『鬼武者 』SwitchでHDリマスター化する懐かしの作品を振り返る!

カプコンよりNintendo Switch/PS4/Xbox One向けに『鬼武者』のリマスター版が2018年12月20日に発売されることが発表されました。(Steam版は2019年)

『鬼武者』はPS2の専用ソフトとして発売されたアクションアドベンチャーで過去に『鬼武者』『鬼武者2』『鬼武者3』『新・鬼武者』とシリーズ化していますが、今回は初代の『鬼武者』単体でのリマスターとして発売されるとの事です。

任天堂ハードに今回初めて『鬼武者』が登場するという事ですが、何分20年近く前の作品という事でどんな作品かご存知ない方や記憶が薄れてしまった方もいらっしゃると思いますので、ここで改めてどんなゲームだったかを振り返っていきたいと思います。

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『鬼武者』とはどんなゲームなのか

本作が発売されたのが2001年と今から17年も前に遡ります。

制作指揮は『ロックマン』の産みの親、稲船敬二氏です。(カプコンを退職し、現在はConceptの代表取締役)

カプコンのPS2の大型デビュータイトルとなった本作は、『バイオハザード』のエンジンを使って新しいゲームを作ろうというコンセプトの元に制作されました。

▲侍の甲冑をまとう主人公と日本風景を舞台にした和風ファンタジーな世界観。

結果的に和風アクションアドベンチャーの新規IPとなった本作ですが、固定カメラのラジコン操作※であったり探索と謎解きで物語を進めていくスタイル等『バイオハザード』からの名残もしっかり残った作品となっています。

※ラジコン操作=キャラクターがどの方向を向いていても上を押せば前進、下を押せば後退、右左でキャラクターが旋回する操作方法。アナログスティック操作がまだ標準出なかったPSやPS2初期の3Dアドベンチャーで多く採用されていた操作方法で現在では絶滅。

実際の俳優『金城武』をモデルにした主人公や写実的なCG等初代PSでは到底できないPS2の性能を活かしたリアルなゲームとして話題になり、新規IPながらミリオンセラーにもなりました。

▲俳優:金城武をモデルにした主人公明智佐馬介。当時はこのグラフィックのリアルさで度肝を抜いた

 

『鬼武者』のゲームとしての特徴

『バイオハザード』と本作の大きな差別化としてあるのは当時のキャッチコピーにもあった「空前絶後のバッサリ感」です。

本作では「一閃」と呼ばれるタイミングによって一撃必殺の攻撃を繰り出せるシステムを組み込んでおり、コツを掴めば次々と敵を一網打尽できる爽快感のあるゲームになっています。

また、敵の魂を吸収して経験値や体力回復に使うなどの『ダークソウル』等で今ではよく見るシステムを本作は搭載しており、当時としては意欲的な要素を含んだアクション性の高いゲームになっています。

 

意外な所で話題になった『鬼武者』

本作はこれまでリマスターが厳しいと言われていた作品で、今回のカプコンのアナウンスを聞いて驚いた方も多いと思います。

というのも本作は音楽のクレジットにはゴーストライター事件で一躍有名になった佐村河内守氏の名前が入っており、再販やリマスターは絶望とされていた作品だったのです。


▼佐村河内守ゴーストライター事件

現代のベートーベンと称えられる作曲家佐村河内守氏が書いたとされる曲が実はゴーストライターとして新垣隆氏が書いたもであると告発された事件。

『鬼武者』の曲も実際は新垣氏が書いたものと判明しており当時話題となった。

この話題はゴーストライター問題だけでなく佐村河内氏が難聴を偽っているという疑惑へと発展しワイドショーを大いににぎわせた。

出典元:Neverまとめ


しかし今回こうしてリマスターされるという事で一体本作の曲がどうなっているのか非常に気になる部分ですね。

佐村河内氏のそのままなのか…作曲者に新垣氏の名前が入っているのか…。

因みに今回のリマスターの特徴に「新しいサウンドトラック」と謳われていますので佐村河内氏が絡んだものは総入れ替えしている可能性は十分にありそうですね。

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その後に続くシリーズ作品はどうなったか

初代『鬼武者』のミリオンヒットによりPS2で『鬼武者』はシリーズ化される事となります。

次回作である『鬼武者2』では前作のゲーム性をベースに主人公のモデルに『松田優作』を、『鬼武者3』では『ジャン・レノ』という超豪華な俳優陣を起用していき、PS2の普及台数の伸びもあって売上も右肩上がりで国内で150万本の大ヒットシリーズへと成長していきます。

しかしその後の『新・鬼武者』での舵取りにより転機を迎えることになります。

カプコンは『新・鬼武者』で実在の俳優をモデルにするのをやめて、オリジナルキャラクターを主人公として立てる事を選びました。

なぜそのように踏み切ったのかと考えると、有名俳優を主人公として扱った作品では他のコンテンツに活用する際に都合が宜しくないという所にあるのではないでしょうか。(許諾許可が必要になる等自分で好き勝手にできない)

カプコンは後にパチスロに『新・鬼武者』を起用していることからその辺りの事情が察せられますね。

そして残念なことに家庭用ゲーム機としての『鬼武者』は『新・鬼武者』で打ち切りになってしまいます。

『鬼武者』シリーズはその売り上げの大半が国内で占めており、開発費が肥大化したPS3世代以降で海外の売り上げが見込めない『鬼武者』の新作を作るのは厳しいという判断があったのかもしれません。

それ以降はカプコンのお祭り対戦格闘ゲームに『新・鬼武者』のキャラクターを参戦させる等もありましたが、前述したパチスロやブラウザーゲームの『鬼武者Soul』を運営する等他の媒体に移ります。

▲Wii『タツノコvsCAPCOM』に『新・鬼武者』の主人公結城が参戦。

そしてこれらも商業的な結果を残せずシリーズとして残念ながらフェードアウトをしていく事になります。

その後カプコンの川田氏(バイオハザードシリーズのディレクター)より「鬼武者は新作を検討する余地がある」というような発言などもありましたが具体的なものは暫く提示されないまま時が過ぎ、久しぶりに今回のリマスターで復活を果たすことになります。

 

『鬼武者』はリマスターで復活するのか?!

多くの人がその存在を忘れかけ『鬼武者』を知らない世代のゲームユーザーが増えた今、リマスターで復活させることができるのか非常に興味深い所ではありますよね。

今回のリマスターでは以下の特徴が挙げられており、当時よりもきれいな映像で快適に遊べるとはいえ基本的なゲーム性は当時のままです。

・HDグラフィック、ワイドスクリーン対応

・ラジコン操作だけでなくアナログスティック操作も可能

・新しいサウンドトラック

・イージーモードが最初から開放

これ以外にも映像から見るにテクスチャの張替えもしているようですね。

しかし、かなり古い作品のリマスターになるので新規で買うというよりも『鬼武者』を懐かしむファンへのニーズに限られる可能性は高そうですね。

他のメーカーでは『隻狼 SHADOW TWICE』や『仁王2』、『GHOST OF TSUSHIMA』等が新作として開発され、和風なゲームが注目を集めいていますのでその波に乗るチャンスですし、是非ともこれを布石に新作も期待したいところです。

 

 


鬼武者 公式サイト


 

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