今回はSwitchで2018年8月迄に発売された和風なゲーム達を10タイトルピックアップしてご紹介していきます。
Nintendo Switchは『スプラトゥーン2』や『Fortnite』、『ゼルダの伝説』等様々な人気タイトルが日々増えておりますが、その裏で実は「日本の伝統的な文化や歴史」を題材にしたもしくはオマージュしたゲームも増え続けています。
なかなかそういったゲームは地味で日の当たりにくいニッチな存在ですが日本の古典文化を感じるような和風のゲームもたまに遊んでみると良いものですし、そういったゲームに興味があるという方に本記事がお役に立ちできれば幸いです。
日本の歴史ゲームと言えばやはりコーエーの『信長の野望シリーズ』は外せません。
『創造 with パワーアップキット』は一国の大名となり全国統一を目指すシミュレーションゲームで近年のシリーズの中ではトップクラスに評価の高い作品です。
それまでの作品とは異なり、一か所の城に兵を集中させて物量で圧倒するという事ができなくなったことでより戦略的な熱い城獲り合戦が展開されるようになったり、沢山のお城が拠点として登場する等充実した内容を気に入って遊び続けている人も多いようで、中古市場でもかなり高い価格を維持していますね。
一方その後に出た『信長の野望 大志』はスマホとのマルチ化に伴い内容がシンプルになった事で評判はあまりよくないので要注意ですね。
スマホとのマルチを切って改良した『信長の野望 大志 witch パワーアップキット』として2018年冬に改めて発売されますのでそれでどこまで化けるか分かりませんが、無印がβ版でパワーアップキットが本番なのも信長シリーズの伝統ですね。
斜め上から見たクオータービュー視点のターンベースシミュレーションRPGですが、御伽噺や日本神話の登場人物がキャラクターとして登場する実に和風なゲームです。
本作では他機種版のユーザーから得たフィードバックによって様々な改良を施しており、仲間の数や職業、全50ステージの特盛やり込みダンジョン等ボリュームが半端ない作品に仕上がっています。
『タクティクスオウガ』や『ファイナルファンタジータクティクス』と似たゲーム性ですが難易度調整ができるので、それらのタクティクス系のゲームが好きだけど難しすぎて投げてしまったという人も挑戦しやすいゲームですね。
戦国時代をテーマにトレーディングカード+シミュレーションゲームを融合させた『不如帰シリーズ』の最新作です。
『マジック・ザ・ギャザリング』の元チャンピオンがゲームデザインをしているだけあって骨太なオンライン対戦が楽しめるのはもちろん、ガチャを引いてカードを集める楽しさはこの手のゲームが好きな人はたまらないですよね。
カードイラストコンテスト等の入賞作品のカードの追加やバランス調整などのアップデートも継続的に行われている長期運営型というのもポイントです。
e-shopにて体験版も配信されていますのでご興味ある方は是非ダウンロードしてみて下さい。
昔懐かしのアーケードゲームの復興版で、以前にプラチナゲームズの神谷英樹氏(ベヨネッタ、大神、DMCのディレクター)がランキングトップ1位に君臨するゲームとして別記事にてご紹介させていただきました作品です。
主人公の忍者くんを操作してステージ内の敵を全員倒せば次のステージへというレトロなステージクリア型アクションで、今のゲームに慣れている人には激ムズな操作性です。
厳しめの難易度とはいえ意外とゲームバランスを面白く作っていて神谷氏がハマるのもその辺りにあるのかもしれません。
プラチナゲームズ神谷氏Switch版『アケアカ 忍者くん』のオンラインランキングで1位!?試しにどんなゲームか挑戦してみた
所謂ビジュアルノベルと言われる小説を読む様に楽しむホラーアドベンチャーで、プレイヤーの選択肢によって様々に展開するストーリーの多様性が面白い作品です。
劇中の舞台は現代の都会ではありますが、タイトル名にも使われている日本の伝承である妖怪『送り犬』をテーマに扱った怪奇物としても中々読みごたえがありますね。
ミスリードやどんでん返し、分岐によって登場人物の立ち位置が大きく変わるなど巧みに読み手を翻弄するようなシナリオで色々と驚かされる事も多い作品です。
本作は500円ちょっとで楽しめるコンパクトながらもやり込むと奥が深い忍者アクションゲームです。
単純明快な操作性と爽快感あるプレイフィールがスコアアタックとの相性も良く、黙々と遊び続けてしまうタイプですね。
プレイ1周は2時間もかからない程のボリュームですがトライアンドエラーでタイムやスコアを向上させていく事に気持ち良さを感じれる人におススメなゲームです。
https://nss-blog.com/2018/04/19/ニンジャストライカー%ef%bc%81%e3%80%80レビュー・感想/
大河ドラマ『真田丸』にちなみ真田幸村を主人公にフォーカスした『戦国無双』のスピンオフ作品です。
真田幸村と言えば武田家に仕えた「日本一の兵(もののふ)」として有名で、同シリーズ本編でも毎回パッケージに登場する等大人気の武将です。
これまでの『戦国無双』は複数の武将からの視点で史実やifを体験するというスタイルですが、本作は真田幸村の幼少期から最後までを追体験でき、合戦数は60を超えるというという正に真田幸村ファンには堪らないゲームになっています。
一騎当千のゲーム性はそのままですが真田幸村の年齢と共に姿やモーションが変化したり、城下町(上田城・大阪城等)で依頼を受けてマップを探索する等のミッションなど本編にはない要素を取り入れてストーリーモードを充実させていますね。
その代わりに『無限城』等のやり込み要素が削除されているため本編とはやや方向性が異なると理解して遊ぶ必要がある作品でもあります。
寿司x忍者という和風要素の二つを組み合わせたヘンテコなパズルゲーム『寿司ストライカー』はコミカルな和風寸劇な世界観と物語を楽しめる作品です。
同じ色の寿司の皿を繋げて積み上げた皿を相手にぶつける…という一見意味不明なルールで一騎打ちするのですが、見た目や設定の緩さに反して忙しいゲームです。
どちらかというと見た目はキッズ世代に向けて作られている印象ですが、中盤から骨太になってくる難易度から考えると意外とターゲットはもう少し上なのかもしれませんね。
アニメーションにもかなり力を入れていてeテレの『忍たま乱太郎』(以前はNHKにて放送)が好きな人には結構ツボにはまる可能性ありな作品です。
Switch版『寿司ストライカー The Way of Sushido』レビュー・感想~実は対戦向けではなくやり込み向け?!~
本作はプレイヤーが城を守る指揮官となり、次々と侵略をもくろむ敵軍を退けるタワーディフェンス型のゲームです。
登場する敵将は上杉謙信や伊達政宗等の戦国時代を生きた有名武将たちで、それぞれの特殊攻撃を潜り抜ける為にどう準備と対処するのかがプレイヤーの腕の見せ所ですね。
元々は3DSで配信されていたものにボリュームアップした本作はステージ二百以上ととんでもない物量になっていますが、流石にタワーディフェンスというゲーム性でそのステージ数は飽きが来てしまう…という声もありますが淡々と遊び続けるゲームが好きな人には八百円という安さでコスパに優れた作品とも言えますね。
日本神話や昔話の世界観を大胆に取り入れた『大神』は元々はPS2で発売された古い作品ですが、今なお色あせない名作アクションアドベンチャーです。
本作は絶景版と謳われている通り、HDリマスターの作品の中でもひと際美しくなった映像で全編に和の雰囲気を楽しめる作品になっています。
ゲームの内容は『ゼルダの伝説シリーズ』を彷彿とさせ、謎解きや3Dのフィールドを走り回るゲーム進行は同シリーズの『時のオカリナ』からの影響を色濃く感じますが、画面に筆書きをすることで様々なインタラクションを起こせる「筆しらべ」等ユニークなシステムが光る作品ですね。
日本昔話の登場人物や妖怪たちを面白おかしくアレンジしているところも見どころです。