みなさんこんにちは。
Nintendo Switchを眺めるだけで、ごはん三杯はイケる管理人にぃど(@switch_for)です。
3DSとPS4にて無印版が発売されてから丸二年、いよいよ来月に発売を迎える事になる『ドラゴンクエストⅪ 過ぎ去りし時を求めて S』。
先日ガッツリ8~10時間程度遊べる体験版が配信されましたが、皆さんはもうプレイされましたか?
私の率直な感想としては予想した以上に良く出来ていて、その勢いでAmazonに製品版をポチりに行ってしまいました。
しかしながら、実は私…無印版をプレイしていて、その時はDQ11に対して良い印象を持っていなかったんですよね。
言ってしまえばアンチDQ11みたいな人間です。そんな奴がなぜ心変わりして、本作を買うのか。
そして、そこから見える本作の魅力について、本日はお話していきたいと思います。
発売日:2019年9月27日
ジャンル:RPG
プレイ人数:1人
オンライン:なし
流血表現:なし
Ⅺ否定派に心変わりをさせたⅪS
いきなりこんなことを言うとドラクエファンの方に怒られそうですが、
ドラクエって古臭くないですか?
古典的で特徴が薄いコマンド戦闘、自由度の無い一本道の進行とマップ。
今や世界を自由に冒険できるオープンワールドやより奥深いコマンドバトルのゲームがある中で、相変わらず古典的な手法を守り続けている。
世の中のゲームがどんどん進化していく一方で、やっている事は昔と大して変わらないわけですよ。
本当にこれでいいんですか?
ドラクエはこのまま保守的で居続けるんですか?
そんな疑問を、DQ11の3DS版を2年前にプレイして、私は強く感じました。
当時は『ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド』が発売されて、半年も経っていない頃です。
オープンワールドに革新をもたらした”新しいゲーム”が登場した年に、ここまで古典的なスタイルのゲームを新作として発売した事が物凄く時代錯誤に感じたんですよね。
しかもDQ11ってゲームバランスがかなりヌルめなので、戦闘でもイマイチ盛り上がりにかけるんですよね。
どちらかというと『オクトパストラベラー』や『女神転生シリーズ』のように、やるかやられるかギリギリなコマンドバトルが好きな私には、
正直言ってダル過ぎました。
なので、プレイ時間40時間辺りの途中まで遊んで、やめてしまったんですよね。
これまでドラクエ本編は全作プレイ&クリアしてきましたが、初めての途中放棄。
「残念ながら…これが自分がプレイする最後のドラクエになりそうだな」と。
PS4版に関しても友人が遊んでいるのを見て、映像は綺麗だけど本質的には変わらないというのがなんとなく見えたので、3DS版から乗り換えようという気にもならなかったですね。
そんな風にDQ11に対して批判的だった私が、なぜSwitchに移植された本作の体験版をなぜプレイしたのか?
理由は色々あるのですが、きっかけを作ってくれたのは、いつも私の髪の毛を切ってくれている美容師さんです。
髪を切ってもらっていている最中にたまたまドラクエの話題になって、美容師さんがやたらDQ11についてべた褒めしてたんですよね。
「いや~ドラクエ11めっちゃ面白いよっ!(キランッ」
そうやって人から楽しそうに話されると、あれだけ否定的だったDQ11に対して
「あれ?自分の捉え方がズレてたのかな?クリアまでやるべきだったのか…」
なんて思えてくるから不思議なものです。
人間というものは、実に口コミや人の意見に流されやすい生き物ですね(笑)。
しかし、こんな経験、ゲーマーの方なら一度はしたことがあるのではないでしょうか。
クリアせずに放棄したゲームを、他の人がクリアまで遊んで面白いと評価している。
なんだか自分がその面白さに気付かず見逃してしまった感じがして、物凄く勿体ない感じがしてくるんですよね。
それに加えて、私がプレイしたのは3DS版だったので、PS4版をベースにして様々な追加要素・改善内容を盛り込んだ本作は、また大きく印象が変わりそうな気もして。
「もう一回チャレンジすべきなのかもしれないな…。」
なんて風に自分の中で、気持ちの変化が生まれていったわけですね。
そして、そんな胸中にタイミングよく配信されたのが、本作の『たっぷり遊べる体験版』です。
これはやるしかないなと(笑)。
とはいえ一度は途中放棄したゲームですから、半分ダメ元でという感じです。
体験版はタダですから、少なくとも金銭的な損はしないだろうと。
しかしどうでしょう、体験版でプレイしてみると、3DS版とは印象が大きく変わっていることを強く実感します。
「えっ?…ナニコレ…」
最終的に体験版の最後まで(約8時間程)プレイしたのですが、結論から言うと私は本作の製品版を購入することを決めました。
3DS版から比べると2世代分くらい飛び越したような映像になっているのもそうなんですが、総合的にRPGとしての完成度が凄く高いんですよね。
もっと言うならば、3DS版・PS4版含めた旧版からの改善点や追加点によって、より幅広い人に馴染みやすいゲームになっている印象があります。
現に3DS版で「もう駄目だ」と投げ出した私が「ああ、これならもう一度DQ11やってみたい!」と心変わりしたわけですから。
まぁ、よくよく考えて見るとそれら追加点・改善点も「なんでコレ3DS版やPS4版でやってなかったの⁈今時のゲームならやるでしょ普通!」っていうのが多いんですけどね(苦笑)。
なので、ちょっと上から目線の言い方をさせて頂くと、
「ほぅ…ようやく私が評価するにふさわしい所まで登ってきたな!」
と言う感じです(何様だ笑)
思えば、3DS版やPS4版は「現代のJRPGとして最低限これはやって欲しい!」っていうものが、色々満たされていなかったと私は思うんですよね。
伝統的なドラクエらしさは残してもらっても良いんだけど、部分的にはちゃんと現代的にして貰わないと満足できないよねと。
それが本作によって改善されたことによって、私はようやくDQ11の魅力と向き合えるようになった。
そんな印象を本作の体験版を遊んで感じましたね。
では、具体的に本作で何が変わったのか?
改善されたDQ11と向き合った事で、改めて理解した魅力とは何なのか?
この具体的なお話について、この後掘り下げてお話していきます。
美しく雄大な世界が楽しめるドラクエに
「ドラクエと言えば美しいグラフィックよりもドット絵や可愛いちび3Dキャラだろう!」
そんな風に以前の私は考えていました。
情景を自分で想像(妄想)しながら、旅を楽しむのがドラクエであり、細かい描写や映像表現はいらないと。
しかし、本作の体験が、その考えを見直すひとつのターニングポイントになりましたね。
目の前に広がるのは、美しい3Dグラフィックで描かれたフィールド!街!ダンジョン!
冒険を盛り上げる雄大なサウンド!
視覚と聴覚から得られる、現代的でゴージャスなドラクエワールドにグッと引き込まれてしまったんです。
まぁ、細かいことを言うと、PS4版に比べて映像の劣化は確かにあります。
テクスチャがぼやけてたり、草の数が少ないとか。
多分PS4を遊んでいた人が遊べば、すぐにその差に気付くと思います。
IGN JAPANのライターさんも動画で同じようなことを言ってますしね。
参考リンク:『ウィッチャー3』と『ドラクエXI』Switch移植の出来は如何に?
そういった他機種との比較で劣る部分はあるわけですが、一方で大きく優れている部分もあるんですよね。
特に、本作の為に新たに録音されたオーケストラサウンド。
この恩恵は滅茶苦茶大きいです。
私達は視覚・聴覚・触覚…色んな情報を絡ませて一つの塊の世界観として感じるわけじゃないですか。
ドラクエってゲーム自体、すぎやまこういちの作曲した音楽も世界観を表現する大事なフィーチャーとして扱っていますし。
草がちょっと多いとかよりも、広がりのある世界に見合う雄大なオーケストラ音楽。
個人的にはこちらの方が、よほど旅情や世界観を楽しむのに重要なのではないかなと思いますね。
さらに今回、旅の楽しみを増やす、フォトモードが新たに追加されてますから。
Sで追加された仲間の表示とフォトモード。
勇者と一緒にいるエマがいつも幸せそう。
#DQ11S #ドラクエ11S #NintendoSwitch pic.twitter.com/o59DHj3db7— にぃど@任天堂ゲー・モンハン・ユナイト (@switch_for) August 22, 2019
旅と言えばやっぱり写真!
世界をめぐり、写真を撮りまくる!
これがホント楽しいんですよね。
そこらに居るモンスターに目を向けると生態が観察できたり、ドラクエらしい牧歌的な情景を眺めるてみたり。
ゼルダの様な自由な冒険ではありませんが、コレはコレで観光スポットを巡るツアーの様な良さがあります。
あぁ、やっぱり自分はドラクエワールド好きなんだな!っていうのを改めて実感しましたね。
しかしながら、PS4版ではこの広がりあるフィールドや町のサイズに対して、歩き回るのが大変だったとか。
特に街に行くと探索するのがめんどくさいなんて、レビューもチラホラ見かけた記憶があります。
その点、本作ではどこでもダッシュできるように改善されているのが良かったですね。
ダッシュで走れば快適に探索も進みます。
しかしながら、それでも時々歩く距離の長さを感じる時が無きにしも非ずと言った感じです。
確かに、これをダッシュなしで遊べと言われると大変(苦笑)。
このように本作では、PS4→Switchで画質は落ちてしまったという減点はあれど、快適さや音の良さなど加点のポイントを色々積みあげられているのは良いですね。
ドラクエの大きなテーマである旅の楽しさが、ちゃんとパワーアップしています。
Switchの後発移植タイトルってただ単に移植して、PS4の画質やフレームレートが悪くなったバージョンみたいなのが多いじゃないですか。
とりあえずSwitchにそのまま移植しておけ、携帯モードの利便性である程度メリットだせるやろ、みたいな(笑)。
かけてる手間が段違いなんでしょうけど、こういった丁寧な仕事は、流石堀井雄二が手掛けるドラクエといった感じがしますね。
是非他のソフトメーカーさんも見習ってほしいものです。
ヒリヒリしたい人も楽しめるドラクエに
ドラクエって良くも悪くもファンから”古き良き”と言う部分を、多くの方にポジティブに受け入れられているゲームだと思うんですよね。
例えば昔ながらのシンプルな、ターン性のコマンドバトル。
今時これほどシンプルなコマンドバトルを使ったRPGを作るのは、ドラクエの他にはケムコのRPGくらいしかいないんじゃないでしょうか(笑)。
一見、時代に取り残されたようなバトルシステムですが、これもある意味ドラクエらしさとして受け入れられている、”古き良き”部分なんですよね。
堀井雄二さん曰く、ドラクエのファンの方には「新しいドラクエがでるから久しぶりにゲームをやろう!」という人が沢山いるとか。
そういう人たちがドラクエでゲーム機に戻ってきた時に、すぐに遊べるように敢えて古典的なコマンドバトルを採用しているわけですね。
確かに、先ほど上でお話しした、DQ11が面白いと話をしてくれた美容師さんも、普段はあまりゲームをやらない人です。
久しぶりに戻ってきた時に、すぐに馴染めるゲーム。
これをずっと続けていたからこそ、ドラクエは今でも多くの方に愛されているんでしょうね。
そういったユーザーを大切にしているところは非常に好感を持てますし、今後もそのスタンスは続けて欲しいところだったりします。
しかしその一方で、3DSのDQ11の戦闘自体には「もうちょっとなんとかしてよ」と思う不満点を強く持っていたのも事実です。
一体何にそんな不満があったのか。
ズバリと言うと、難易度バランスがヌル過ぎるんですよね。
戦闘の難易度バランスは、シリーズで一番低いのではないかと思うくらい簡単。
堀井さん曰く、今回はストーリーをどんどん楽しんで欲しいという意図があって簡単にしたとか。
確かに、これなら久しぶりにドラクエでゲームに戻ってきた人も、サクサクお話を進められます。
しかし、どうでしょう。
ドラクエには、簡単にサクサク進まない戦闘のバランス調整の絶妙さを支持している人も結構多いと思うんですよ。
新しい場所に行く。
↓
手強いモンスターが現れる。
↓
対抗するためにレベルを上げて武器や防具を必死に揃える。
↓
敵をある程度余裕に倒せるようになったので、ボスに挑戦する。
↓
倒されそうになりながら何とかボスに辛勝。
↓
新しい場所に行く。
このバランス調整が職人レベルで上手く出来ているから、古典的なコマンド戦闘でもやりがいもあるし、プレイしてドキドキする。
少なくとも私はこういった体験が”ドラクエの持っている面白さのひとつ”であり、”今までドラクエを楽しめた理由”だと思っています。
だからこそ3DSのDQ11を遊んで、非常にガッカリしてしてしまったんですよね。
かつては子供に超人気なゲームだったのが、どんどん昔ドラクエを遊んでいた人達のものに変わっていって、ゲームバランスがどんどん優しくなっていくのか。
あのヒリヒリしながらボスと戦うドラクエはもう遊べないのかと。
しかし、そんな私の様な戦闘バランス厨に対して、本作では福音が訪れます。
『全ての敵が強くなる』
PS4版で既に『縛りプレイ』という縛りの条件を付けて遊ぶモードがありましたが、本作では高難易度で遊ぶ『全ての敵が強くなる』という項目が新たに追加されています。
そりゃもう、選ぶしかないでしょうと。
3DS版を途中で投げた身ですが、これによってモチベーションが一気に盛り返します!
それでも元々がかなりヌルいので、歴代の中でも並み程度の難易度かなと、ある程度は思っていたんですよね。
ところがどっこい、『ドラゴンクエストⅡ』辺りの高難易度を連想させる、手強さっぷりにビビりましたね!
敵がつよくなる縛りプレイ、ズッキーニャ2体回復無しで倒せないw
#ドラクエ11S #DQ11S #NintendoSwitch pic.twitter.com/m56wVWTN9j— にぃど@任天堂ゲー・モンハン・ユナイト (@switch_for) August 22, 2019
特に最序盤は回復手段に乏しいので、集団に囲まれるとほぼ死が確定するっていう(笑)。
でも、プレイしていて私には「これこそドラクエ!」っていう感じがするんですよね。
ちゃんとレベリングして、その時点で最強装備を揃える。
それでもダンジョンの探索はカツカツだし、準備万端で挑んだはずなのに何度もヒヤッとするボス戦。
「この常に絶妙なギリギリ感…美味しいッ!」
気を抜くと簡単に屠られるので、ゲーム初心者の方には決してオススメできませんが、かつてのドラクエの難易度バランスが好きだった人にはたまらんですよコレは。
しゃべりまくるボス戦イイネ!
ハードモードにするといたずらデビルもゾーンに入るのか…フムフム。#ドラクエ11 #DQ11 #NintendoSwitch pic.twitter.com/vsNfhO3aQ5
— にぃど@任天堂ゲー・モンハン・ユナイト (@switch_for) August 24, 2019
難しくなった分レベリングや戦闘に時間がかかるようになりますが、戦闘スピードを今回めちゃめちゃ早くできるようになったのもあって、ゲームの進行のテンポが快適なのも良いですね。
因みに、別のジャンルにはなりますが、ドラクエと似たように古典的なバトルシステムを採用しているゲームに『ファイアーエムブレムシリーズ』(以下、FE)があります。
FEはドラクエよりも元々硬派な難易度が売りのゲームですが、新規ユーザー獲得のためにカジュアルモード・ハードモードなど細かく難易度を分けて今では作ってるんですよね。
その結果、ユーザーが以前よりも増えて、ブランドが成長をしています。
ドラクエもFEや本作のように、プレイヤーの好みに合わせて難易度設定を付けるべき時代になってきたのではないでしょうか。
確かに、久しぶりにゲームをドラクエでプレイする人を考えて作るというのも重要だとは思います。
しかしその一方で、他のRPGやゲームを遊び続けているゲーマーもドラクエを遊びますからね。
シンプルなコマンドバトルを止めてほしいとは言いません。
伝統は伝統として残しつつ、多様性にある程度対応できるゲームへ。
今回の様に高難易度モードにして貰えると私の様に評価を変えるユーザーも沢山いるのではないかなと思いますね。
今風のJRPGなドラクエに
3DS版やPS4版には無かった要素として、新たに追加されたボイスですが、皆さんはドラクエにボイスが付くってどう思いますか?
振り返ってみると、これまでも3DSに出たリメイクのDQ8でも声付きにしていましたし、ドラクエヒーローズというスピンオフ作品でもセリフに声が入っていました。
なので、比較的最近ドラクエを好きになったという人は、声付きにはむしろ違和感がないような気がしますね。
逆にファミコン時代からバリバリやっている人は、ボイスよりもドラクエ特有のテキストのSE…あのポロロロロ♪ってやつですね。
あれを聞いて「ドラクエやってる感!」を感じるという方もいらっしゃるかもしれません。
じゃあ私自身、本作の体験版で実際にボイスアリでプレイしてみてどう思ったのか。
ハッキリ言います。
一度ボイス有りで遊ぶとボイス無しでのプレイは正直考えられません!
(因みに、これは3Dモードに限っての話であり、2Dモードはボイス無しの方が良いと思います。)
下の動画を見て頂くと良く分かるのですが、DQ11の3Dグラフィックバージョンって結構描写がキッチリ描かれているんですよね。
ドラクエ11Sのイベントシーンでボイスあり・なしを動画で比較してみた。
やっぱりこのグラフィックならボイスがあった方が、感情移入しやすい!#DQ11S #ドラクエ11S #NintendoSwitch pic.twitter.com/Tlku5QcxcV
— にぃど@任天堂ゲー・モンハン・ユナイト (@switch_for) August 24, 2019
明るく見せようとしている表情にどこか悲しさが浮かんでいたり、辛そうな口元の表情とか零れ落ちる涙だとか。
ここまで描き切っているなら、ポロロロロ♪っていうSEじゃなくて、ちゃんとした声優さんの声を当てないとチグハグなんじゃないかって思っちゃうんですよね。
ただ、こうなってくると、ドラクエらしさって何だろうっていう感じも正直あります。
ゲームをプレイしていて、かつてのドラクエの様に想像(妄想)して楽しむ余地はどんどんなくなってきています。
特に本作はキャラクターの育成もある程度枠決めされていて、カッチリしていますし。
それこそ『テイルズオブシリーズ』や『ゼノブレイドシリーズ』のようなアニメーションを売りにしたゲームとの境界線がいよいよあいまいになってきたような…。
それに、今どきは他のRPGではボイス有なんてもう当たり前にやっている事ですから。
それを大々的に追加要素として「どうですか!ボイスありますよ!」と売りにしてるのもちょっと複雑な心境だったりますね。
そりゃ、ないよりはあった方が良いですけど、もし入れるならPS4版の時点で入れておくべきだったよねとも思うんですよね。
なんだかこれまで日本のRPGをリードしてきたドラクエが、他のJRPGに後追いで合わせに行っているような感じに、どうにも切なく感じるのは私だけでしょうか(苦笑)。
最後に
というわけで、長々と今回も語っていきましたが『ドラゴンクエストⅪ 過ぎ去りし時を求めて S』について、今日お話ししたことをまとめたいと思います。
1.3DS版で満たされなかった私にも、本作は全く別の体験として魅力的に映る作品だった。
2.情景や雰囲気を楽しめる映像と音楽、そしてカメラで旅情を楽しめる面白さを実感。
3.手ごわいハードな戦闘難易度ができるなど、より多様な人が満足できるRPGになっている。
4.ボイスアリは一度味わうとボイス無しに戻れない。
印象としては、歪だった部分や少しユーザーフレンドリーではなかった部分が改善されたことで、更に幅広い人が楽しめるRPGになっていると思います。
3DS版を遊んだという方は全く新しい3Dグラフィックで遊べますし、全くイメージを変えてリメイク作品を遊んでいる様な感覚で楽しめますね。
逆にPS4版を遊んだという方は、3DS版限定だったドットの2Dグラフィックやシナリオを楽しんだり、本作で追加された追加シナリオやボイスなど様々な改良点を楽しむことができるのではないでしょうか。
記事の中ではちょいちょい毒を吐いていますが、私個人的にも凄くイイRPGだと本作を遊んで感じています。
私が大好きな『ゼノブレイド2』と違って、癖がない分誰にでもオススメしやすいですし、「何かRPGのオススメない?」って聞かれたら真っ先に本作が思い浮かぶ気がしますね。
eShopで無料で体験版のダウンロードができますので、当記事をご覧いただいている皆さんも、もしご興味がありましたらプレイしてみてはいかがでしょうか。
最後までご一読ありがとうございました。
Written by にぃど(@switch_for)