評判調査『ヨッシ―クラフトワールド』はアイデアに満ちた良作⁈

今回はNintendo Switch専用ソフト『ヨッシークラフトワールド』の海外メディアではどのように評価されているかを調査し、レポートします。

実際に私が体験版をプレイした感想としてはとても丁寧に作りこまれている良作の匂いがしていますが、果たして製品版としてはどのようにメディアに評価されているのか?気になる部分をチェックしてまとめていきたいと思います。

因みにですが、本作の体験版のレビュー記事も投稿していますので、まだ体験版を遊んでいない方やどんなゲームなの?と気になっている方は宜しければそちらも併せてご覧ください。

基本情報機種:Switch
価格:6,458円
メーカー:任天堂
ジャンル:アクション
プレイ人数:1~2人
オンライン:なし
スポンサーリンク

 

高評価レビューについて

当記事執筆時現在、Metacriticで登録されているレビューで80点以上を付けるメディアは約7割です。

その中で95点を超える様な絶賛こそありませんが、80~85点の範囲で点数を付けるメディアが大半を占めているところから「大傑作とは言わずとも良作」という評価を満遍なく得ていると考えてよさそうですね。

多くのメディアが挙げているGOODポイントとして特に目立つのはステージデザインの豊富さと探索の面白さです。

任天堂のアクションゲームといえば徹底的にこだわったステージデザインですが、その辺りは本作もしっかりと楽しめるものになっていると安心できそうですね。

▼80点以上のレビュー

Hobby Consolas 92/100一見前作の『ウールワールド』をただ工作の世界に置き換えたようにみえるが、実際は大きく異なるゲームになっていた。プレイヤーは2D平面的に操作するのだけれれど、3Dゲーム的に隠された収集物を探すという所に真新しさを感じる。マンネリ化したジャンルでありながら、新しい発明とユニークなアイデアを取り入れたゲームだ。レベルデザインも非常に巧妙かつバリエーション豊かでグッドフィール(開発会社)は非常にいい仕事をした。

3D Jeugos 90/100ヨッシーのアクションゲームでは最高傑作。幅広いユーザーが楽しめるように作られた驚くべきゲームデザインもそうだが、芸術性と遊び心を兼ね備えた上に多様性のあるステージデザインが並外れている。解像度がSwitchのゲームにしては低めだが、60フレームで動く映像は滑らかだし現物の工作品を見ているかのようでグラフィックの印象はかなり良い。クリアまでは簡単だしエンドコンテンツにしても量と難易度の両方に不満があるが、素晴らしいアクションゲームである事は間違いない。

The Games Machine 90/100宇宙、忍者など様々なテーマを持った16の島(50ステージ)の冒険は子供だけでなく大人の創造力も駆り立てる。ゲームの難易度は普通に遊ぶ分には簡単な部類だが、熟練した人向けに歯ごたえを感じられるチャレンジが別で用意されているから幅広い世代が楽しめるだろう。

Nintendo Insider 90/100このゲームはUnreal Engine4を使ったSwitchのタイトルで最も美しいグラフィックだ。携帯モードでは一部その美しい表現が無くなってしまうので是非大画面でプレイして欲しい。何度も遊べるようにステージデザインされているし、ステージクリア後に遊べる裏面ステージでギミックが動く仕組みが見えて面白い。難易度も高くないので子供は新しい発見や経験に喜びを感じ、大人は人生のストレスを和らげる…そんなリラックスした時間を過ごせるだろう。ただ、マルチプレイについてはカメラの動きの制約などもあってプレイヤー同士で上手く連携しないとストレスになる部分があるので改善して欲しい。

Nintendo News 90/100協力プレイは1つの画面内で一緒に動かなくてはならないので簡単になるというよりも寧ろやりがいが増すと言える。他のプレイヤーがボロボロになっている後ろで陽気に走り回ったりとカオスなゲームを楽しめる。しいて難点を挙げれば裏面のゲームプレイが単調だけど、それにしてもステージデザインは良くできてるし、本当に楽しいゲームだ。

Nintendo Enthulast 90/100奥行きのある2.5Dの世界はマリオにはない遊びをもたらしている。ステージを裏から見て遊べるのは慣れ親しんだステージを新鮮に感じさせるいいアイデア。唯一の不満はきせかえ要素で、ヨッシーの格好がどれも奇妙で違和感を感じる。ボス戦はラスボス以外を除いてはかなり簡単だから誰でも遊べるし、アートスタイルが革新的かつユニークで優れたアクションゲームだ。

Spazo Games 90/100開発チームのグッドフィールを知らない人は多いだろうが、彼らの優れた創意工夫を証明した作品だ。アクション面ではヨッシーウールワールドなど過去作の伝統的を踏襲しつつも、実際のダンボール構造で作られたようにしっかりとデザインされたステージによって新鮮さを感じる事ができる。メインとなる収集アイテム集めはかなり簡単なのでやりがいのあるゲームとは言えないが、それは本作に求めるべきものではないだろう。やり応えのあるアクションというよりも探索を楽しんだり、友人家族と楽しむためのタイトルとして最適。

Game Inmfomer 83/100難易度上昇が緩やかで後半までベテランアクションゲーマーがその自慢のスキルを披露する場面のないゲームだが、最終的には様々なテクニックが求められるようになる。最も印象的だったのはステージデザインの多様性だ。ほとんどすべてのステージで次々と新しいギミックやデザインが連続し、どれも興味深い。日ごろ同じ場所に留まるのが嫌いな自分でも、このゲームの場合は寧ろもうちょっとここにいたいという気にすらさせる。

Gamespot 80/100それぞれのステージ毎に合ったテーマを活かして隠された収集アイテムを探すのが楽しいゲーム。2Dと3Dを混ぜ合わせたゲームデザインはプレイヤーにプレッシャーを与えることなく適度なリラックスと好奇心を与えてくれる。

Nintendo Life 80/100世界観やアクション部分についてはあなたが期待する通りのものであると安心して良いだろう。ヨッシーシリーズを遊んだことがない人はとても魅力を感じると思うけれど、これまでのファンには期待通りのものではあるものの大きな驚きを与えるものではないだろう。

スポンサーリンク

 

凡評価レビューについて

80点未満のメディアは30%程存在しますが、彼らのレビューから80点まではいかないと判断させたものは何かを探ってみると「難易度が低い」という事が共通してあげられています。

海外のレビュワーは難易度が高いゲームを好む人が多いので、本作やカービィの様に難易度がイージーというだけでもレビューの減点対象になることが多々あります。

平たく言うとゲーム初心者や子供のユーザー向けな難易度のゲームはコアなゲーマーには受けが悪いっていう事で…こればっかりはしょうがないですね(苦笑)

IGN 78/100本作は非常に魅力的なアクションゲームである事は間違いないしプレイする価値は存分にあるが、もっとそのアイデア力を生かして後半の数ステージの様な挑戦的なゲームプレイをさせて欲しかった。

WCCFTECH 78/100本作は魅力的に溢れたゲームだが、難易度が低い。子供や若いゲーマーには素晴らしいゲームではあるが、Switchユーザー全てにおいてにマストバイなゲームかといわれるとそうではない。

CGMagazine 70/1001ステージが10~15分程度でコンパクトに遊べるためSwitchにかなり適したゲームだし、決して悪いゲームではない。若いユーザーはゆっくりとリラックスした雰囲気を楽しめるだろうが、私の様に年上のプレイヤーには退屈なゲームだ。

Gamesbeat 65/1002D平面が立体的に分岐するデザインやブリキと磁石を使った刺激などはアイデアはクールだが、刺激が足りない。幼い子供や可愛いものに興味を持った大人が遊ぶには良いけれど、テンポの速いアクションゲームを好む自分には合わなかった。

 

まとめ

ざっと各国のメディアのレビューを見てみましたが、本作に関してゲームデザインが破綻しているとか使い回しが酷いといったような致命的な批判は殆ど見当たらず、多くのレビューワーが作品としての完成度の高さやアイデアの面白さと豊富さについて高く評価している印象を受けました。

一方でやはりというか、これは任天堂のゲーム初心者向けIPの宿命なんですが…難易度の低さに物足りないというゲーマー目線の声が多く、その辺りでメタスコアのポイントを下げているのがはっきりと出ています。

しかし、難易度が簡単であることに低評価を下したレビューワーもゲーム初心者の方やゆったりとしたゲームを遊びたいという人にとっては素晴らしいゲームであろうと口をそろえています。

そういったところから本作を検討されている方は、ハードに遊びたいゲーマーモードなのかとカジュアルに楽しみたいゲーマーモードなのか…自分が今どちらのモードなのかしっかりと考えてみるのが良さそうですね。

私も体験版で購入しよう!と一度は決意しましたが、どちらかというと難易度高いゲームが好きなので…改めてもう一度考えてから購入するか決めかな?なんて揺らいじゃってます(苦笑)

結論!こんな人向け!

・探索するゲームが好き
・工作にロマン感じる
・可愛い世界に癒されたい
・家族友人とゲームがしたい
・難易度は高くない方が良い

 

スポンサーリンク