今回はNintendo Switchでの発売が決まったバイオハザードシリーズのリマスター3作品についてご紹介する記事になります。
バイオハザードと言えばホラーゲームという事で「怖い」イメージを持っている方も多いと思いますが…
それ以上に「クリーチャーをぶっ倒す爽快感」や「弾薬を節約しながら生き残る達成感」が楽しいゲームです!
私もナンバリングだけではなく「ク〇ゲーと名高いアンブレラコア」などの外伝まで手を出すくらいにはシリーズを追いかけている大好きなシリーズですが…
各作品それぞれに良い部分悪い部分を包み隠さず正直な印象や感想をお話していきたいと思います。
バイオハザード0
1作目の前日譚にあたる作品で、シリーズの人気キャラであるレベッカと囚人ビリーの物語です。
最大の特徴は「主人公二人を任意に切り替えながら遊ぶザッピングシステム」にあります。
そのザッピングとは何ぞや?という話ですが…
例えばレベッカがバルブを閉めると、ビリーの進行ルートが開ける…といった感じで…
二人で連携した謎解きを進めていくシステムが本作では採用されているのです。
また、プレイヤーが操作していないキャラクターに対して『待機』か『追従』を選べるのですが…
敵中に待機しておくと敵と勝手に戦ってくれますし、追従ならば共に共闘してくれるというのがユニークですね。
ただ、このザッピングシステムがゲーム全体のテンポを悪くしている所は正直言ってあります。
操作キャラを切り替えたり、待機or追跡の指示をしたり、アイテムを置いて交換したり…色々とめんどくさいんですよ(笑)
特に4以降の1本道でどんどんクリーチャーを倒して突き進むスタイルをイメージしている人が遊ぶとビックリしそうですね。
他にも、敵がヒル人間や虫などが中心というのも人を選ぶところがありますね。
かくいう私もゾンビは全然平気なんですけど、虫の敵は物凄く苦手です。
本作ではムカデみたいな敵が何度も出てくるのでホント辛かった(泣)
バイオファンというプライドをかけて頑張ってクリアしましたけど、もう一回遊びたいか?というとこれに関しては正直言って厳しいですね(苦笑)
かなりメンタルが削られそう…。
決して悪い作品ではないのですが賛否分かれるコアな作品であるのも確かなので、個人的にはまずは他のシリーズ作品を一通り遊んでみて…
「バイオシリーズが好きでたまらん!もっと色んなの遊んでみたい!」
「1作目の前日譚が気になる!」
なんてガッツリファンになった人にはオススメしたい作品というところでしょうか。
バイオハザード
恐怖の原点にして頂点…バイオハザードを産んだ三上博史氏直々の初代リメイクで、傑作として名高い作品です。
歩くだけでも恐怖を感じるという初代のコンセプトを更に強化し、カメラ固定の俯瞰視点にも関わらず「シリーズ作の中でトップクラスに恐ろしいバイオハザード」になっていますね。
その怖さの理由としてあるのはグラフィックやサウンドなど演出的なものだけにあらず、ゾンビという雑魚敵の存在感を増すシステムを導入したことによる部分もかなり大きいです。
普通ゾンビは一度倒してしまえばそれでおしまいというのがセオリーですが…
本作のゾンビは倒した後ある程度時間が経つと『クリムゾンヘッド』というアグレッシブなゾンビにメガ進化して蘇ることがあります(恐怖)
これによって既に通った場所でも初見の時のような緊張感を感じることができるんですよね。
他にも『リサ・トレヴァー』という鎖を引きずる音を鳴らし後ろから迫ってくる追跡者的な存在が追加されるなど…
意欲的に大幅な新要素を取り込み、それらが見事に良い方向に転んだ理想的なリメイクと言えます。
本作で難点を挙げるとしたら映像がかなり暗くて視認性があまりよくないというところでしょうか。
TVで遊ぶ分には問題ないのですが、Switchの携帯モードを明るい場所で遊ぶ場合に暗い映像は見にくいことが多々あるのが少し気になります。
バイオ5みたいに炎天下の太陽の下でクリーチャーとハッスルして戦う恐怖感ゼロなものよりは暗くて見づらい方が良いですけどね(笑)
それと難易度が高めでゲーマー向けの作品である所も注意が必要です。
怖くて難しいゲームなのでなかなか万人に勧めづらい所はありますが、バイオハザードの原点である恐怖とサバイバルを味わうには最高の作品なので…
個人的にはシリーズ作の中でもトップクラスに好きな作品だったりします。
バイオハザード4
バイオ2で主役を務めあげた人気者のレオンSケネディが主人公で、これまで固定カメラのアドベンチャーだったのを背面視点のTPSへと大きく方向転換させた作品です。
ゲームキューブ用ソフトとして発売されたオリジナルは当時の『ゲームオブザイヤー』を総なめにしたほどで、シリーズ屈指の名作として語り継がれていますね。
私もこの作品は本当に大好きなのですが、何が良かったっていうと「シューティングサバイバルとして滅茶滅茶良くできている」という事に尽きます。
難易度の上がり方とかステージ構成の上手さとか…やり込めばやり込むほど面白くなる奥深さなど、ゲームとして面白いバイオハザードを目指して作られた印象がとても強いです。
また、主人公たちが貧弱なこれまでのシリーズ作とは異なり「超人になったレオンがクリーチャーを全滅させる!」という爽快感のあるゲームに転身しているのですが…
弾薬の配分が初見でなんとか敵を掃討できるくらいの、適度に冷や冷やしながら緊張感が続くバランスに調整されているのが素晴らしいですね。
そういった細かいバランスも含め、非常に丁寧に作られたゲームというところも未だに指示する人が多い理由の一つではないでしょうか。
一方で、主人公の超人化やシューティング要素が強くなった弊害として、ホラー感がかなり薄れているのでそこは要注意です。
「オッパイノペラペラソ~ス!」って叫びながら襲ってくる敵など思わず笑ってしまうシーンすらあるので、ホラー的な怖さには期待しない方が良いですね(笑)
逆にバイオシリーズは怖いからやったことがないという人には本作はちょうど良いかもしれません。
本当に良くできたゲームなので是非未プレイの人にも楽しんでもらいたいですね!
まとめ
・恐怖やサバイバル感の手強さを楽しみたい人には『バイオハザード』超オススメ!
・シューティングサバイバルを楽しみたい人には『バイオハザード4』超オススメ!
・バイオハザード大好きマンになるまで『バイオハザード0』はやらなくてもOK!
今回ご紹介した3作のリマスターは2019年5月23日に同日発売になりますので、どれを購入しようか迷う人も多いと思いますがいちファンの意見として、当記事が参考いただければ幸いです。