埋もれさせてはいけないダウンロードソフト!【国外のアジアンゲーム編】

NIntendo Switchでインディーズタイトルを漁っている管理人ですが、毎週木曜日eShopで10本近くインディーズタイトル含めソフトがリリースされることも珍しくなく、一体どのゲームが面白いのか判断するのが大変になってきていますね。

Switch発売当時から遊んでいる人ならまだしも、スマブラやポケモンなどで買ったばかりという人には並んでいる数が多すぎて面白いゲームもどんどん埋もれて見えづらくなっているのではないかと思います。

そこで、今回はSwitchで遊べる「埋もれさせてはいけないダウンロードソフト」をピックアップしていく企画の第一弾として、日本国外のアジア圏で作られた(あるいは作られている)ゲームをご紹介していきます。

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2019年の新作タイトル

先ずは2019年に新作として発売されるアジア発のゲームからご紹介していきます。

Dusk Diver 酉閃町

台湾のJFI GamesとJERA Game Studioによって開発されているアクションゲームで、「台湾の渋谷」と呼ばれる日本文化の発信地でもある「西門町」を舞台にした正にご当地作品です。

この作品は兎に角溢れんばかりの日本のゲームへのリスペクトを感じさせるのが大きな特徴です。

特にアトラスの作品からはかなり影響を受けているようで、『ペルソナシリーズ』もそうですが、とりわけ『幻影異聞録 #FE』に雰囲気がそっくりです。

戦闘中に楽器を演奏して戦ったりするノリが滅茶苦茶それっぽい…。

高校生の主人公を中心にしたストーリー(恐らくジュブナイルものになる?)、現代の街を舞台にしながらも『魔物と異空間で神を召喚して戦う』というファンタジーな設定は完全にアトラスのRPGですね(笑)

ユニークなのは神様が人間の姿をして、人間世界でアルバイトしていたり普通に暮らしているところでしょうか。

Coco壱番みたいな店でカリスマモデルとして活躍する神様と駄弁ったりしていますが、主人公は彼らを戦闘中に召喚して戦うようです。(結局ペルソナか!)

とはえい本作はあくまでアクションゲームという事で、ゲーム性自体はアトラスのRPGとは全く異なるものになっています。

コンボカウンターの数字が画面が左側にありますが、近接攻撃で敵を殴っていく事で貯まっていくゲージを使って神を召喚したり必殺技を繰り出すシステムを採用しています。

▼参考動画(プレイアブル映像)

https://www.youtube.com/watch?time_continue=22&v=gm3zgU28u-Y

ええ、このシステム…ほぼ無双です…(笑)

こんな感じで決してオリジナリティがあるわけではありませんが、日本の影響丸だしなゲームデザインだけでなく台湾版でも日本人の声優を起用しているというところからも、日本のアニメやゲームへの愛情や敬意を持って制作しているのが伺えますね。

ペルソナ系の世界観で無双系のアクションというのは私たち日本人にも馴染みやすそうですし、再現された台湾の街の雰囲気も興味深いです。

本作はNintendo Switch/Steamにて2019年に発売予定です。

▼関連動画(PV)

https://www.youtube.com/watch?v=dbSRzMlzWx8

 

M.A.S.S. Builder

タイのデベロッパーVermillion Digitalによって開発されている『マスビルダー』は機体をカスタマイズして地球を侵略せんと襲い掛かる異星人と戦うアクションゲームです。

ロボットはフレームの大きさから各部位のパーツの選定、カラーリング、デカール等細かいカテゴリーが用意されていて、沢山のパーツの中からプラモデルを組み立てるように機体をカスタイマイズできます。

これは間違いなくガンダムやガンプラ好きな人の琴線に触れそうなゲームですね。

好みに作り上げた機体を使って世界各地に散らばったミッションをクリアしていくというゲームスタイルになるようですが、この手のゲームは兎に角どれだけパーツやミッションのバリエーションを豊富に揃えられるか…というのが重要になってくるので、その辺りをしっかり作りこんで欲しいですね。

発売予定は2019年夏でSwitch/PCにて発売予定ですが、2019年はマーベラスの『DAEMON X MACHINA』『スーパーロボット大戦T』『ジージェネレーションクロスレイズ』など注目のロボットアクションゲームがSwitchに発売されるという事でロボットゲーム好きに熱い年になりそうです。

▼関連動画
https://www.youtube.com/watch?v=AhQiPBynKoM

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2018年までに発売済のタイトル

2018年までにNintendo Switchで発売されたアジア発のダウンロードタイトルをご紹介していきます。各作品既にプレイ済でレビュー記事も執筆しておりますので、詳しい内容にご興味ある方は各リンク先にてご覧ください。

 

WILL 素晴らしき世界

中国のインディーゲームデベロッパーWMY Studioによって開発されたパズルアドベンチャーゲームで、 プレイヤーは神様の少女『願』として人間界の人々から救いの声を拾い、導いていきます。

形式はいわゆるビジュアルノベル形式のアドベンチャーなのですが、ユニークなのが救いを求めてきた人たちのエピソードの一部の文章を並び替えたり交換することで新しい運命に導くというシステムです。

適切な文章に並び替えないとより悲惨な運命になってしまうなどパズル的な遊びを組み入れたゲームでありますが、それよりも本作が評価されているのはシナリオの面白さにあります。

挿絵も親しみやすい日本の漫画の様なデザインですし、漫画・アニメやラノベ感覚でストーリーを楽しめる作品を探している方にお勧めしたい作品ですね。

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『WILL-素晴らしき世界-』Switch版 レビュー/感想

 

ICEY


中国のインディーデベロッパーであるFantaBlade Networkが開発した『ICEY』(アイシィ)は2D横スクロール型のスラッシュアクションゲームです。

個人的にはスピーディーに動き回り敵を空中に浮かしてコンボを叩き込んだりする爽快感重視系のアクションとして楽しめた作品でしたが、それよりもメタフィクションが面白かったという評価する声も多く、コメディ色の強い作品としても楽しまれていますね。

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Switch版『ICEY(アイシー)』レビュー・感想~メタ要素とスラッシュアクションの融合~

 

返校 Detantion


台湾のインディーデベロッパーRed Candle Gamesが開発した『返校 Detention』はSteamで配信するや否や、ホラーな怖さだけでなく台湾の想い歴史を物語る作品として大きく話題となり、本国台湾で映画化がすすめられる程のヒット作となったアドベンチャーゲームです。

ホラーアドベンチャーということでおどろおどろしい演出やドキッとするモノが現れるゲームではありますが、これはあくまで演出であってゲームの評価ポイントとして核になるのは、かつて台湾の人たちが苦しんだ『白色テロ時代』当時の人たちの置かれていた環境や心境をしっかりと描いているストーリー部分にあります。

開発者からも『白色テロ時代』の苦しみを後世に残すために作ったという事も言及されていますが、私たち日本人にとって身近ではない故に知らなかった昔の台湾のシリアスな部分を垣間見えるという意味でも台湾の文化やアジアの歴史などに興味がある方にもオススメです。

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『返校-Detention-』 レビュー・感想~切なくも儚いホラーADV~

 

DEEMO


台湾のデベロッパーRayarkが開発した『DEEMO』(ディーモ) はピアノをフィーチャーしたサウンドと液晶のタッチパネルをピアノのようにタッチしてプレイする音楽リズムゲームです。

画面の奥から近づいてくるバーに対してタイミングを合わせてタッチするというシンプルな音ゲーですが、そのプレイフィーリングはピアノを弾いているようなイメージに近く、楽器を弾いている感覚でゲームを楽しめる優れた作品です。

単純に音ゲーとして楽しむだけでなく、色んな曲をプレイしていく事で進んでいくストーリーも切なく胸に刺さる内容でプレイヤーを魅了してきますね。

楽曲数もアップデートを何度も重ねていき200曲以上という膨大な曲数になっており、これ1本あれば音ゲーにはしばらく困らないという充実ぶりも素晴らしいです。

ユーザー評価も高く、ダウンロード版でも人気タイトルとしてのヒットもあって後にパッケージ版も発売された作品ですので、何か音ゲーをSwitchでやりたいと探している方にオススメです。

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『DEEMO(ディーモ)』レビュー・感想~ピアノの旋律と世界観の絶妙なハーモニー~

 

Arena of Valor

世界最大のソフトメーカーと言われる中国のテンセントが開発・運営する『Arena of Valor』(アリーナオブヴァラー) はスマホで展開されていたものをSwitchに移植する形で2018年に配信がスタートしました。

AOVはいわゆるMOBAと呼ばれるジャンルの対戦ゲームですが、少しとっつきにくくて馴染みにくいMOBAをよりカジュアルにそしてキャッチーに楽しめるようにした作品です。

MOBAとしての面白さや奥深さはちゃんと残しつつ、魅力的で多彩な個性を持ったキャラクターを操作する楽しさもある良くできたゲームですし、基本無料で遊べますので是非興味のある方はダウンロードしてみてください。

因みにiOS/Androidは『伝説対決』という名前でDeNAから配信されています。

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埋もれさせてはいけないダウンロードソフト!【国外のアジアンゲーム編】ということで全7作品ご紹介させてきましたが、こうして見て見るとアジア圏の人たちの作るゲームは日本のゲームやアニメ文化に影響された作品が多く親しみやすさを感じますね。

日本の有名タイトルだけでなく『AOV』や『PUBG』の様に世界的に大ヒットする作品もアジアからどんどん生まれ始めていますので、これからのアジア圏のゲームの盛り上がりに注目していきましょう!

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