Switch向けの対戦ゲーム『Paladins』を題材にしたシューターの基本的な攻略知識についての記事の第三回目です。
第一回、二回と主にチームワークとしての立ち回りの考え方やセオリーについてお話しさせていただきましたが、今回は「一人のプレイヤーとしてのスキルをどう磨くか」という観点のお話しさせていただきます。
第一回、二回の記事を見なくても分かる内容にはなっておりますが、『Paladins』のようなチーム対戦型シューター(FPS/TPS)はチームの連携がこの力以上に重要なゲームですので、そちらも併せて是非ご一読いただければと思います。(リンクは記事の最後の方に貼っておきます)
それでは『Paladins』で脱シューター初心者!第三回【エイム技術を高める編】を始めていきましょう。
TPSやFPS等のシューターにおいてまず操作の最初の壁となるのが「エイム」です。
「エイム」とは敵に狙い(照準)を定める事を指しますが、『Paladins』では右スティックを使用して視点=照準を動かします。
他のシューターには『スプラトゥーン2』や『Fortnite』の様にジャイロを使ってより精度の高いエイムをしやすくしているものもありますが、残念ながら『Paladins』は現段階ではジャイロに対応していません。
ですのでいかに正確に右スティックをコントロールできるかが重要になってくるのですが…これがなかなか難しくて上手くいかないんですよね。
私はマウス操作のPCゲームや家庭用ゲーム機でも『スプラ』みたいなジャイロでエイムできるゲームを今までメインでやってきたので、それと比べて右スティックのエイムは思ったようコントロールできず苦手です。
恐らく初心者の方も下の図の様な事が起きて困っている人も多いのではないでしょうか。
こんな風に右スティックが暴走するように動いてしまい、まともに狙いを付けられないという人は多いと思います。
でも、それに臆する事はありません。
そもそも稼働域の幅が狭い右スティックを使って360度視点を細かくコントロールして正確にピタッと止めるなんて物理的に無理があります。
右スティックで思ったように狙えないというのは普通の事なのです!ズバッ!(言い切った!)
何回練習しても上手く行かないとしてもそれは才能がないからではなく、そもそも右スティックは正確なエイムに向いていない操作なんだという認識でドンと構えましょう。
右スティックがエイム操作に向いていないのになぜ上手にエイムができる人がいるのか?彼らはどうしてこの狙いづらい右スティッを使ってちゃんと攻撃を当てられるのか?
…その答えを単刀直入に言います…
それは…右スティックのエイムのコントロールの上手さ…だけでなく…
「足エイム」というテクニックも併せて使っているからです。
「足エイム」とは下の図のように右スティックではなく左スティックを倒してキャラを移動させることで視点の中心を調整してエイムをする方法を指します。
左スティックによるキャラの移動は右スティックの視点移動よりも繊細な調整がしやすいです。
左スティックをガッツリ倒しても視点はそこまで大きく動かないですからね。
右スティックで大まかに狙いをつけ…そこでズレた分の微妙な位置は左スティックを動かして補正する…という感覚を練習して馴染ませてみて下さい。
「足エイム」は細かい補正として非常に有効な必須テクニックで、これを知っている知っていない、できるできないでは雲泥の差が生まれると言っても過言ではありません。
因みに、正確なエイムがしやすいマウスで操作をする『Paladins』のPC版や他のPC向けFPSでも「足エイム」を使う場面があります。
その一つの代表的な例としてあるのが、下図のように物陰から出たり入ったり横の移動を反復して相手の攻撃を避けつつ、攻撃をする場合ですね。
これは通称「レレレ射ち」と言われています。
語源は『天才バカボン』という漫画をご存知の方ならピンとくると思いますが、「レレレのおじさん」というキャラクタがほうきを掃きながら横に何度も往復する動きに似ていることろからきています(笑)
『Paladins』では体力の低い相手ならヘッドショット一発で倒せるようなスナイパー等高い火力を持つキャラも中にはいますのが、そういう相手には「レレレ射ち」で照準を定めさせないのが有効です。
あまり単調な横の反復運動だと敵に読まれて撃たれるので適度に相手のリズムを崩すように「レレレ射ち」をすると良いでしょう。
ここまででエイムは右スティックだけでなく左スティックも併せて使う事の有効性を説明させていただきましたが、「足エイム」で補正できないくらい右スティックに振り回されてしまうという方は設定が自分に合っていない可能性があります。
ですのでゲームプレイ中に「+ボタン」を押してメニューを開き「オプション」で感度設定をしましょう。
できれば対戦中ではなく「トレーニングモードの射撃訓練」で一人でじっくり調整するのをオススメします。
▲オプション > 操作方法 > X軸感度 / Y軸感度
こちらにある上から5番目と6番目の設定を触ります。
「X軸感度」は右スティックの横方向の感度で数値が高いほど少しの右スティックの傾きで視点が大きく動く様になります。
「Y軸感度」は縦方向で同様です。
これを実際に試し撃ちしながら調整して、自分が操作しやすい設定にしていきましょう。
慣れるまで両方とも感度は低めにして、感度がもっさりしてて重いなと感じて来たなら徐々に上げていくというのがおススメです。
また横方向(X軸)よりも縦方向(Y軸)の方がぶれやすいので「Y軸感度」は「X軸感度」よりもさらに低めにする設定が良いでしょう。
この設定には個人差があるのでベストな答えはないのですが、そこ等にある四角の形をしたオブジェクトの外形の形を視点の中心点で四角く綺麗になぞれればOKです。
他にも「デッドゾーン」や「加速力」等右スティックの精度に関わる設定がありますが、そこに手を付けるのはもっとエイムに慣れてこだわりが出てからでも十分です。
以上が今回の内容になりますが、ここで簡単にまとめておきます。
・右スティックだけでエイムをするのは物理的に難しい
・左スティックで「足エイム」も併用した調整が必要
・「足エイム」は「レレレ射ち」の様な使い方もできる
・右スティックが「足エイム」でフォローできないレベルで暴れすぎるなら感度設定を見直す
説明でも述べました通り「足エイム」を使った補正やテクニックは他のマウスやジャイロエイムを使うFPS/TPSでも使える技術です。
是非これに慣れて頂いてシューターをより楽しんでいただけるようなヒントに少しでもして頂ければ幸いです。
冒頭で述べました前回、前々回の記事及びオススメのチャンピオンのリンクも貼っておきますので、ご興味ある方は是非そちらもよろしくお願いします。
▼前回・前々回の記事
▼オススメのチャンピオンに関する記事