Switchの『Arena of Valor』で始めようMOBA!その魅力を徹底解説!

今回は基本無料のMOBA『Arena of Valor』(アリーナオブヴァラー)のNintendo Switch版でこれからMOBAを始めてみたいと思っている方やどんなゲームか気になっているいう方向けにその魅力を解説をしていく記事になります。

「Arena of Valorって凄いゲームらしいけどどこがどう凄いの?」

「MOBAって気になってるけどやったことないんだよね…」

「興味があるけど…よくわからないから今一歩踏み出せない」

PC市場を中心に隆盛してきたMOBAは日本では尚更馴染みが薄く、『Arena of Valor』も日本では今まで未配信だった為知名度が低い…という事もあって上記の様に迷われている方や気になっていてもイマイチ踏み出せない方もいらっしゃるのではないでしょうか?

「MOBAはどんなジャンルで何が面白いのか」「Arena of ValorはMOBAとしてどこが優れているのか?」といったあたりを中心にこれからお話ししていきますので、興味を持って頂く取っ掛かりとして当記事が参考頂ければ幸いです。

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そもそもMOBAとは何?

MOBA は Multiplayer Online Battle Arena(マルチプレイヤー・オンライン・バトルアリーナ)の略称で、簡単に言うとオンライン上で他のプレイヤーと敵味方の2チームに分かれて相手の拠点を潰し合う対戦ゲームです。

▲多人数でチームを組み相手のタワーを次々と潰していき、最深部にあるコアを潰せば勝利。

パッと見は見下ろし方のアクションRPGと似ていますが、誰でも遊べるようなシンプルなルールと操作でありながら戦略性や競技性の高さはチェスや将棋のように奥が深く、ハマれば無限にやり込めてしまう対戦ゲームになります。

▲正方形の完全対称なマップには3つのライン(道)が引かれたシンプルな構造。×マークに置かれた敵チームのタワーを手前から順番に壊して最深部の拠点にあるコアを壊せば勝ち。

また、膨大なプレイアブルキャラクターの存在もMOBAの大きな特徴で、それぞれに与えられた個性的な能力をいかに活用して戦略を組み立てるかというのも楽しみのひとつですし、沢山のキャラクターの中で自分のお気に入りのキャラを見つけるというだけでも遊び応えがかなり感じられますね。

▲多数のキャラクターが登場する上に、アップデートでどんどん追加されていくのでモチベーションが維持されやすい。

 

MOBAは海外で大人気

MOBAは海外でのプレイ人口はかなりの大規模になり、特にPCの『League of Legends』(以下LoL)や『Dota2』等は全てのPCゲームを対象にした世界オンライン同時接続数ランキングでトップを常に争う程の絶大な人気を誇っています。

▲『AoV』を作ったテンセントのグループ会社、ライオットゲームズが運営する『LoL』。

その競技性の高さからアマチュアからプロゲーマーまで巻き込んだこれらのゲームの大会では日本でのものとは比較にならない巨大な規模で開催されているものもあり、テニス等のメジャースポーツの世界大会に匹敵する盛り上がりを見せています。

▲『LoL』の大会は世界大会ともなると大規模なホールでTV放映付き、優勝賞金は億単位というとんでもないスケールで行われている。

そして近年ではPCのMOBAだけではなく今回ご紹介する『Arena of Valor』(以下AoV)や『Vainglory』等スマホアプリのMOBAによってアジア等世界中に更に広がっており、海外で今最も人気の対戦ジャンルとして隆盛を迎えています。

日本でのe-sportsや対戦ゲームというとこぞって任天堂のゲームだったり『ストリートファイター』等の格闘ゲームや『Fortnite』、『Call of Duty』等のシューターが目に付きますが、実は世界的な目で見るとMOBAこそが今のe-sportsの花形ジャンルなのです。

 

AoVは人口最大のMOBA

『Arena of Valor』(以下AoV)は世界最大のゲーム会社『テンセント』がスマホ向けで2015年からサービスを開始した基本無料のMOBAで、これまで日本以外のアジア諸国・北米・欧州のiOSやAndroidで展開されています。

▲スマートフォンで楽しめるMOBAとして満を持して送り出された『AoV』。

アプリが配信がされていない日本ではほぼ無名に近い存在ですが、世界でのダウンロード数はなんと2億超え(2017年5月)と発表されており、MOBAとしての最大の人口を誇るだけでなく、収益でも世界のトップをひた走る超人気ゲームだったります。

特に中国での人気はすさまじく、中毒性の強さから次々と廃人を作り出す「麻薬の様なゲーム」として社会問題となり政府からも目を付けられ、未成年に対するプレイ時間の厳しい規制が設けられたことでも有名です。

▲e-sportsとしても大会が盛んな『AoV』はスマホのゲームともはや馬鹿にはできない競技として成熟したレベルに成長。

この3年程でそこまでの巨大なコンテンツ、超人気IPとして成長した『AoV』が更なる人口拡大を目指して今度はSwitchに投入されたわけですが、今までMOBA不毛の地だった家庭用ゲーム機にどこまで食い込めるかこれからも注目されているタイトルでもあります。

 

AoVはカジュアルで敷居の低いMOBA

『AoV』がなぜこれほど成功したのかという理由としてよく言われているのが、誰もが持っているスマホというプラットフォームで出したことも勿論ですが、MOBAを普段遊ばないプレイヤーにも親しみやすいMOBA入門に適したゲーム性にもあると言われています。

▲iOS/Android版:PCのMOBAと比べて画面情報がすっきりして分かり易い。

例えば『AoV』は『LoL』よりもグラフィックをシンプルにしてパッと見で「難しそう」と思われる様な印象をできるだけ軽減したり、1ゲームのプレイ時間も『LoL』の半分くらい(15~20分程度)の短い時間で遊べる様に調整されていたりとMOBAの面白さを損ねないラインを維持しつつ、できるだけ心理的負荷を感じにくいように作られています

椅子に座って「ガッツリ2時間ゲームをガチでやるぞ!」と大画面で遊ぶだけではなく、携帯モードやテーブルモード等で時の気分に合わせたスタイルで気軽に楽しくゲームを遊べるSwitchに程よくカジュアルなゲーム性は非常に相性が良いですね

更にSwitch版はスマホのタッチ操作ではなくコントローラー操作に最適化されて操作性が良くなっていますし、スマホではタッチし易さを考えて表示をデカくせざるを得なかったスキルのアイコンも小さくなって画面が見やすくなっています。

▲Switch版:スマホ版で画面を圧迫していたアイコン類が上下に分けられキャラクターの周辺が見やすくなったのとマップも大きくなってより遊びやすい環境に。

また、大きな画面で見栄えするようにスマホ版よりもより高精細なグラフィックで楽しめるようにパワーアップをしており、海外のメディアでもSwitch版は『AoV』を本格的に楽しめるベストバージョンだと評価もされていますね。

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無課金でも楽しく遊べるAoV

基本無料の対戦ゲームと聞いてきになるのはやはり「課金をする人間が有利になるのではないか?課金をしなければ勝てないのではないか?」というところにあると思います。

結論を先に言いますと、いわゆる『Pay to Win』と言われる、勝つためにお金を払う課金のシステムは『AoV』には採用されていませんのでご安心ください。

課金する必要性があるのはキャラクターのスキン(衣装)というゲームの有利不利には全く影響のない要素で『Pay to Fun』といわれる課金スタイルです。

▲キャラのイメージを大きく変えるインパクトの強い衣装が用意されており、課金によって解放することができる。誘惑に勝てるかどうかはあなた次第。

キャラクターは最初大半がロックがされており課金による入手も可能ですが、無料で使えるキャラクターが週替わりで何体かありますし、課金せずともゲーム内通貨やログインボーナスでコツコツと入手していく事も十分可能です。

そして、スマホゲームによくあるスタミナ制は採用されていませんので、ゲームを好きな時に好きなだけ遊ぶ事が出来ます。

※スタミナ制=ゲームをプレイするたびにスタミナを消費し、スタミナが無くなるとゲームが遊べなくなる。スタミナを回復させるには回復するまで時間を置くか、課金してスタミナ回復アイテムを買うというパターンが多い。

キャラクターの特定のスキンが欲しかったり、いち早く自分の好きなキャラをアンロックしたいという場合は課金をして手に入れるという事になりますが、無課金でもゲームとしては過不足なく十分遊べます

因みに『AoV』はニンテンドースイッチオンライン※の加入も不要です。

※Switchでオンライン対戦をする場合、基本的にニンテンドースイッチオンラインと呼ばれるサービス(有償)に加入する必要があるが、基本無料のタイプは不要なケースが多い

インターネット環境があればだれでも参加できますし、試しにやってみて合わなかった場合でも損はしませんし、『AoV』を遊ぶだけならばオンライン接続の費用負担なく続けられます。

 

女性にも大人気なAoV

『AoV』が他のMOBAとは少し毛色が違う部分として欧米だけでなく私たちアジア圏の人にも好まれそうな日本のアニメやゲームから影響を感じさせるキャラクターデザイン取り入れられているというところにも特徴があります。

▲欧米のバタ臭いキャラもいるがちゃんとアジア圏の人が好むようなキャラクターも用意されている

MOBAのゲームは全体的に『This is 洋ゲー』といったいかにもなバタ臭いキャラクターデザインのものが多いのですが、『AoV』は上の画像の通り私たち日本人から見てもカッコイイ&カワイイキャラクターが沢山登場します。

そしてそのキャラクター達の魅力によって『AoV』はゲームの対戦で競い合うMOBAの楽しさだけではなく、キャラクターコンテンツとしても楽しまれています。

『AoV』では人が操作しているイケメンキャラを見る楽しみや自分のイケメンキャラを着飾る事を目的にゲームを遊ぶAoV女性プレイヤーが沢山存在すると言われており、公表されている女性プレイヤーの比率は50%強という驚異的な数字です

どちらかというと硬派でガチなMOBAは女性から遠いジャンルというイメージがありましたが『AoV』はそういったこれまでMOBAに触れてこなかったユーザー層にも楽しめる要素を盛り込んで盛り上げてきたわけですね。

出典元:中国トレンドEXPRESS

前述したカジュアルに楽しめるMOBAであるのもそうですが、こういった着せ替えの楽しくなるようなキャラの魅力によって女性人気をしっかり確保しているというのもNo.1のプレイ人口の多さに繋がっているようですね。

 

Updateで楽しさが続くAoV

『AoV』は買い切りではなく基本無料の運営型のゲームの為、年単位の長期に渡ってゲームがアップデート・拡張されていきます。

キャラクターの性能のバランス調整や新キャラクターの追加、期間限定イベントの開催などプレイヤーを飽きさせない様に様々な変化をゲームにもたらします。

因みにSwitch版はキャラクターが39体からスタートしていますが、スマホ版では既にその倍近くまで膨れ上がっていますのでSwitch版もそれを追いかけて拡張されていく可能性が高いですね。

他にもスマホ版では『パズドラ』や『モンスト』等の様に他社の人気IPとのコラボも行っており、DCコミックのキャラクターがアップデートで続々追加参戦しています。

▲DCコミックスのヒーロー、ヴィランも参戦。テンセントと提携しているスクエニ(FF7クラウド)やカプコン(DMCダンテ)等と是非コラボして欲しい。

しかもただの既存キャラのスキンとしてではなく、ちゃんと独自の能力やスキルを持ったオリジナルのプレイアブルキャラクターとして作られて自分で操作できるという力の入れようです。

こういった先々の運営も先陣のスマホ版に追従していくを考えると、Switchもどんどんアップデートの追加で長く楽しさが維持されていくことが期待できますし、楽しみが尽きないというのも『AoV』の魅力だったりします。

 

ソーシャル要素も楽しめるAoV

『AoV』にはソーシャル機能も備えており、一緒にゲームを遊んだ人をフレンドに誘ったり掲示板で語り掛けたり、ギルドを設立してチームを組むことができます。

『ドラゴンクエストⅩ』や『ファンタシースターオンライン2』らMMORPGのように遊びのメインとして使われるようなものではなく、時間が合えば一緒に参加しませんかとボタン一つでマッチング時に誘ったり、フレンドになって気が合えばチャットをしてみたり等使いたい人が使えばいいといった形で用意されているものなので、他人に気を使って遊びたくないよと言う人は無理にソーシャル機能を利用する必要はありません。

ただ、ギルドに参加するとゲーム内通貨のボーナスが結構貰えますし気の合う仲間が見つかればもっと充実したゲーム体験になるとは思いますので、友人を誘って一緒にやってみたり、気の合う仲間をゲームで見つけてみるのも良いかもしれません。

 

AoVではじめよう!MOBA!

『AoV』はMOBAとしては非常に遊びやすく最初に遊ぶにはうってつけのゲームです。

ニンテンドースイッチオンライン未加入、基本無料で遊べるという事で試しに遊んでみるという事も全然アリなのでご興味ある方は是非ダウンロードしてみてはいかがでしょうか。

今回の記事はこれまでになりますが、また近日中に『AoV』の遊び方や楽しみ方についてもっと詳しく説明した記事も掲載しようと考えておりますので、宜しければそちらも是非お楽しみください。

最後まで長文ご一読いただきありがとうございました。


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