現代的な街だけでなく、鉱山だったり果ては宇宙まで様々なシチュエーションが待っています。

ゲームクリアまで「次はどんな場所に行ってどんな仕掛けがあるのか?」とワクワクが持続されるように作られていますね。

ミッションもカーチェイスや逃走犯との追いかけっこ、ダイビングアクション等色んなゲームを参考にして取り込んだ上で、レゴブロックの破壊や組みなおしなど独特なニュアンスを加えてアレンジされています。

ゲーム慣れした人にはやや難易度が簡単に感じるかもしれませんが、アクションはスムーズでレゴを壊したりするのが爽快だったりするので、怠さをあまり感じない印象ですね。

乗り物も豊富に用意されており、オープンワールドゲームが求めらるような要素の大半を本作は備えていると言っても良いでしょう。

ゲームの流れもしっかりとストーリーで誘導してくれますので、この手のゲームが不慣れな方も迷わず遊ぶことができます。

ですので、オープンワールドをまだ遊んだことがない人には特にオススメな作品ですね。

レゴシティを買う前に注意すべきこと

本作はオープンワールドですが、完全な1本道なゲームです。

ストーリーの流れはガチガチに章構成で順番が決められていて、プレイヤーの選択によってストーリーの展開や攻略する順番が変わるといったような自由度はありません。

寄り道要素も一応はあるのですが、隠されたブロックを集めて施設を作るというようなシンプルなものです。ストーリー性もないので印象としては正直あまり強く残らないですね。

やはりそういったより道によってよりレゴシティの世界を掘り下げたり、魅力的な登場人物が現れたりするようなご褒美が欲しいというのが正直なところ。

メインストーリーのセンスで、街中に色々なミニストーリーのあるサブミッションが溢れていたら、相当な名作になっていたと思うと少し残念。

メインストーリーが楽しめればそれでいい!という割り切りを持って遊べる人にはオススメなゲームという感じですね。

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ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント

キャットクエスト

基本情報機種:Switch/PC/PS4/iOS/Android
価格:1,200円
メーカー:フライハイワークス
ジャンル:アクションRPG
プレイ人数:1人
オンライン:なし
暴力表現:なし

『キャットクエスト』はネコが主人公ながらも、剣と魔法の王道ファンタジーを突き進むアクションRPGです。

本作のフィールドは平面見下ろしの2Dであるものの、広大な世界が広がっており、そこには沢山のクエストやお宝、モンスターとの出会いが存在しています。

シームレスに繋がった2Dの世界を自由に冒険。

全編登場するネコたちも非常にキュートですし、簡単操作のゲームなのでオープンワールドやアクションゲームをやったことがない女性やお子さんに特にオススメできるゲームですね。

キャットクエストが圧倒的に優れているところ

本作の最大の特徴は、「テンポの良くシンプルにまとまっているオープンワールド」という所にあります

他のジャンルと比べて比較的ワンプレイの時間が長くなりがちなのが、オープンワールドのゲームの特徴ですが、ちょっとの時間の合間にサクっと遊んで、サクッと進めて、サクっと止められる!

本作はそんな小気味の良いゲームなんですよね。

テンポの良いゲームなので、ストレス発散にも向いている。

3Dのアクションゲームの様に沢山のボタンを忙しく使う事や、グリグリと視点を動かす事もないので、プレイヤーは操作を頑張らなくていいんです。

強敵と戦う時は結構ヒリヒリさせられますが、基本的にはボタンをテンポよく押しながらザックザク武器を振り回し、魔法をバシバシ打てる爽快なゲームバランスになっていますので。

レベルアップもどんどん上がりますし、装備や魔法などもどんどん入手できます。

装備を変えると見た目も変わるので、ネコの着せ替え的な楽しみと癒しもある。

プレイ感覚としてはどちらかと言うと『Diablo3』等ハクスラのRPGを遊んでいるときの印象とよく似ていますね。

クエストの内容も、ひたすら敵を倒しまくるという所にフォーカスしているお陰で、特に悩むことなく次々とこなしていけるテンポ感が非常に良いです。

本作はオープンワールド要素のあるゲームをやりたいけど、軽い気持ちでサクサク遊びたいという一見矛盾した要望を叶えてくれるゲームですね。

キャットクエストを買う前に注意すべきこと

可愛いネコたちを見て「日本のゲームかな?」という印象を抱きがちですが、本作はゴリゴリの洋ゲーインディーズ作品です。

そして洋ゲーのオープンワールドでありがちな「最初は気持ちいけど、大味で後半になるにつれ単調に感じる」という側面をこのゲームも持っています。

兎に角、敵を倒しまくって、手に入った強い装備に乗り換えて行く。このテンポ感を気持ち良いと感じれる人か、同じことの繰り返しと感じる人かで全く印象が異なるゲームといえますね。

装備を試行錯誤して敵と相性のいいビルドを組んだりすることが好きで、そういった戦略性のあるゲームを求めている場合、他のゲームを遊んだほうが良さそうです。

本作は「深く考えないでガンガン進められる事を良し」と考える人こそが楽しめる、そんな潔くはっきりしたゲームですから。

The Friends of Ringo Ishikawa

基本情報機種:Switch/PC/PS4/Xbox One
価格:1,500円
メーカー:CIRCLE Ent.
ジャンル:アクションRPG
プレイ人数:1人
オンライン:なし
暴力表現:なし

『The Friends of Ringo Ishikawa(ザ フレンド オブ リンゴ イシカワ)』は昭和の日本を舞台にしたヤンキー青春アクションアドベンチャーです。

『くにおくん』からの影響を丸出しの喧嘩アクションやマップデザイン、丁寧に作りこまれたオブジェクト。

熱血物語くにおくんの派生タイトルかと思わせるデザイン。

どう見ても日本人が作ったゲームにしか見えませんが、ロシアの開発者によって作られたのだから驚きです。

昭和の日本を舞台にしたゲーム自体が既に絶滅危惧種ですし、なおかつオープンワールドですからね。とても希少価値のあるゲームとも言えます。

The Friends of Ringo Ishikawaが圧倒的に優れているところ

本作の最大の特徴は「無駄な部分まで作りこまれた昭和後期日本が楽しめる」という所にあります。

洋ゲーで出てくる日本風景の多くに、私たち日本人から見ると「こんなの無いよwおかしいでしょw」って突っ込みたくなるようなヘンテコ要素を見つけることができます。

しかし、驚くことに本作においては、そういったおかしな部分が殆ど見受けられないんですよね。昭和を舞台にしたヤンキー漫画の雰囲気を、キッチリ細部まで投影されており、圧巻です。

作り込みは見た目だけではなく、街や学校と至る所で可能なインタラクションにも表れています。

仲間を引き連れて街中で他所の高校の不良とケンカをしたり、ジムで鍛えて能力を上げる、図書館で読書をして賢くなる。こういった日本人の生活とゲーム的な部分を違和感なく上手く混ぜ合わせていますね。

ビリヤードや卓球、ポーカーなど日本でお馴染みな遊びのミニゲームも満載。

また、意味もなく煙草を吸ってみたり、お金を貯めてTVとゲーム機を買ってプレイをしたりと、ゲームの攻略には関係のない細かい要素が、生活感を引き立てています。

丁寧にドットで書き込まれた昭和時代の日本で、一人のヤンキーとしてどんな毎日を過ごすか。こんなニッチなゲーム、世界中見ても他にないでしょう。

The Friends of Ringo Ishikawaを買う前に注意すべきこと

本作は自由度の高い反面、チュートリアルやどこへ次に行くべきか等ゲームの導線がかなり弱い印象です。

好きなところに言って好きにすればいいというスタンスは、オープンワールドらしいと言えばそうなんですが、人間というものはわがままなもので、適度に誘導されないと困ってしまうものです。

行き先が分からなくなるゲームは「積みゲー率」を飛躍的に上昇させますので、迷ったらすぐ辞めちゃうっていう人は要注意ですね。

あと、ストーリーに関してですが、意外なことにしみじみ色んなことを考えさせる系です。ヤンキー漫画のように殴り合って青春をスカッと終わらせる、そんな感じではないことを胸にプレイする事をオススメします。

アサシンクリード オデッセイ

基本情報機種:Switch/PS4/PC/Xbox
価格:8,400円+税
メーカー:UBIソフト
ジャンル:アクションアドベンチャー
プレイ人数:1人
オンライン:クラウドの為必須
暴力表現:あり(18禁)

フランスの大手ソフトメーカーUBIソフトの看板タイトルである『アサシンクリード』シリーズ。その中でも傑作のひとつと呼ばれる作品が、この『アサシンクリード オデッセイ』です。

アサクリはオープンワールドのAAAタイトル(超大作)として世界的なブランドを誇っていますが、毎年の様に新作を頻繁に出していたのもあって、近年マンネリ化が囁かれていました。

しかし、前作である『オリジンズ』にてそのマンネリを打破するモデルチェンジを果たした後に、更に洗練に磨き上げた本作によって評判を取り戻したと高い評価が寄せられています。

グラフィックで勝負するゲームの多いオープンワールドの中でもひと際美しい映像と、次から次へと現れる多数のコンテンツの波。「これぞ正しくAAAタイトル」というものを味わいたい人には最適です。

アサシンクリード オデッセイが圧倒的に優れているところ

UBIのゲームに限らずですが、オープンワールドのAAAタイトルの多くは、序盤の数時間の間リッチな映像でプレイヤーの度肝を抜き、臨場感ある世界に没頭させます。

しかし、5時間ほど過ぎたあたりから、似たような景観や同じ作業の繰り返しによって飽きを感じ始め、現実世界に引き戻されるというパターンも少なくありません。

アサクリシリーズもどちらかと言うとその類ではありましたが、本作は様々なコンテンツやサイドクエストの内容をしっかりと磨き上げることで、飽きを感じさせにくいゲームへと進化させていますね。

ゲームプレイも物陰に隠れて暗殺プレイをしても良し、堂々と正面から戦っても良し。大人数の合戦や海上で船を使った海戦も楽しめます。

更には、メインストーリー・サイドストーリーに選択による分岐が数々用意されていたり、舞台となる古代ギリシャの美しいロケーションを多様に用意することで観光気分も味わえ、非常に贅沢を尽くした作品です。

何か今までにないセンセーショナルな遊びがあるわけではありませんが、洗練に洗練を重ねたある意味「現時点での洋ゲーAAAのひとつの完成系」と言っても過言ではないでしょう。

アサシンクリード オデッセイを買う前に注意すべきこと

本作はレベル性を導入しており、自身のレベルによってある程度行動が制限されています。

自分よりもレベルが高い敵が現れる場所には足を踏み入れにくく、大きなギリシャの世界が広がっていても、結局は適正レベルに合わせた場所を順番に進む事になります。

レベル制度を設けたことである程度ユーザーを誘導することを今回選んだわけですが、自由に好きな場所に進んで探索するという、オープンワールドならではの醍醐味を打ち消してしまったのは残念ですね。

それともう一つ、Switch版に関しては重要なポイントがあります。それはクラウドバージョンという事で、以下の内容を踏まえて購入することが必要です。

  • 安定したネット回線が必要(光回線推奨)
  • オンラインに接続した状態でなければプレイ不可。
  • 購入すれば永久に遊べるのではなく約2年間のレンタル契約を結んで、その期間の間だけ遊ぶことができる。

とりあえず回線についてはゲームを購入する前に、必ず無料版で序盤を遊んでから購入を決められるので余程後で後悔するという事はないと思いますが、後者二つは要注意です。

因みに、私は光回線を引いていますが、ラグや画像の乱れをほぼ感じないレベルで遊べることにびっくりしましたね。

できるだけ所有権を持ちたいので、結局はPC版をダウンロードしましたが、PS4やゲーミングPCを持っていないという方で、安定したネット環境があれば選択肢としては十分アリだと思います。

SwitchでハイエンドPC並みの映像のゲームが遊べるという、クラウドの良さを実感するには最適なゲームではありますね。

因みに「クラウドではなくオフラインでアサクリを遊びたい」という方には、シリーズの中でも評価の高い『アサシンクリード4』が収録された以下の『リベルコレクション』がオススメです。

ウィッチャー3 ワイルドハント

基本情報機種:Switch/PS4/PC/Xbox
価格:6,480円+税
発売日:未定
メーカー:スパイクチュンソフト
ジャンル:アクションアドベンチャー
プレイ人数:1人
オンライン:なし
暴力表現:あり(18禁)

ポーランドのデベロッパー CD Project RED を一躍オープンワールド界のトップリーダーにのし上げたアクションアドベンチャー『Witcher3(ウィッチャー3)』。

シリーズとしては3作目となる本作ですが、日本では過去作はほぼ無名のタイトル。ストーリーが完全に繋がってる続編もので、なおかつポーランドの洋ゲー。

このハンデを背負ったゲームがここ日本で売れるという事は本来ありえない話です。

しかし驚くことに、本作のPS4版は国内売上20万本以上のヒットを記録しています。

なぜにここまで売れたのかと言うと、「メディアとユーザー双方の圧倒的な評価の高さ」と「一目見てわかるクオリティの高さ」この二つにあります。

広い世界で自由に遊び回るゼルダとは真逆のベクトルを行く、明確に進むべき方向が与えられるストーリー重視型のオープンワールドとしては正に最高峰評価の作品です。

ウィッチャー3が圧倒的に優れているところ

本作は美しい中世ヨーロッパの雰囲気に目が行きがちですが、プレイしてみるとそれ以上に練り込まれたシナリオの作り込み愕然とさせられます。

オープンワールドに良くありがちなメインクエストはストーリーがしっかりしているけど、サブストーリーはただの作業、というお約束もありません。

メインエストを進めていたと思ったらサブクエストに絡んでいたりすることもあって、どれがメインクエストでどれがサブクエストなのか。その境が分からない程に丁寧に作りこまれたシナリオは、常にプレイヤーに贅沢な体験を与えてくれます。

しかもその質の高いサブクエストの量が豊富なので、一体どれから手を付けようか嬉しい悲鳴が上がってしまいますね(笑)

個人的に面白いと感じたのは、推理・調査のミッションが多くて、超リッチな探偵アドベンチャーゲームとして楽しめると言う点です。

討伐する魔物がどこに現れるのか、何が弱点なのか、戦う前に行う情報集めを物語や戦闘と絡ませながら進行していきます。

過去作とガッツリつながっているストーリーなので、最初は登場人物や世界観を理解できず置いてきぼりになる部分もありますが、会話の流れから読み取れる部分もありますし、これ1本遊ぶだけでも十分に魅力に浸らせるだけのパワーがありますね。

ウィッチャー3を買う前に注意すべきこと

洋ゲーAAAタイトル(超大作)のオープンワールドにありがちな、戦闘の退屈さはこのゲームにもあります。

特に、リアルさを重視した慣性のあるキャラクターの動きは決して操作していて快適とは言えず、ゼルダをはじめとした日本のアクション性が良いゲームを遊んだ後に触ると、物凄く違和感を覚えますね。

魔物の弱点を事前に調べておくことで、効果的な魔法や道具を使って有利に立ち回れるという面白い試みもあって、全てがつまらないというわけではありませんが、他の魅力的な部分と比べると何歩も劣るといった印象が否めません。

また、シナリオがコッテリ濃厚で時間をかけてじっくり見ていくゲームになりますので、ストーリーはほどほどにしてバトルをさっさとやらせてくれよと言う方は要注意です。

ですので、ゼルダが面白かったから評価が同じくらい高い本作を遊んでみよう!と思っている方は、かなりベクトルの違う方向で評価されていると理解の上で遊ぶ事をオススメします。

このゲームは明らかに、ガッツリとシナリオメインで楽しみたい人向けのオープンワールドアドベンチャーなのです。

最後に

オープンワールド、あるいはオープンワールドに準ずるSwitchのゲームを一通りあげさせていただきましたがいかがでしょうか。

元々分割していた記事を集約したこともあって膨大な文字量になってしまいましたが、こうして見るとSwitchにも沢山のオープンワールドが出ていて驚きましたね。

今後も2020年度、2021年度とソフトが増えるのに合わせて、記事をアップデートしていきたいと思いますが、何かオープンワールドのゲームをやりたいなと思った時に当記事を引っ張り出して頂けたら嬉しいです。

最後までご一読いただきありがとうございました。

Written by にぃど(@switch_for)

 

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