Nintendo Switch『biohazard 4(バイオハザード4 )』の2019年5月23日発売に先駆けて、同作が神ゲーとして評価された3つの理由をお話していきます。
本作は当時のゲーム・オブ・ザ・イヤーを総なめしたシリーズの中でも屈指の名作として今でも語り継がれており、シリーズの中でも一番好きな作品だという方も多いのではないでしょうか。
かくいう私も新しいハードに出る度に購入しているくらい好きで、Switchで久しぶりに遊びなおすのも楽しみにしていたりします。
そんなかつてのプレイヤーを捉えて離さない名作の魅力とは一体何なのか?…本日は語っていきましょう。
価格:3,300円
メーカー:カプコン
ジャンル:アクションADV
プレイ人数:1人
オンライン:なし
暴力表現:あり
イケメンのレオンがCool!
本作の主人公は『バイオハザード2』でも主人公を務めた元警官・現エージェントのレオン・S・ケネディです。
甘いマスクだけでなくお茶目なジョークも扱えるという洒落たイケメンで、女性にも大人気なキャラクターですね。
筋肉マッチョの初代主人公クリスをはじめとする無骨なメンズ揃いのシリーズの中でも、さわやかなルックスのレオンはひときわ目立つ存在でしょう。
しかも、このレオン君…操作に慣れてくると滅茶苦茶強いんですよね。
バイオというとパンパンと遠距離武器でゾンビを撃っているイメージを抱く方が多いと思います。
実際、本作では拳銃からロケットランチャーまで…様々な銃火器を使って戦っていきます。
色んな武器を上手く近いわけながらクリーチャーたちを倒すゲームというのがひとつコンセプトしてありますからね。
しかし、条件によっては体術で敵にとどめを刺すこともできるんですよ。
本作では人型の敵に対して、足を撃ってひるんでいるときに近づくと体術技が出せるというシステムが採用されています。
恐ろしい相手に回し蹴りやプロレス技「ベリー・トゥー・ベリー」をブチかます!
これが凄い気持ちいいんです!
プレイヤーが上手くなってくると弾薬を節約するために、バンバン体術で暴れるレオン無双状態にになります(笑)
イケメンでシャレも通じて、銃火器も扱えて、体術でハッスルできる。
ちょっとレオンさん、男としてパーフェクト過ぎませんか(笑)
緊張感あるバランスが最高!
本作が名作たるゆえんとして、緊張感のある絶妙なゲームバランスというのも欠かせない要素です。
分かり易いところで言うと入手できる弾薬の数ですね。
これが初見プレイの時に多すぎず少なすぎず、滅茶苦茶絶妙なんです!
①「あぁ!弾が無くなりそう!ヤバイヤバイ!」
↓
②「なんとか倒せた…でも、この後敵と戦う弾ないぞ」
↓
③「あ、弾ゲット…これなら何とか(ドキドキ」
↓
①に戻る
兎に角弾薬不足は死活問題ですから、もう必死に探索してマップを漁りまくるわけですよ。
ゲームの戦闘とマップの探索がしっかり結びついていて、ゲーム全体にサバイバルアクションとしてのまとまりの良さみたいなものを感じさせますね。
また、敵の近づいてくる速さとか攻撃の頻度も絶妙な調整が施されていますね。
どんな感じか序盤に登場するチェンソー男を例として、説明していきしょう。
このチェンソー男はレオンよりも足は遅めなので、落ち着いて走って逃げればどうという事はありません。
しかし、レオンが攻撃する際に足を止めてしまう仕様と「ブルウウウウンッ!!!」とチェンソーのモーター音を鳴らしながら迫ってくる様が合わさって、強烈なプレッシャーが与えられるんですよね。
攻撃されればほぼ即死…周りは鎌やクワを持った狂った村人…
そしてレオンは一人きり…
初見プレイの時は「うわぁあああああ!!」って叫びながら遊んでいた記憶があります(笑)
本作ではホラー感が薄まった反面、こういったパニックスリラー面が強く押し出されていて、別の意味で緊張感のあるゲームプレイができるんですよね。
チェンソー男の他にも本作では「こんなのアリ⁈もうやめてくれw」と悲鳴を上げる様なボスやシチュエーションが沢山登場します。
次から次へとよくこんなにネタを考えたな(笑)
そんな風に感心してしまうくらいです。
そしてそれら一つ一つが丁寧にチューニングされています。
ゲームを最後まで楽しませるために様々な敵のバリエーションを用意するのは当然ですが、ただ多いだけでは意味がない。
その一つ一つをハラハラ楽しく遊べるようにしっかりと調整するという、徹底した拘りが本作にはあるからこそ高い評価に繋がったのでしょう。
やり込み要素が豊富!
本作はクリア後にアンロックされる要素が沢山存在します。
中でも『マーセリナーズモード』は、クリア後のコンテンツとして沢山の人がやり込んだのではないでしょうか。
押し寄せてくる敵をひたすら倒してハイスコアを狙う単純なミニゲームなんですけど、進行ルートが結構複雑で攻略の自由度が非常に高いんですよね。
レオン以外のキャラクターも使えるというのもクリア後に新鮮な感じがして良かったです。
このマーセリナーズで覚えているのが、アナウンサーの故鈴木史郎さんのとんでもないやり込み具合ですね。
Wii版のマーセリナーズを華麗にプレイしていたTV映像は、当時大変な話題になった記憶があります。
このマーセリナーズは非常に好評だったこともあり、後のシリーズに搭載されただけでなく、3DSで1本のソフトとして発売されています。
やはり神ゲーかどうかを判断する基準として、「クリア後も何度も楽しめるゲームか」というのも一つ重要なポイントだと思うんですよね。
その点本作はマーセナリーズもそうですけど、高難易度モードでよりサバイバルなバランスで遊びなおしたり…クリアした後も夢中にさせてくれたゲームでしたね。
私は昔から1人用のゲームは何回も遊ぶタイプではないのですが、クリアした後も再びじっくりプレイしたのは本作と『ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド』ぐらいかもしれません。
それぐらい本作は遊びつくす魅力のあるゲームなんです。
まとめ
最後に、ここまでお話しした内容を整理します。
1.レオンのカッコよさと強さを堪能できる!慣れたらレオン無双!
2.丁寧にしっかり作りこまれた絶妙なバランスは最後までドキドキが止まらない!
3.ガッツリ遊べるやり込み要素でゲームクリア後も終わらない!
これら以外にも本作には、魅力的な登場人物や、爆笑な空耳ワードなど…語り尽くせない沢山の魅力があります。
オリジナルがもう14年前になるゲームですので、流石にこの時代に遊ぶゲームとして神ゲー!とは言いません。
しかし今でも下手な最新ゲームよりも楽しめる、良ゲーともいえる作品だと思います。
レトロ感を味わうためや過去の思い出を振り返れることが目的で買われるゲームと言うにはまだまだ早すぎます!
そんなバイオ4にご興味ある方は是非、その目で確かめてみてはいかがでしょうか。