評判調査『STARLINK BATTLE FOR ATLUS』SFファン大注目の惑星探索オープンワールド!

2019年4月25日発売予定の『Starlink Battle for Atlus(スターリンク・バトル・フォー・アトラス)』の海外版の評判を調査&レポートしていきます。

本作はフランスのソフトメーカーUBIソフトが開発するいわゆる洋ゲーのオープンワールドなのですが、Switch版はスターフォックスとのコラボ要素がガッツリ入っているという事でスタフォファンの私も日本版を心待ちにしていた作品です。

海外版は昨年秋に発売されており、大方評判も固まっている様なので海外のメディアのレビューやユーザーの感想を元にどんなゲームなのか探っていきましょう。

基本情報機種:Switch/PS4/XboxOne
価格:7,344円
メーカー:UBIソフト
ジャンル:シューティングADV
プレイ人数:1~2人
オンライン:なし
暴力表現:なし
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本作の概要

本作の評判についてお話しする前に、一体どんなゲームか知らないという方のために特徴的なポイントを4つご紹介していきます。

SF感たっぷりのオープンワールド

UBIソフトはこれまで『アサシンクリード』や『ファークライ』、『ディビジョン』『ウォッチドッグス』など数々のオープンワールドのゲームを手掛けてきた会社ですが…

何と本作は宇宙と7つの惑星をシームレスに繋げるという過去最大スケールのオープンワールドのゲームになっています。

宇宙と惑星を股に掛けた壮大な冒険!

プレイヤーはスターシップを操作して人がまだ踏み入れていない未知のアトラス星系を探索していくわけですが…

惑星に住む生物を調査したり、敵の拠点を潰したり、素材を集めて施設を建てたり、機体を改造したりなどなどやる事が沢山豊富に用意されています。

未知の惑星探索やエイリアンとの熾烈なシューティングバトルなど、SFが大好きな人にはたまらないオープンワールドと言えるでしょう。

玩具を使ったシップのカスタマイズ

本作の最大のビックリポイントと言えば、ゲームに登場するスペースシップの玩具をコントローラーにマウントして楽しめる…という斬新なカスタマイズ方法にあります。

専用のアタッチメントを使いプラモを繋いで遊ぶ

この玩具が凄いのがゲーム内の機体とリンクしていて、実際に玩具のウエポンを付け替えるとゲーム内の機体のウエポンもリアルタイムで切り替わるというギミックになっているのです。

ガチャガチャと自分の手で切り替えながら遊ぶという多くの男子が通ってきたロマンをとても重視した印象を受けますね。

因みに、この玩具のパーツはゲームプレイにおいて必須ではありませんので玩具を使いたくないなという人もご安心ください。

別売りで販売されているパーツは玩具だけでなくダウンロードコンテンツとしても販売されており、ダウンロード派の人や玩具を使いたくないという人はそちらでゲーム内に追加することができます。

注意点としては4人のパイロット、4種類の機体、8つのウエポンが別売りで販売されるという事ですね。(玩具だけでなくデジタルデータとしても販売されます)

因みにパイロットの玩具が1000円、機体+パイロットが3000円で販売されるそうですが…

全てのパイロットや機体を手に入れたい人には追加の出費が必要という事はあらかじめ理解しておくべきでしょう。

育成・強化による豊富なやり込みと戦略

本作でモチベーションを保つ大きな要素としてあるのがカスタマイズ&育成要素です。

スペースシップに乗るキャラクターが9人+Switch版のフォックス・マクラウドが存在し、彼らには固有のスペースシップと固有のスキルが存在します。

下段のフォックス以外のパイロットは別途追加購入が必要

機体によってスピードや装甲などが変わるだけでなく、透明化して敵の目をかいくぐったり、瞬間移動で敵をかく乱する等それぞれ全く違ったことができるので色々なパイロットで攻略を試行錯誤するのが楽しめますね。

パイロットごとに用意されたスキルツリーや機体のカスタマイズなどの育成要素もあり、RPG的なやり込み要素も充実しています。

スターフォックスとのコラボ!

Switch版の限定要素として本作ではスターフォックスのキャラクターやミッションが作中に登場します。

パッケージ版で付属しているスペースシップの玩具も以下の様にフォックスが乗っているアーウィンです!

出典元:UBI公式

主人公のフォックスがゲーム全編で使用できるだけでなく、ファルコなどお馴染みの仲間達や宿敵ウルフもミッションで登場するという事でスタフォファンにはたまらないコラボレーション作品となっていますね。

アーウィンは原作通り機体を回転させるローリングシールドができる!
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海外メディアの評判

本作のメタスコアは最も高いSwitch版で 74点 と可もなく不可もなくといった点数となっています。

レビューの得点の分布を見てみますと…70点台と80点台に集中していますね。

それぞれのレビューの中身を見てみますと、どのレビューも以下のポイントを共通して褒めていますが…

  1. オープンワールドの探索の充実
  2. 育成・強化のやり込み度
  3. 玩具の作り込み
  4. 美しいグラフィック

以下の点を許容できる人は80点以上、できない人が80点以下と評価を分けていく印象ですね。

  1. 反復的なゲームプレイ
  2. 玩具(あるいはDLC)の追加要素が多い

▼80点以上の高評価レビュー

Gaming Age 100/100玩具にお金をたくさん使う必要はなく、ゲーム内でスターシップの幅広いカスタマイズが行える。操作性も完璧でスターシップを動かしているだけでも楽しいし、バトルも色々な戦略を立てられてエキサイティング。スターフォックスのミッションはしっかりとストーリーの中でマッチしていて素晴らしい仕事をしたと言わざるを得ないだろう。UBI謹製のSnowdropエンジンで見せる世界は非常に美しく、Switchとの相性の良さを実感することができる。デジタルを買うか玩具付きのパッケージを買うかどちらがいいかは人それぞれだと思うが、どちらにせよ年間を通して最高のスペースシューティングと言えるし、私にとってお気に入りのスターフォックスのゲームだ。

Impulsegamer 98/100玩具はクリエーターの拘りがしっかりと詰まっていて尚且つゲームの邪魔にならない。ゲームを進行していくにつれ貯めていく経験値やお金を使ってスペースシップを強化していったりパーツを集めていく楽しさや、個性的な新しい仲間との出会いが刺激となって中毒性を高めている。このゲームは宇宙と惑星を飛び交うシューティングゲームだが、7つの惑星には独自の生態系や環境があって、探索だけでなくエイリアンとの交戦やパズルなどやるべきことが沢山ある。ちょっとした不満点として反復性の強さはあるが、それ以上に楽しい要素で満たされたゲームだ。
Gmaing Nexus 90/100宣伝通りプレイヤーはいつでも惑星を飛び立ちシームレスに大気圏を切り開いて宇宙に飛び出すことができるゲーム。宇宙空間はとても美しく、オープンワールドの世界は非常に壮観なデザインのにも関わらずSwitchでスムーズに動作することに驚きを隠せない。付属の玩具は非常に出来が良く、塗装やディテールへの拘りもそうだがパーツの装着がゲームとリンクして変化する様が楽しいし、重量も軽いのでコントローラーの操作の邪魔をしない。成長要素も豊富でスキルツリーは率直に言って膨大。適切なスキルを身に着けていく事でミッションはスムーズに進むのでミッションを冗長に感じる事はなかった。スターフォックスのコンテンツも上手くストーリーにフィットしているし、ゲーム全体をフォックスでプレイできるおかげでスターフォックスのゲームとしては最長のゲームだと言えるだろう。繰り返しプレイになりがちな所に譲渡する必要はあるが、本作はそれ以上に魅力的で楽しい新規フランチャイズとしてスタートを飾ったと言える。
Gmaing Nexus 90/100Starlinkの操作は驚くほどシンプルで自由だ。惑星は一度訪れれば以降自由に探索が可能で、惑星基地をグレードアップするために素材を集めたり、生態を調査したり、建造物を建てるなどやることが色々あって楽しい。宇宙空間は基本的にただの惑星間を移動するだけの空間だが、時折無法者のグループを見つけて倒したり、残骸や宝物を発見することができる事によって大きな報酬が得られるように考えられている。アートスタイルはとても豪華で景色を眺めるような楽しみ方もできるし、ユニークなエイリアンとの出会いなどとてもよくデザインされている。一つ小さな欠点としてそれぞれの惑星で行うことが毎回同じ繰り返しになるという点があるが、テンポよく進むのであまり気にはならなかった。本作は玩具を重点にアピールしているので子供向けのゲームの様に思えるが、あらゆる年齢層に楽しさを提供する作品である。
Hobbyconsolas 81/100Starlinkにはスペースオペラに求められる要素がすべて詰め込まれている。スペースシップの操作は非常にシンプルで、宇宙の戦闘は敵の背後を捉え撃墜する典型的なドッグファイトだけでなく、トラクタービームでスキャンをしたり建造物を修理する等ができるが、それらを駆使して楽しめるようにバラエティ豊かな構成と適度な難易度曲線の調整されたミッションが用意されている。パイロットや機体の成長要素も豊富でかなりやり込み甲斐もあって楽しい。おもちゃを使ったアイデアと深い探検要素をミックスさせたところは高く評価をする一方で、素材を手に入れるなどのために繰り返し作業になる所はイマイチなところか。あとスターフォックスは最高だ。

▼80点未満の凡評価レビュー

IGN 70/100キャラクターがとても個性的でカットシーンもNetfrixのオリジナルアニメのように良くできている。玩具についてははっきり言って不要だ。デジタル版の方が物理的な乱雑さのないスムーズな武器チェンジができるし、パッケージ版と比べても多くのパイロットや武器が付属されているメリットがある。デザイン的にNo Man’s Skyを彷彿させるゲームが、ランダム生成で作られる同作のような広がりはないにしても一つ一つの惑星が個性的に作りこまれていて素晴らしい。ただし、レイアウトやミッションの内容がかなり反復的なので新しい惑星に行く度の驚きは少ないし、宇宙でのフライトに関しては惑星内のものと比べて浅い印象だ。とはいえキャンペーンクリアまでの20時間は戦略的行動と見栄えの良い環境の探索で満足な体験だったし、スペースアドベンチャーとして賞賛に値する。Switch版のプレイヤーはリスペクトを込めたスターフォックスの素晴らしいコラボが楽しめる勝者と言えるが、他のプラットフォームでも十分に楽しめる作品だ。
Eurogamer Italy 70/100UBIのスターシップの体験は非常に楽しいものだった。クリアまでたったの12時間で終わってしまったが、その12時間はとても激しく、コントローラーを置くことができないくらい夢中になった。クリア後もまだまだやるべきことは沢山あるし難易度も上がるのでかなり忙しい。100%を目指すなら少なくともその倍の時間は必要だろう。玩具については指先で触れる魅力はあるけれど、デジタル版よりも高い値段を出してまでパイロットや武器を追加したいか?という点で考えると納得がいかない。本作は若いユーザーに向けた有望な新規IPではあるが、ゲーム内に制限を作ってコンテンツをばら売りする方法を取っている事によって大衆からの支持を損なうような事になっているのがとても残念だ。
Eurogamer Italy 70/1007つの惑星とそれを繋ぐ宇宙空間で構成されるオープンワールドには様々な要素が詰め込まれているが、過剰に肥大したゲームまではいかず適度な物量バランスが取れている。戦闘は簡単な操作でありながら二つの武器を組み合わせて戦う戦略性もある。ドッグファイトの感覚はスターフォックスのオールレンジモードを彷彿させ、画面を振り回すようで楽しい。物語が主導するミッションの割合は少なく、自由に行動できるのも良い。Switch版はスターフォックスファンにとっては非常に魅力的なものに仕上がっており、面白みのない本編とは違ってフォックス関連のストーリーはとても魅力的だ。玩具についてはデジタルでパーツを購入する方が経済的という点でメリットを感じにくい。しかも玩具付きのパッケージ版を買った人はデジタル版を買った人よりもパーツ類など制限されていて不利なのだ。

 

海外ユーザーの評判

続いてユーザースコアについてですが、こちらは 7.9/10.0点 という事でメディア評価よりも点数自体は若干高くなっています。

玩具や追加コンテンツでお金がかかるという点でメディア評価よりも下がるのではないかと思いましたが、『スカイランダース』など玩具を購入して拡張するゲームが日本よりも海外は認知されているせいか追加アイテムに対する不満も一部に留まっていますね。

ゲームプレイに関しては概ねメディアと同じように褒める声が多く、内容は充実しているけれど反復作業が気になる気にならないで評価が分かれていく傾向があります。

また、本作を購入した人の多くはスターフォックスのファンで、Switch版に関してはコラボ要素について評価する声もたくさん寄せられています。

▼GOODな声
・RPG要素が楽しい
・スターフォックスのコラボ最高!
・アーウィンを飾ってニヤニヤしてるw
・探索、バトル…全部最高!
・玩具なしでも楽しいよ!
・宇宙と惑星を自由に飛べるのは良いね
・メタスコア74は不当だわ
・最高のスタフォゲーム
・子供とマルチ遊んでるけど飽きない

▼BADな声
・反復的で退屈なゲーム
・ゲームが簡単すぎる
・子供向けなゲームプレイ
・玩具で金儲けがいやらしい
・グラフィックは言うほど良くない
・客寄せさせられているフォックス
・スタフォのミッションが短い
・デジタルDX版を買うべきだった

 

まとめ

宇宙と惑星を舞台にした広大なオープンワールドに加えてSwitch版はスターフォックスの大々的なコラボという非常に魅力的な特徴を持った本作ですが、今回メディアのレビューやユーザーの感想を調査してみていくつか重要なポイントが分かりました。

・惑星の探索やRPG的な育成要素はかなり充実している作品である

・しかし反復する作業ゲーなところがあるので好き嫌いが分かれる

・玩具はしっかりと作りこまれている

・玩具(デジタルなら追加DLC)を買い足さないとアンロックできない要素が多数ある

特に玩具やDLCをどう考えるか…なんですが、日本のAmazonなどでは課金アンロックで炎上しているゲームも目立ちますし厳しい評価になりそうな気配もしますが…その辺りは発売後どうなるかっていう所ですね(苦笑)

因みに私は発売日付近は『ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド』のVRで忙しいのですぐには飛びつきませんが、やっぱりアーウィンが欲しいのでどこかのタイミングを見て購入予定です。

UBIのゲームは安売りセールとかいきなり値崩れして激安で買えるタイミングもあるので、そこがねらい目かなと…(セコイ笑)

結論!

ある程度反復作業的な事が苦にならないという人にはかなり満足度の高いゲームとして評価されている作品。俺はアーウィンとフォックスしか興味ない!という人には関係のない話だが、一部パイロットや機体の解放に俺玩具やDLCの買い足しが必要になるので、それを許せるかどうかも本作の評価を大きく分けるポイントである。

 

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