プライム4を遊ぶ前に知っておきたいメトロイドのストーリーを解説!

Nintendo Switch向けに『メトロイドプライム4』の開発中を示すロゴが発表されてから1年以上が過ぎそろそろ本格的なプロモーションに期待される時期ですが、その前にチェックしておきたいのが『メトロイドプライム4』までどんなストーリーだったのかというポイントではないでしょうか。

そこで今回は『メトロイドプライム4』へ向かう前知識として知っておきたい、ストーリーと各作品の解説を行っていきます。

是非『メトロイドプライム4』への事前予習として当記事を参考いただけたら幸いです。

因みに、メトロイド各作品のネタバレを含む内容になりますので、その点はご注意ください。

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メトロイドの歴代作品と時系列について

メトロイドシリーズはFCの頃から長く続いており沢山の作品が存在するわけですが、ゲームの発売された順番と時系列がバラバラなので、最初にまず本編作品の時系列整理していきましょう。

▼メトロイドの時系列
・メトロイド(FC)
→リメイク:メトロイド ゼロミッション(GBA)

・メトロイドプライム(GC・Wii)
・メトロイドプライム2(GC・Wii)
・メトロイドプライム3(Wii)

・メトロイドⅡ(GB)
→リメイク:メトロイド サムスリターンズ(3DS)
・スーパーメトロイド(SFC)
・METROID OTHER M(Wii)
・メトロイドフュージョン(GBA)

このように『初代メトロイド』及びリメイクの『ゼロミッション』の後にメトロイドプライムシリーズが続く流れになっています。

メトロイド最新作と聞くと、時系列的にかなり後の話のように感じる人も多いかもしれませんが、メトロイドの中でも初期~中期のエピソードとしてメトロイドプライムシリーズがあり、そこに新たに『メトロイドプライム4』が組み込まれるという事なんですね。

というわけで今回の記事はは初代『メトロイド』~『メトロイドプライム3』までのストーリーについて振り返っていきます。

 

メトロイド、メトロイド ゼロミッション

ストーリー

【第一部】

コスモ歴20X5年、未知の生命体『メトロイド』を搬送中の連邦の調査船がスペースパイレーツに襲撃された。

『メトロイド』とは生物にとりつくことで生態エネルギーを吸い尽くし爆発的な増殖も可能な危険生物であり、惑星を滅ぼすほどの力を持つ脅威の存在である。

スペースパイレーツの手によって『メトロイド』が生物兵器として利用されてしまえば銀河文明の壊滅は避けられない_連邦警察はスペースパイレーツの本拠地『要塞惑星ゼーベス』を総攻撃するが、激しい抵抗にあい平行線を辿る。

そんな連邦警察の最後の切り札として要請されたのが銀河最強のバウンティーハンター『サムス・アラン』である。

サムスが与えられたミッションは単身で惑星ゼーベスに侵入し、要塞をコントロールしている『マザーブレイン』を破壊すること。

幼き頃育ったかつての故郷でもあるゼーベスに降り立ったサムスの眼下に広がるのは、スペースパイレーツの巣食う世界だった。

そしてそこでは困難な捜索と激しい戦いが待っており、特にスペースパイレーツの最高指揮官である『リドリー』との闘いは熾烈を極めた。

▲サムスの宿敵として以後何度も戦うことになるリドリー。

両親、そして両親亡き後に父親同然であった存在をサムスから奪っていた因縁の相手でもあるリドリーを倒したサムスは要塞の深部へと向かう。

しかし既にそこには増殖したメトロイドたちが溢れており、次々とサムスへ牙をむき始める。

そして、襲い掛かるメトロイド達をかいくぐったサムスは遂に惑星要塞をコントロールする人工知能であり、スペースパイレーツの司令官でもある『マザーブレイン』の元へとたどり着く。

四方から飛び交う砲撃に苦戦しながらも銀河社会の脅威をサムスは見事単身で打ち倒すが、マザーブレインの絶命と共に要塞に仕掛けられた時限爆弾が作動する。

絶体絶命、限られた時間の中でもサムスは脱出を果たし、要塞は崩壊_こうしてサムスのミッションは完遂した。

【第2部】

惑星ゼーベスでのミッションを終えたサムスは脱出ポッドで帰路に向かう途中、不運にもスペースパイレーツに遭遇しポッドを撃墜されてしまう。

間一髪ポッドから脱出したサムスだったが、パワードスーツを失った状態でゼーベスへと逆戻りに。

サムスは再びゼーベスから脱出するためにスペースパイレーツの母艦にある戦闘機を奪う事を計画する。

護身用のショックガンのみの装備のみで襲い掛かるゼーベス星人に逃げ隠れながら潜入ミッションを進めていく途中、サムスはかつて鳥人族が造り上げた遺跡へと踏み入れることになる。

そこで見つけたのは鳥人族の長老にサムスがかつてこの遺跡に連れてこられた記憶と鳥人族が遺した『伝説のパワードスーツ』である。

遺跡での試練を乗り越え『伝説のパワードスーツ』を纏ったサムスは本来の意味である”最強の戦士=メトロイド”として覚醒し、ゼーベス軍への反撃に出る。

敵を貫通し全てを破壊するプラズマビーム、重力をすらも制御し、空を翔る…圧倒的な力を得たサムスに追い詰められたゼーベス軍はサムスの宿敵を模した殺戮マシン『メカリドリー』を未完成でありながらも起動させた。

しかし、伝説のパワードスーツを纏ったサムスにメカリドリーは敵わず破壊されると同時に、母艦の自爆装置が起動する。

サムスは艦内にあったスターシップに計画通り乗り込み、脱出を図ることに成功。

こうしてゼーベスのミッションからサムスは無事帰還を果たすこととなったのである。

解説

ファミコンのディスクシステム専用ソフトとして発売された記念すべき第一作で、以降シリーズの主人公となる『サムス・アラン』が初登場した作品です。

※例外的に『フェデレーションフォース』だけ主人公がサムスでない。

ファミコンやゲームボーイの産みの親である故横井軍平氏の指揮の元、新人チームのプロジェクトとして『マリオ』とは異なるシリアスな世界観やゲーム性を目指して作られたのが『メトロイド』です。

ステージという明確な区切りの無いマップをプレイヤーの思うままに探索し、アイテムを見つけることでルートを開拓していく2Dアクションのスタイルは既にFC1作目から確立されており、後にメトロイドヴァニア』というジャンルのカテゴリーになるほどの沢山のフォロワーを生み出しました。

玉のように丸まって移動するモーフボールや空中で回転しながら攻撃するスクリューアタック等サムスの多彩なアクションはこの頃から採用されており、FCのゲームとしてはアクションの種類の豊富さが目立ちますね。

後に初代メトロイドはGBAにリメイクとして『ゼロミッション』が発売されましたが、こちらはオリジナル(FC)の部分を作り直すだけでなく、更にその続きとなる第2部のストーリー追加しており、ほぼ新作に近い作品となっています。

追加となった2部ではパワードスーツを脱いだ状態のサムスを操作するというシリーズの中でもレアな作品です。

パワードスーツを脱いだサムスは後にスマブラに『ゼロスーツサムス』として参戦しておりスマブラのファイターとして認知している方も多いと思いますが、ゼロミッションのサムスを元に半分スマブラオリジナルとも言っていい程大幅なアレンジがされていますね。

▲パワードスーツを着用したサムスよりもむしろ強い?!スマブラのゼロサム。

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メトロイドプライム

ストーリー

サムスによって壊滅したと思われていたスペースパイレーツは二つの部隊に分かれ、再建を目指していた。

一つはサムスに壊滅させられた『要塞惑星ゼーベス』の再建※に、そしてもう一つは新たな要塞の再建する為に必要な強力なエネルギー反応を示す惑星『ターロンⅣ』へと降り立っていたのだ。

※再建されたゼーベスは後の『スーパーメトロイド』の舞台となる。

スペースパイレーツたちはターロンⅣのエネルギー反応が、遺跡の地下にある隕石から発する『フェイゾン』という物質のものであると突き止める。

彼らはフェイゾンを利用して生物実験を行い始めると同時に、遺跡の地下から隕石を手に入れようとするが、封印に塞がれており入手ができないままだった。

そんな頃、サムスが乗るスペースシップのレーダーにターロンⅣのスペースシップが捕捉される。

船内に潜入したサムスはスペースパイレーツの生物実験の結果を目撃することになる。

サムスは生物実験によって生み出された化け物達を撃退しつつ、スペースパイレーツがフェイゾンを採掘する基地へと捜索を始める。

そして最深部であるインパクトクレーター(隕石の衝突部)に現れたのは、隕石に潜んでいた『メトロイドプライム』という名のフェイゾン生命体だった。

このメトロイドプライムこそがフェイゾンをまき散らし惑星を汚染し、スペースパイレーツを呼び寄せた元凶である。

メトロイドプライムと死闘の末に勝利したサムスはメトロイドプライムの自爆から逃れ、ターロンⅣを脱出する。

戦いは終結したかに見えたが、メトロイドプライムはサムスとの闘いの最後に吸収した遺伝子情報を取り込み、新たな姿へと生まれ変わろうとしていた。

しかし、この時のサムスはメトロイドプライムとの戦いの火蓋が切って落とされたばかりだとはまだ知る由もなかった。

(プライム2へ続く)

解説

ゲームキューブに最初に発売されたメトロイドで、これまでの伝統的な横スクロールではなく1人称視点のアドベンチャーゲーム(通称:FPA)へと大きく進化した作品です。

任天堂の宮本茂氏がレトロスタジオ※1を指揮して作られた本作は、それ以前にレトロスタジオが作っていた4本のゲームを宮本氏が全部キャンセルにして急遽本作の開発を始めたことや、3人称視点で作っていたのを土壇場で1人称視点に変える…といった宮本氏の伝家の宝刀『ちゃぶ台返し』によって産み出された作品だったりします。

※アメリカにある任天堂の子会社でメトロイドプライムシリーズ、マリオカート7、ドンキーコングリターンズ等を手掛けてきた。ゼルダの伝説ブレスオブザワイルドでも製作協力する等評価の高い作品に携わり作り続けている。

レトロスタジオのスタッフ曰く宮本氏が来社するときは『帝国のマーチ』※2が頭の中で流れる程戦々恐々としたものだったようですね(笑)

※スターウォーズのヴィラン『ダースベイダー』が登場する際に流れるBGM。

操作視点から見て『HALO』のようなシューティングゲーム(FPS)と勘違いされることも多いですが、シューティングゲームというよりも2Dのメトロイドを3Dにしたアクションアドベンチャーという方が表現としては近いです。

バイザーを使ったスキャニング等1人称視点でのメリットを生かしており、孤独な探索と迫力ある戦闘等没入感に拘った作風は特に北米で高く評価されています。

世界的な評価の指標であるメタスコア※390点超えで超名作として大きくメトロイドのブランドイメージを押し上げた作品でもあります。

※Metacriticというサイトにて世界中のゲームメディアがレビューで出した得点を集計し、平均値を出したもの。メトロイドプライムは3作全てメタスコア90点を超える驚異の名作シリーズと評価されている。

 

メトロイドプライム2 ダークエコーズ

ストーリー

サムスはスペースパイレーツの追跡中に消息を絶った銀河連邦ブラボ―中隊を捜索するため、惑星『エーテル』に向かっていた。

惑星エーテルは『ルミナス』という種族によって繁栄をもたらされた平和な星だったが、隕石の落下によって作り出された次元の歪みから『イング』と呼ばれる凶暴な闇の種族が現れたことで一変する。

ルミナスは侵略者であるイングに抵抗するものの、圧倒的な劣勢に追いやられ疲弊し、サムスが惑星エーテルに到着する頃には滅亡を待つばかりの状態にあった。

サムスはルミナスに降り立った先で壊滅した銀河連邦の船とブラボ―中隊の骸を見つけるが、奇妙なことにゾンビのように蘇った彼らからサムスは攻撃を受ける。

そこでサムスは惑星エーテルの新しい支配者となりつつあるイングという存在が、機械や生命体に分子レベルで融合し、自在に操ることができることを知る。

そして更に、イングとは別にサムスと同じようなパワードスーツを着た『ダークサムス』という存在も。

ダークサムスの正体はかつてサムスが倒したメトロイドプライムであり、惑星エーテルに訪れた目的はフェイゾンを吸収し自身を強化する事にあった。

何度も襲い来るイングやダークサムスを撃退しつつ、サムスはルミナス星人と惑星エーテルを救うべく戦いを繰り広げた。

光のエーテル(サムスたちの次元)と闇のダークエーテル(イング達の次元)の二つの次元をポータルを使って行き来しながら、サムスはダークエーテルの原動力となっているエネルギー制御装置を見つけ壊滅させることを試みる。

そして、最終的に惑星エネルギーを飲み込んだ『エンペラーイング』をサムスが撃破したことでダークエーテルは崩壊のカウントダウンを始める。

しかし、ダークエーテルから脱出を図るサムスに対して、最後に立ち塞がったのはやはりダークサムスである。

フェイゾンを過剰摂取したダークサムスは強力な力とは裏腹に骨格や内臓を浮きぼりにさせた不安定な状態で、自身の放ったフェイゾンビームをサムスに逆利用され、消滅してしまう。

ダークエーテルとダークサムスを消滅させ惑星エーテルの平和を取り戻したサムス。

ルミナスの民に英雄として讃えられ見送られる中、惑星エーテルを去るサムスにようやく安堵が訪れたのだった。

(プライム3へ続く)

解説

引き続きゲームキューブに発売されたプライムシリーズの第2作という事で前作のシステムを踏襲しつつ、新たに『光と闇』という2面性をテーマに進化をした作品です。

善良な『ルミナス』が統治している『エーテル』と凶暴な侵略者の『イング』が統治する『ダークエーテル』を舞台にする等ストーリー上の設定だけでなく、ゲームシステムでも相手に合わせて光属性、闇属性を切り替えて戦う等二つの属性を全面的にフィーチャーしています。

また、2Dメトロイドでお馴染みの『スクリューアタック』(空中で回転ジャンプをして敵を攻撃する)も復活したり、バイザーの機能が追加されるなどアクションやシステムの拡張によるブラシュアップが行われたことで、前作並みに高く評価されていますね。

今回初登場となった『ダークサムス』はスマブラSPにも登場しておりますが、3Dメトロイド(プライムシリーズ)の『ダークサムス』と2Dメトロイドの『リドリー』というサムスの好敵手を同時に参戦させたのは『メトロイド』を復活させようという任天堂の意気込みの表れなのかもしれません。

 

メトロイドプライム3 コラプション

ストーリー

惑星エーテルでの事件から6か月程過ぎたころ、銀河連邦はネットワークコンピューターにウイルスが感染拡大するという深刻な事態に見舞われていた。

ネットワークのダウンからシステム復旧を急ぐ銀河連邦に対して、これを好機と逃さず攻撃を始めたのはスペースパイレーツだった。

銀河連邦はサムスらバウンティーハンターを緊急収集し、スペースパイレーツの襲撃を受けている防衛基地を防衛するため『惑星ノリオン』へと派遣する。

ノリオンの連邦軍と合流したサムスたちはスペースパイレーツの侵略から基地を守り続けるが、その最中に突然の訃報を受ける。

「巨大な隕石の様なものがそちらに向かっている!防衛基地の砲台で隕石は破壊できない!」

コンピューターにウイルスに感染させてシステムをダウンし、無力化した連邦の防衛基地に隕石『リヴァイアサン』を落とす…これがスペースパイレーツの狙いだったのだ。

この危機を回避するため、スペースパイレーツによって停止させられたシステムを復帰させようとするサムス達の前に現れたのは、6か月前『惑星エーテル』で消滅したはずの『ダークサムス』だった。

ダークサムスの圧倒的な力の前にサムスたちは叶わず全滅してしまうが、サムスは満身創痍で朦朧とした意識の中コンピューターを操作し、隕石リヴァイアサンを破壊することは成功した。

それから一ヶ月が経過…。

長い眠りから目覚めたサムスは放射性物質『フェイゾン』を自分の体内で生成できるようになっている事、サムスたちが危機から救った惑星ノリオンとは別に『惑星ブリオ』と『惑星エリシア』に隕石リヴァイアサンが飛来し、フェイゾンに汚染され始めている事を知らされた。

そして、サムスたちは惑星の汚染を食い止めるためリヴァイアサンを破壊する新たな任務を受けることに。

他のハンターと手分けする形で『惑星ブリオ』に向かったサムス。

灼熱の溶岩に囲まれた星に突き刺さったリヴァイアサンを内部から破壊するため侵入するが、かつて惑星ブリオの守り手として作られたゴーレム『モゲナー』に苦しめられる。

▲メトロイドプライムで最も攻略が厄介と言われる嫌われ者のボス。

苦戦の末に勝利したサムスは自身の体内で生成されるフェイゾンの力を利用した『ハイパーモード』の力でリヴァイアサンの核を破壊し、惑星ブリオの感染進行を止めることに成功した。

サムスが次に向かった惑星エシリアでは、フェイゾンによって支配された仲間のハンターとの戦いを強いられることになる。

それによって自身の体の中で生成されている力の源と考えていたフェイゾンが宿主を蝕むウイルス汚染の様な危険なものであることをサムスは知る。

いたずらに時を過ぎれば彼らのようになってしまうかもしれない_フェイゾン汚染拡大への決意を仲間の死を乗り越えて強固にしたサムスは惑星エシリアのリヴァイアサンも破壊し、ひとまずは与えられたミッションを完遂したのだった。

そうして帰還するサムスにまた新たな情報が届けられる。

「スペースパイレーツの本拠地にもリヴァイアサンが落下し、そこから湧き上がるフェイゾンを軍事力として利用している_」

敵の本拠地である『惑星ウルトラガス』ではスペースパイレーツ達とのサムスの闘いが激化していく。

フェイゾンに汚染されサムスに牙を向く向くもの中にはなんと因縁の宿敵である、あの『リドリー』の姿もあった。

サムスに敗れた後スペースパイレーツに回収されたリドリーは大量のフェイゾンを施され凶悪な進化をしており、リヴァイアサンを破壊せんとするサムスを待ち構えていたのだ。

激戦の末にサムスはリドリーに勝利しリヴァイアサンを破壊するが、その代償としてサムス自身のフェイゾンの汚染の進行を加速してしまう。

一方ダークサムスはフェイゾンの汚染を利用してウルトラガスに残った全てのスペースパイレーツ達を支配下にしていた。

サムスはワームホールを使ってダークサムスと残りのスペースパイレーツを掃討すべく最終決戦へ向かう。

これまでよりもより強大で、完全体と言える力を手に入れていたダークサムスはサムスを大いに苦しめた。

しかし、サムスは汚染されたフェイゾンに侵食されつくすリスクを抱えながらも、その力を使いダークサムスを遂に粉砕する。

それと同時にサムスの身体に増殖していたフェイゾンも同時に消え去り、ダークサムス=メトロイドプライムとの決着を遂に果たしたのだった。

銀河連邦は危機をこうして免れ、サムスはまた次の任務へ向けてスターシップに乗り込み飛び立っていく。

広い銀河の海でサムスが目指す先には何が待ち受けているのか…。

この先は『メトロイドプライム4』の物語へと繋がっていく。

解説

プライムシリーズ3部作の最後を飾る本作はハードをWiiに変えて登場しました。

何と言ってもWiiリモコンのポインターで直感的に視点を動かせるようになったことで劇的にユーザーフレンドリーな進化を果し、家庭用ゲーム機が抱えていた「コントローラーで一人称視点のゲームを操作するのは難しい」という問題に対して一つの答えを出した作品です。

これまでほぼば設定上の存在でしかなかった銀河連邦を大々的にストーリーに絡ませたり、サムスの仲間として別のハンター達が登場する等、よりはっきりとメトロイドの世界観を見せる事に意欲的なところも大きな特徴ですね。

一応三部作はこれにて終了したわけですが、実はエンディング後にその続きを匂わすシーンで本作は終了しています。

それは、メトロイドのスピンオフである『メトロイドプライムハンターズ』に登場する『サイラックス』が乗るスペースシップがサムスを追いかけるというシーンです。

『サイラックス』はサムスと同様にバウンティーハンターとして活躍する戦士ですが、銀河連邦と協力者であるサムスに対して恨みを持った人物でもあります。(理由は不明)

最新作『メトロイドプライム4』の物語は『サイラックス』がキーマンとして展開されることが予想され、どのような展開になるのが注目のポイントになるでしょう。

当記事を掲載時は具体的なゲーム映像なども一切ない段階ですので、お話しできるのはここまでになりますが、また詳細が分かりましたら記事にしてく予定です。

 

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