Nintendo Switchを購入した際に、優先的に手に入れたい周辺アイテムと言えば、まず最初に『マイクロSDカード』が挙がります。
ゲームを何本もダウンロードしたり、スクリーンショットや動画などを貯め込んでいくと、あっという間に本体の容量がいっぱいになってしまうんですよね。
Switchが持っているそんな弱点を補う『マイクロSDカード』ですが、種類も多く、一体どんなものを選んだらいいのか分からないという方も多いのではないでしょうか。
そんな方に向けて当記事では、SwitchでマイクロSDカードを選ぶ際に、知っておきたいポイントやそれぞれの要望に合わせたオススメの商品を紹介してい行きます。
目次
なぜSDカードが必要とされているのか?
Switchはセーブデータを本体に残したまま、ソフトのデータだけを削除することができます。
容量不足になったらその都度削除し、再び続きをプレイをしたくなったら再びダウンロード。
本体の容量が32GBと少なめでも、このやりくりを行う事よって十分対応する事ができます。
では、なぜ多くの人が『マイクロSDカード』を購入するのでしょうか?
その答えは色々あると思いますが、やはり本体に入れておきたくなるソフトが色々出ているというのが大きいのではないでしょうか。
最近のゲームは長く遊べるように工夫が凝らされているのも多いですからね。
例1:『あつまれ どうぶつの森』
社会現象となったこのゲームは、季節ごとにアップデートが施され、四季折々のイベントが楽しめるようになっています。
例2:『大乱闘スマッシュブラザーズ スペシャル』
絶大な人気を誇る対戦ゲーム、『スマブラ』は発売以降キャラクターが追加され続け、2021年末まで続くとされています。
他にも、子供たちに絶大な人気を誇る『フォートナイト』や『マインクラフト』等など、拡張性のあるゲームをSwitchでは沢山のユーザーがプレイしています。
しかしながら、こういった拡張性のあるゲームは長期的に遊べるゆえ、他のゲームと同時に並行してプレイしたり、アップデートに合わせて再開したりすることも多いので、本体に常駐させたくなるんですよね。
私も今現在3本以上のゲームを継続してプレイし続けているのですが、プレイするたびに削除・再ダウンロードは流石にめんどくさいという事で、200GBの『マイクロSDカード』を使用しています。
『マイクロSDカード』はSwitchを使う人にとって必ずしも必要なものではありませんが、Switchで様々な人気タイトルを楽しもうという人には、もはや必須に近いアイテムでしょう。
年々容量の大きいダウンロード専用ソフトなども増えており、ますます『マイクロSDカード』が活躍する場面が出てくることが予想されますしね。
気を付けて!SDカード詐欺!
「128GのSDカードを買ったはずなのに、容量が3Gしかなかった」
このような許しがたい詐欺行為の被害がフリマなどで広がっています。
➡ 参考記事:SDカード、容量偽装横行 フリマアプリで取引「128ギガ」実は「3ギガ」(朝日新聞)
SDカードを購入する上で何よりも一番気を付けなくてはいけないのは、こういったニセモノを販売する悪徳業者に引っかからないという事です。
良く分からないメーカーのSDカードを、安いからといって手を出すのはかなりリスキーだと思ってください。中には有名メーカーの商品を装ってコピー品を売りつけるような業者もいます。
こういった事例が実際に起きている事を考えると、SDカードは信頼のおける、あるいは返品をしっかり受け付けている販売ショップにてご購入されることを強くオススメします。
例えば、Amazonで購入される場合は以下の欄を確認して、万が一不備があった場合に返品対応できるかどうかの確認をしておきましょう。
例:Amazonの場合
Amazonの注文画面で上記のように「Amazon.co.jpが発送」と書かれているものであれば、万が一何かあった時でもAmazonが対応してくれます。これなら安心ですね。
因みに、返品対応に関する詳しい情報は以下に記載されていますので、Amazonを利用されている方で気になる方はチェックしてみてはいかがでしょうか。
➡ 参考リンク:Amazonヘルプページ 返品・交換の条件
もしAmazonの発送以外である場合は、それぞれの業者によって返品対応が異なります。その業者が返品対応をどのよううな条件で受け付けているかなどを購入前に確認しておきましょう。
業者の名前をクリックして「プロフィールページ」に行くと「返品・保障・払い戻し」という欄がありますので、そこに条件などが記載されています。
タイプはSDXC一択で
任天堂は公式ホームページにて、以下3種類のタイプのmicroSDカードを Nintendo Switchで使用できると公表しています。
- microSDメモリーカード
- microSDHCメモリーカード
- microSDXCメモリーカード
SDカードを初めて買うという人にはどれが何なのか良く分かりませんよね。これらの違いは簡単に言うと記憶容量の大きさになります。
(大きい)SDXC > SDHC > SD(小さい)
『microSDメモリーカード』と『microSDHCメモリーカード』はSwitchで使うには容量が少なすぎるためオススメできません。この二つについては、まず候補から外してOKです。
例えばSwitchの人気ゲーム『大乱闘スマッシュブラザーズスペシャル』は15ギガバイトを超えるデータ量があります。
上記2つのSDカードの容量は32G以下ですので、これらのソフト1、2本入れただけであっという間に容量がいっぱいになる、すぐ容量不足に悩まされてしまうわけですね。
それでははっきり言って安物買いの銭失い。お金を出してSDカードを買う意味が殆どありません。
ですので、何はともあれ64G以上の容量に対応している『microSDXCメモリーカード』を購入されることを強くオススメします。
自分に必要な容量とは?
SDカードはタイプ以外に64G、128Gなど容量サイズもいくつか段階的に選べるようになっており、サイズが上がれば当然値段も高くなっていきます。
無駄に大きいのを買っても宝の持ち腐れですし、予算をケチって後で「もっと大きいのにしておけばよかった」と後悔するのも避けたいですよね。
そうならない様に押さえておく二つのポイントがあります。
- どんなペースでゲームを買うのか
- どんな容量のゲームを購入することが多いのか
この二つを理解した上で購入すれば、購入後に後悔するリスクが大きく下げられます。
因みに、大体のソフトの容量の目安として『ゼルダの伝説ブレスオブザワイルド』のような任天堂の大作ソフトになると十数ギガバイトが必要です。
▼10GB以上の空きが必要な人気ゲーム
タイトル | 容量 |
ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド | 約14GB |
大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL | 約16GB |
ファイアーエムブレム 風花雪月 | 約13GB |
フォートナイト | 約12GB |
ポケットモンスターソード・シールド | 約10GB |
▼比較的軽めの人気ゲーム
タイトル | 容量 |
マリオカート8デラックス | 約7GB |
あつまれ どうぶつの森 | 約7GB |
スプラトゥーン2 | 約6GB |
桃太郎電鉄 昭和 平成 令和も定番! | 約2GB |
マインクラフト | 約1GB |
※ソフトウェアアップデートによって上記よりも増量する可能性があります。
Switchのゲームはダウンロードコンテンツの追加などによって、データ量が増加されることも多々ありますので、容量には数ギガバイトの余裕を持たせた方が良いでしょう。
逆に、インディーズのような小規模で作られたゲームは、大きくて数GB。ものによっては何百MBと小さいものが殆どですね。
これらの容量についてはeShop、あるいはマイニンテンドーストア(公式ホームページ)で記載されていますので、どれだけ容量があれば良いのか確認してみるのも良いでしょう。
因みに、私は毎月大きめのタイトルを1~2本、インディーズタイトルを2~5本くらい買いますが、200GBもあれば十分な印象です。
遊ばなくなったゲームをある程度マメに整理すれば、実際はもっと少ない100GB辺りでも十分いけそうな感じですね。
見落としてはいけない”速度”
SDカードのデータの転送スピードが速いほど、ゲームのローディングは短くなります。ゲームの快適性に非常に重要なポイントなので、SDカードのデータ転送の速さについてもしっかり確認しておきましょう。
データの転送スピードの速さは『CLASS 〇〇(数字)』と表記されます。(『CLASS 2』『CLASS4』…と数字が大きいほど速くなります)
因みに、NIntendo Switchのゲームカードのデータ転送速度はかなり速く、『CLASS10』と同等スピードと言われています。ですので、速度は『CLASS10』のものを極力選ぶことをオススメします。
速度の違いで値段が大きく跳ね上がるというわけでもないので、ここは妥協せずに行きましょう。
タイプ別!オススメのSDカード!
ここからは、私個人的にオススメするmicroSDカードをご紹介していきます。これまで説明させていただいた内容を踏まえた上で、ご自身のご希望やライフスタイルに合ったものを参考に頂ければ幸いです。
兎に角安心で使いたい!
安心感を第一に求めたいという方は至ってシンプル。任天堂の公式品一択です。
特筆すべきは保証期間が購入から10年間であるという事です。
落としたり、水に浸して壊したりなどユーザー側のミスではない不具合に対して、任天堂が10年サポートしてくれるのは非常に心強いですね!
しかし、その代償ではないのですが、公式のSDカードって一般品のモノよりも値段が高いんですよね。後程紹介するSanDiskの128GBのと同等性能なのに、値段が大きく跳ね上がります。
安心をお金で買えるという意味ではベストチョイスではありますが、コスパを重視したい人には他のSDカードも検討してみる価値はありそうです。
Nintendo Switchは最大1TBまでのmicro SDカードに対応しています。しかしながら1TBのカードは何万円という高額の値段で、はっきり言ってコスパが悪すぎます。
もし沢山ゲームを購入して詰め込んでおきたいと、お考えでしたら1Tではなく 512GB がオススメですね。1T一枚よりも512GBを2枚買う方がよっぽど安くつきます。
サムスン&Nintendo Switch動作確認済のお墨付きで500GBを超えるサイズでは人気商品です。容量は兎に角欲しい予算に余裕があるという方ならば、こちらがオススメですね。
もうちょっと値段が安いものが欲しいという場合は、『Lexar(レキサー)』のSDカードがお値打ちですね。
容量重視だけどコスパも考えたい!
ゲームを日ごろからよく購入するゲーマー寄りな方で、満足な容量を確保しつつコスパに優れたものをお求めであれば、SanDiskの200GBがオススメです。
SanDiskはアメリカのメーカーで世界及び日本のシェアNo.1。メーカーとしての実績・認知度は申し分ありません。
私もこちらの旧機種を2年以上Switchに挿しっぱなしにしていますが、全く不具合なく使えています。でも2年前に購入したときは1万円弱だったんですよねコレ。今や半額以下とは(笑)。
兎に角安く済ませたい!
周辺機器にお金はあまりかけたくない!という方はサムスンの64GBがオススメです。
64GBというと大作ソフトが少なくとも2~3本程度は収納できます。
そこまで頻繁にゲームを買い足さない。色々なゲームを並行して遊ぶ事はあまりなく、常時数本のゲームを起動できるようにしてれば問題ない。
そういったスタンスの方には値段を抑えられるこちらが適していますね。
ちょっと200GBは容量デカすぎるかな?そもそも使ったことがないから全然分からない!と選びかねている方はサムスンの128Gがオススメです。容量もさほど気にせず使えますしコスパも良好です。
このサイズであれば、大作ソフトを数本入れて、さらにインディーズのゲームなど容量が大きくないソフトも複数本収納できます。
本Micro SDカードは上記のサンディスク200GBとさほど値段が変わらない時がありますが、正規代理店輸入品かつ、Nintendo Switchの動作確認済と販売元が保証しているという点で安心感がありますね。
最後に
既に存知の方も多いと思いますが、念のため最後にSDカードのスロット(差込口)をご紹介しておきます。
本体裏のスタンドの所にひっそりと差込口がありますので、購入された場合はカードのラベル(表)がこちら向きになる様にして挿入ください。
当記事の説明はこれで以上になります。
Switchを遊ぶ上でSDカードは必須ではありませんが、やはり容量を気にせずゲームを購入できるのは嬉しいものです。ダウンロードソフトもどんどん充実してきていますし、オンライン対応の長く遊べるゲームがトレンドになりつつありますしね。
そんなタイミングに合わせて、SDカードの値段が一気に下がったのは非常にラッキーです。皆さんは私みたいに高い値段で買ってしまった!という様にならないように、是非当記事をご参考いただければ幸いです。
当記事では、このようにNintendo Switchユーザーの皆様にお役立ちいただけるような情報を発信しています。ゲームレビューも多数掲載していますので、宜しければ他の記事も是非ご一読ください。
Written by にぃど(@switch_for)