Nintendo Switchでのはじめてのマリオパーティシリーズ作品として『スーパーマリオパーティ』が2018年10月5日に発売されました。
発売に先立ち様々なゲームイベントや『よゐこのマリパで共同生活』による実際の実況プレイなどのプロモーションで本作の数々の魅力的な仕様が公開されていますが、『スーパーマリオパーティ』の魅力を今回こちらで改めて要点をまとめてご紹介していきます。
マリオパーティーシリーズはNintendo 64からはじまり、WiiU『マリオパーティ10』までナンバリングとして既に10作発売されています。
サイコロを順番に振ってすごろく上のキャラクターを進め、全員のターンが終わったらミニゲームを競い合うというシンプルなルールで一躍人気シリーズとなった本シリーズですが一度Wiiの『マリオパーティ9』で大きく仕様を変更しています。
元々はすごろくをみんなそれぞれ好きにマス上で動かせていたのが…
▲マリオパーティ7の画面。交互にサイコロを振って出た目の数分自分のキャラクターを動かせる。
『マリオパーティ―9』から皆で1つの乗り物に乗り、サイコロを振って乗り物を進めていくタイプになりました。
▲マリオパーティ9のプレイ画面。皆で1つの乗り物に乗ってサイコロを振るが常に一緒に行動する。
しかし、今回の『スーパーマリオパーティ』は初代から8作目までのスタイルに 原点回帰 しています。
『マリオパーティ9』以降のスタイルもあれはあれでよい部分は有りましたが、分岐ルートを好きに進んだり相手の進行の妨害ができたり等より戦略的に遊べるという点でこちらのスタンダードなすごろくタイプを好きな人も多いのではないでしょうか。
そして『スーパーマリオパーティ』は原点回帰だけではなく、色々な部分がスーパーになって進化もしています。
Nintendo Switchでスーパーになったマリオパーティの主な要素をいくつかご紹介します。
前述したすごろくをみんなで競い合うモードだけでなく、パドルを漕ぐようにJoy-Conを動かしてボートを皆で漕いでゴールを目指す協力プレイ的なモードや…
リズムに合わせて次々と与えられたミニゲームをクリアしていくマリオパーティ版リズムゲーム的なモードも存在するなど様々なモードの中でミニゲームで協力・対戦を楽しむことができます。
本作の大きな特徴として、SwitcのJoy-Conのモーションセンサーを使った遊びを積極的に取りれた新しいミニゲーム達です。
マリパといえばやっぱりまりミニゲームですからね。
今回のミニゲームは体を動かすような体感系のアクションが多いのでかなり盛り上がります。
Joy-Conの傾きとシンクロした画面の中のパズルブロックを二人で組み合わせるミニゲームでは、ペアとなった人と一緒にJoy-Conをぐるぐる実際に回しながら「もうちょっと右に回して!」「そこで止めといて!」なんて声を掛け合ったり…
Joy-Conをフライパンの様に振り回してだれが一番最初にお肉を焼きあげるか競ってみたり…
Joy-Conを上下に振ってマリオ達をポールに上らせたりと…
ボタン操作だけでなく、Joy-Conの傾け方でより体感的直観的に遊べるゲームが豊富に揃っていますね。
もちろん従来のゲームのようなスティックやボタン操作のミニゲームもありますが非常にシンプルなので小さなお子さんや普段ゲームを遊ばない人も一緒に参加できます。
Q.モーションセンサーって何?
コントローラーの傾きを感知するセンサーの事を指します。
SwitchのJoy-Conにはジャイロセンサーと呼ばれるモーションセンサーが搭載され、旧式のWiiリモコンでは感知できなかった細やかな傾きや動きの早さを感知することができます。
これによって例えばWiiリモコンではただ単純に振るだけの操作にとどまっていたのが、捻ってみたり回転させてみたりと様々なコントローラーの動きをゲームに反映させることができるようになりました。
本作はテーブルモードに対応しておりますが、テーブルモードならではのミニゲームも収録されています。
例えばテーブルモードを2台使って向かい合わせで野球ゲームを楽しんだり…
こんな風にSwitchの本体を二台を並べて繋げたマップで戦車で戦ったりと…
友達と持ち寄って遊びたくなるようなゲームが搭載されています。
特に二つのゲーム機の画面を繋ぐという発想は家庭用ゲーム機としてはユニークで面白いですよね。
家族で一緒に遊ぶ人は、2台目のSwitchが欲しくなるゲームです。
ちなみにバナナのミニゲーム以外はSwitchが2台なくても遊べます(やはり二台あったほうが楽しいですが)
今までのマリオパーティで使用できるキャラクター達に見た目以外の違いはなく、みな平等でしたが、本作はそれぞれのキャラクターに合わせた固有のサイコロが使える事で差別化、個性付けされています。
例えばマリオであれば通常のサイコロとは別に「マリオサイコロ」と呼ばれる3の出やすいサイコロが使えたりします。
クッパの場合、8~10の大きな数字の他にコインがマイナス3される目が混ざっている「クッパサイコロ」でハイリスクハイリターンな戦法を取ることができます。
因みに、これらの固有のサイコロは普通の1~6のサイコロと毎回選択切替できます。
どのキャラクターを選び、どこで固有サイコロを使うかという戦略性が加わったことでより考えて遊べるゲームへと進化しました。
ゲームのプレイ中にお助けキャラクターを仲間にすることができるようになりました。
お助けキャラはプレイヤーの振ったサイコロ+それぞれの持つ固有サイコロを振ってくれるため移動量が大きくアップしますね。
本作ではマリオパーティ初のオンライン対応という事で、オンライン上の相手と一緒に全10種類のミニゲームの中から選抜された5種類のゲームを連続して遊び競い合う事が出来ます。
ミニゲームの腕をオンライン上の強者どもと競い合うというのは今までのマリオパーティにはなかった遊びで思った以上に白熱します。(延々とやるようなものでもありませんが)
因みに…残念ながらすごろくモードのオンライン対応はしていません。
パブリック(野良)で知らない人とすごろくで遊ぶのは他の『いただきストリート』等の前例から見るに実装は厳しそうですしね。(不利になると切断するプレイが横行するため結果的に不満を溜める理由になってしまうので)
ただフレンド同士でのオンラインでのすごろくは全然アリだと思うので追加アップデートなりで対応されることを祈りたいですね。
マリオパーティシリーズは今迄の原色を賑やかにあしらったデザインのパッケージ使っていましたが本作は少し淡い落ち着いた色合いのデザインのものへと大きくイメージチェンジしています。
察するに…今迄子供のユーザーをターゲットに絞っていたのを子供も大人も楽しめるパーティゲームへと転換させたいという意図もあるのではないでしょうか。
実際原点回帰のすごろくモードやキャラ固有のサイコロ等の戦略性要素を高めている部分からも大人が遊んでも楽しいパーティゲームを目指して作られているというのが読み取れますよね。
「子供も大人も楽しめるスーパーなマリオパーティ」としてユーザーの対象を広げるだけでなく、肩を並べて遊ぶのに最適なSwitchとの相性も抜群ですし、かなりのヒット作になりそうですね!
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